「ああでもない、こうでもない」と思い悩む時間がもたらす価値
(今日のお話 1355字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
またお世話になっている、
某大手IT企業様にて
「7つの習慣 ママさん向け研修」として
働くお母さんを対象に実施いたしました。
時間も9:30~16:00の
時短×合計3日間の特別カリキュラム。
「時間管理」(=仕事と家庭の両立)などについても、
ディスカッションをして頂き、そして、
多くの気付きを得ていただけた様子でした。
(皆様、ありがとうございました!
次回第3回目も、よろしくお願いいたします)
*
さて、本日のお話です。
最近、企業理念の浸透、
ミッションの浸透などについて、
ご相談を頂く機会が増えてきています。
その中で、それらの、
”形なき大切なもの”
を浸透させる上で、
重要だなと感じるところがありましたので、
皆様にご共有させて頂ければと思います。
テーマは、
「既成品は想いが入らない」。
それでは、どうぞ。
■多くの人に当てはまると思うのですが、
「誰かから言われてやったこと」
というのは、どうにもこうにも、
想いが入りづらいものですよね。
子供がお母さんに、
「宿題はやったの?」
と言われ、
「いまやろうと思っていたのに!!」
と、言われた瞬間に
やる気がなくなってしまったり。
はたまた、上司から、
「コレ、やっといて。
会社の方針だからね。」
と、上から降ってきた仕事を
ただ無為に受け止めねばならないとき。
とりあえずこなさなければいけない、
やらなきゃいけない、とわかるものの、
何となくやる気に火がともらない、
そんな感じでしょうか。
■ここで思うのが、
たとえ、
「こうすればよい」という”答え”と、
それに伴う”行動”がわかっていたとしても。
その本人自身が考え、
自主的に、
「答えを探すプロセス」、
それ自体が大事なのではないか、
と思ったのでした。
それは、まるで
パズルのようなもので、
パーツで描かれたまだ見ぬ「美しい絵」を、
”自分自身で「ああでもない、こうでもない」と
頭を悩ませつつ、時間をかけ自ら組み立て作る”
というプロセスにこそ、
意味があり、重みが発生するように思います。
同時に、
「既成品として、既に完成されたパズル」
を手に入れても、
なかなか思い入れが入らないもの。
傍目では同じものだったとしても、
大切にする重みはきっと違ってくるのでしょう。
■冒頭にチームのミッション、
企業理念の浸透などについて、
ご相談いただく機会が増えてきました、
というお話をお伝えしました。
その解決策の一つが、
【「ああでもない、こうでもない」と思い悩む時間の価値】
であり、一見遠く離れた
企業理念や行動指針を、
「自分事に落としこむ一つの方法」
なのではないか、と思うのです。
「マネジメントの父」として有名な
ピーター・ドラッカー氏は、
『計画と実行を分離させてはいけない』
といいました。
「(自分より)下だからやっとけ」
と実行をさせるだけではダメなのです。
実行をさせるのであれば、自分で計画もさせないと、
モチベーションは上がりづらいし、
同様に、企業理念やチームミッションを伝えたい、
というのであれば、やはりその意義などを、
たとえ時間がかかろうとも、
「自分で創り上げる時間」
というのが大切になるのではないか、
そんなことを思った次第です。
答えはやはり、
自分で考え、見つけないといけないものだな、
と改めて。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。