成長の「4つのステップ」
(今日のお話 2043字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
金曜日は2件のアポイント。
ならびに夜は
「7つの習慣」の3日間研修を泊まりで実施されている企業様の
懇親会に参加させて頂きました。
参加者の皆さんは口を揃えて
「(7つの習慣を学んで)胸が痛くなった」
とおっしゃっていましたが、
進歩のための最初のステップは、
「”何が出来ていないか”に気が付くこと」
だと言われます。
*
今日は、昨日の参加者の皆様への
フォローアップも兼ねて、
「人が効果的に成長する4つのステップ」
についてお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■「人が成長するステップ」とは、
以下のように順序立てられると言われます。
まずは、
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1,”何が出来ていないか”すらわからない(=無自覚無能)
================================
という状態。
そこから、
手痛い失敗をしたり、
先輩から「ここが出来てないよ」と指摘されたり、
研修で「あるべき姿」「理想の状態」を学び、
自分とのギャップに気づいたりと、
知識や経験を経ることで、
================================
2、”出来ていない”という事実を、自分で認識している。(=有自覚無能)
================================
という状態に至ります。
しかし、この状態は、
「できてない」とはわかるが、
どうすれば出来るようになるのかは、
残念ながらわかっていない状態。
ですから、たまに出来ることはあっても、
出来ないことがほとんど、みたいなイメージです。
■しかし、そして、頑張って、
「どうすればできるんだろう」
という葛藤を経て、トライ&エラーを繰り返していくと、
やがて、出来るようになります。
しかし、この状態は、
================================
3,”出来ている”が、”なぜ出来ているのか”が説明できない(=無自覚有能)
================================
という、状態と言われます。
つまり、
「感覚で理解している」
状態。
かなりスペシャリストの域に達しているものの
あえて言うのであれば、
”上手く行く理由が「言語化」出来ていない”
ため、結果として
・成果にムラが出る、
とか
・人に説明することが上手く出来ない
という状態になりがちなのです。
■そして、この状態の、
更に上の状態があると言われます。
この「出来ているが、説明ができない」状態を、
より洗練させていくと、
================================
4,”出来ている”し、”なぜ出来ているのか”も説明できる(=有自覚有能)
================================
という状態に至るのです。
これは、いわば、
”「感覚」で理解していることを、
「言葉」や「図」などの目に見える形に落とし込めている”
という状態。
言葉を変えれば、
『上手く行く方程式』
を「感覚」&「理論」、双方で理解が出来ている、
という状態なのです。
ここまで至ると、
・成果に「再現性」がもたらされる
とか
・人に説明し、「育てること」ができる
というレベルにいたり、
継続的な結果を生み出すことができるようになります。
これらが
「人の成長する4つのステップ」
などと、といわれています。
(※ちなみに、これは一つの説。
別の解釈のパターンもありますので、あしからず)
■そして、思うのですが、
このようなプロセスを頭に入れておくと、
”自分を効果的に育てる一つの指針になる”
のではないだろうか、
そのように思うのです。
例えば、何か研修などを受講して、
「(出来ていないことを知って)胸が痛い」
「自分の未熟さを痛感した」
と思ったとします。
もし、「成長のステップ」を認識していたとすると、
自分の中に生まれたその感情の”痛み”とは、
「”現状と理想のギャップ”を認識した」
ことによって発生したこと、
自分で認識することができます。
捉え方を変えれば、
================================
1,”何が出来ていないか”すらわからない(=無自覚無能)
================================
から
================================
2、”出来ていない”という事実を、自分で認識している。(=有自覚無能)
================================
という階段を上がった、
ということが自分でわかるのでしょう。
■そして、更に、
研修などで学んだことを忘れず、
”先人が築いてきた「成功のエッセンス」”
を、心において振り返率付ければ、
おそらく量稽古だけに頼らず、
効率的に自分を育てることができるのでしょう。
さすれば、「3,”出来ている”が、”なぜ出来ているのか”が説明できない(=無自覚有能)」
の時間を圧倒的に短縮し、
================================
4,”出来ている”し、”なぜ出来ているのか”も説明できる(=有自覚有能)
================================
という状態へ、
飛び級で至ることができるようになる、
そのように思うわけです。
■何にでも、先人が築いたり、
見つけたりした素晴らしき方程式があるもの。
ぜひその”知恵”を活用し、
有限の時間の中で、
自分が持ちうる可能性をできるだけ伸ばせるよう、
努力していきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。