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4038号 2025年3月16日

おすすめの一冊『グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか 』

(本日のお話 2154字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、朝から20kmのランニング。
その後、子どもと公園で砂場遊びをして、一緒にランチ。

午後からは大学院のアルムナイの集まりで、
先生を含めて、皆さんと今後のつながりについて語り合う、とても濃厚な時間でした。

改めて、立教大学大学院 経営学専攻リーダーシップ開発コース(LDC)は、
先生も在校生も修了生も、皆さん尊敬でき、また人としても素敵な方が多く、
最高のコミュニティだと思った1日でした。

運営の皆様、ありがとうございました!



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、最近読んだ本の中からご紹介する「おすすめの一冊」のコーナーです。
今回の本はこちらです。

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『グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか』
河原 千賀 (著)
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本書は、「休み方」をテーマにした書籍です。書籍には「時間術」「生産性を高める」「仕事のコツ」などのテーマがある中で、「ビジネスエリートは、どのように休んでいるのか?」にフォーカスをしたところが新鮮な一冊だと感じました。

昨年4ヶ月通っていた出版ゼミに通っていた方が出版されたとのことで読んでみましたが、「たしかに大事だよなあ・・・」と思うヒントがあり、特に「休みベタ」な人は一読の価値がある本だと感じました。

ということで、その中身をみてみましょう。それでは、どうぞ!

■本書の特徴

本書はアメリカ在住35年で、カリフォルニア州立大学で心理学を大学院で学び、森林公園のコミュニティ内で過ごしている著者が語る「最新の休養法」と語られています。

そんな中で、私が思う本書の特徴は、以下3点だと感じました。

(1)注目されている文献から引用しながら「休み方」に触れている
(2)ビジネスエリートの実践方法をインタビューし、まとめている
(3)実践方法を「アクションリスト」として簡潔にまとめている

内容としては、「瞑想」「マインドフルネス」「ランニング」「キャンプ」「山」「散歩」などですので、積極的に試している方からすると、見たこと・聞いたことがあるものも少なくないかもしれません。

一方、「文献」→「実践インタビュー」→「アクションリスト」と並べていくこと、様々な人の体験談があり、リアルに感じられることで「ポジティブな休み方のレパートリーが増える」という印象をうけました。

また、興味が惹かれる見出しと、わかりやすい文体でテンポ良く進んでいくとで、1時間程度で読むことも可能かと思います、その中で「こんな休み方は試してみたいな思うものと出会える本」と感じました。

■本書の内容

内容については、以下レビューより引用いたします。

(ここから)
―――――――――――――――――――――――――――――――
<趣味、瞑想、スマホ断ち…たった10分、自然に身を置くだけ。「休みベタ」に効く!最先端の休養法>

「日曜日に家でのんびり過ごしていたはずなのに、なぜか疲れが取れない……」
休日に「休めた感」を得られないすべてのビジネスパーソンへ。
本書では、グーグルをはじめ名だたる世界企業のテックワーカーやビジネスエリートたちが実践する休息法・休養法を取材・レポート。体験談や最新の文献を引用しながら、自然に身を置くだけで成果を出せるようになる休み方を詳細に紹介する。「会議の前に森林を眺める」「裸足で土の上を歩く」「2分間でできる瞑想」など、どんな立場の人もすぐに取り入れられるメソッドが満載。

<本書の内容>
第1章 究極の問い 「イキガイ」を持って働けているか?
第2章 新事実! ビジネスエリートが休日にやっていること
第3章 いますぐできる! 忙しいビジネスパーソンのための「デジタルデトックス」
第4章 「直感力」を磨け! 瞑想、マインドフルネスを日常に取り入れる
第5章 科学的に正しい! 活力とアイデアが湧いてくる「自然での過ごし方」
終章月曜日が待ち遠しい! 自然にかえりパワーみなぎる「小さな習慣52」

※Amazon本のレビューより引用
―――――――――――――――――――――――――――――――――ー
(ここまで)

■まとめと感想

余談ですが、本書はタイトルが秀逸だと感じます。「なんだろう?」と、つい惹きつけられます。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』は会計本をわかりやすいタイトルで説明したことでブームとなりましたが、似た魅力を感じました。

出版ゼミで「タイトルは100か0かである」と学びましたが、毎日200冊新しい本が刊行される中で、まず興味を持ってもらうことが商業出版の世界では重要になります。そういう意味では、お手本のような書籍だと思いました。

(一方、専門書や論文として知を社会に残す、読んでくれる特定の人がいる場合は、”正しさ”を重視したタイトルがより重要になるかと思います)

タイトル・見出しなのまとめ方や、内容の方向性など含めて、参考になる本でもありました。(今年は出版をしたい・・・!と思っているため)

ということで、色々と蛇足で語ってしまいましたが、「休み方」のレパートリーを広げたい方に、おすすめの一冊でございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。

<noteの記事はこちら>

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