続けるためには「◯◯」を変えること
(今日のお話 1433字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
午後から愛知へ行き、
9月に実施の新人フォロー研修の打ち合わせなど。
そして夜はそのまま愛知の実家に行き、
父母と団欒してまいりました。
今日は10時から東京にて
お客様との約束があるので、
既に新幹線に乗っております。
まさしく、蜻蛉帰り。
今度はゆっくり帰ろう、と思いました。
*
さて、本日のお話です。
お客様と人材育成のお話をしていると、
基本的に、
「人が変化・変容をするには何が必要か?」
という話になりますが、
この変化・変容に影響を与えるものとして、
いくつかアプローチ方法があると感じています。
今日は、
「続けるためには「◯◯」を変えること」
というテーマで、
継続的・長期的に変わるために必要なことについて、
思うところを皆様にご共有させて頂ければと思います。
それでは、どうぞ。
■誰かの何かを変えて欲しいと思うとき。
自分の何かを変えようと思うとき。
多くの場合、人は往々にして、
”行動”に働きかけようとします。
例えば、上司が部下に対して、
”営業のやり方を変えてほしい”
(=事前準備をきちんとしてほしい)
などと思っていたとします。
すると、
「明日のアポイントの準備はしたか?」
「資料は持ったか?」
「企業分析は終わったのか?」
と、事細かに指示をして、
その部下の”行動”にアプローチをします。
そして、彼/彼女に
「今のやりかた(行動)を変えて欲しい」
と願うわけです。
■しかし、です。
もし当の本人の部下が、
その指示された「行動」に、
価値や意義を感じていなかったとしたら。
すなわち、行動をする理由について、
「意識面」で同意していなかったとしたら、
どうなるのでしょうか。
実はその部下は内心、
「準備が大事とか先輩は言うけど、
細かい準備の時間を、電話かけの時間に回したほうが、
成績に繋がる、と俺は思うんだよな」
などと思っていたとしたら、
どうなるのでしょうか。
恐らくですが、
意識面で納得していない「行動」について、人は、
「言われているうちはやる」
けれども、
一たび言われなくなった瞬間、
やらなくなってしまう、
そんなものではないでしょうか。
■と、考えてみると、人が自分で、
”自発的に、かつ継続的に「行動」することの必要条件”
とは、その過程において、
『「意識」が変わる』
というプロセスが必須になる、
そのように思うわけです。
家庭内において、
「片付けをしなさい」
と言っていても、
子供が片付けをする理由が腹落ちをしていない、
「意識面」で納得ができていないうちは、
自発的な行動ができず、
そのつどつど、
「もら、また散らかっている。
すぐ、片付けをしなさい!」
と叱るか、はたまた、
「片付けたら、おこづかいあげるよ」
みたいに、賞罰をちらつかせて、
動かすことになるのかもしれません。
■どうやったら「意識」が変わるのか、
については、
・自分自身でその意識に向き合う
・意識が変わるような経験をする
(特に大ダメージを受ける体験はかなり有効)
などと、言われますが、
少なくとも、第一歩として、
”「意識面」に目を向ける重要性に気付く”
ことは必要な考えではないか、
と思われます。
メカニズムとして、
・”行動”に働きかけている間は、単発に終わってしまう
逆に、
・”意識”に働きかけると、継続性が持たせられる
このようなルールのごときものがある、
このことを認識することは、
自分や誰かの変化・変容を実現する上で、
とても重要なことではないか、
と思うのです。
と、いうわけで、
まとめると冒頭の◯◯に入る部分は、
【続けるには「意識」を変えること】
というお話でございました。
表面だけでなく、
根本に働きかけようとすること。
当たり前のことかもしれませんが、大切ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。