「FFS理論」で自らを知る
(今日のお話 1545字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
父母と昨晩会えたのはよかったですが、
移動が続くとやはり少しへばります。
体調管理はモチベーションの源。
改めて大事だと思う今日この頃です。
*
さて、昨晩ですが、
”FFS理論(Five Factors and Stress)”
という、人の個性や、
関係性を診断するアセスメントについて、
学ばせていただく機会がありました。
この話が、非常に参考になるとともに、
「自らをコントロールする」
というテーマで、
考えさせられることがありましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■FFS理論。
これは、
人の性格を5つの因子にわけて、
そのバランスを見て、
その人の特徴を診断するというサーベイです。
その「5つの因子」とは、
凝縮性 → 自らの価値観を固めていく力
受容性 → 無条件に受け入れる力
分別性 → (自分にとって都合よく)白黒はっきり分ける力
拡散性 → 外部に向かって動いていく力
保全性 → 現状を維持改善していく力
というもので構成されるのです。
例えば、私の場合は、
「受容性」「拡散性」
というのが高かったのですが、
こういう人の特徴は、
”相手の考え方を受け入れる力が強い。
共感力、人を育成する力がある。(受容性)”
”興味が出たものにのめり込むことができる。
積極的に外の世界に挑戦できる(拡散性)”
という、強みを持つそう。
■そして、同時に、
ストレスがかかった時にとる行動も、
傾向があるとのこと。
”受容性”の特徴を持つ私は、
ストレス化に置かれると、
・自虐的になる(もう、俺なんてどうでもいいや)
とか
・人任せ(どうぞ、勝手に決めて下さい)
になる、などの傾向を持ち、
”拡散性”の特徴を持つ私は、
・自由でいられないこと
(=ルールで縛られること)
についてストレスを感じる、
そんな傾向・特徴を持つ、
という診断結果だったのでした。
ぜひ機会があれば、
皆様もやっていただきたいのですが、
実際、やってみた人は殆ど口をそろえて
「あたっている」と言う、
かなり信頼度の高い自己分析テストです。
■そして、このテストを通じて、
自分自身を振り返ってみて、
ふと思ったことがありました。
「自分自身が何を強みとしているのか」
「自分自身はストレスがかかった時に、
どうなる傾向があるのか」
「自分はどんな環境だと力を発揮できるのか」
ということを、
自分自身で認知しておくことは
想像以上に重要な事ではないか、
ということ。
しばしば、
キャリアアップセミナーやら、
自己啓発本やらで、
「自らの人生は自らで作ろう!」
「自分らしく生きよう!」」
なんてことが言われますが、
「自分らしく生きる」ためには、
そもそも
”自分らしさ”って何?
が明確に語れていないと
実現できるはずもありません。
と、考えると、
自分の人生を自分らしく生きる、
ためには、
【「自分の特徴」を知ろうとする試み】
は必要不可欠なことではないか、
と思ったわけです。
■エラと尾と背びれをもった生き物は、
”海の生き物”であり、
強みを活かすのは、やっぱり海であるように、
また、
羽を持った生き物は、
”空の生き物”であり、
強みを活かすのは、やっぱり空であるように、
「自分の持つ特徴」を、
自然と活かせる環境にいることこそ、
充実した仕事であり、
充実した人生に繋がると思うのです。
話を聞くのが上手く、
そして自然にできてしまう人は、
営業なり、カウンセラーになればよい、
細かい事に気がつき、
緻密にミスなくやることが得意な人は、
経理なり、正確性が必要とされる仕事につけばよい。
■自分の強み・弱み・特徴を知り、
【自分というリソースを、自然体で、
最大限に活かせる環境を探すこと】。
そんな考え方は、
自分のキャリアを考える上で、
とても大切なのではないか、
基礎的な考えですが、
改めてそのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。