ネガティブは「動力源」
(今日のお話 1995字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
金曜日は2件のアポイント。
また企画書の作成など。
「効果がある人材開発」について考えると、
参加者の気持ち、組織の状態、
研修後の施策、事前の準備、
考えるべきことが、ものすごくあり、
時に頭から火が出そうになることも。
改めて「人を育てる」ということの難しさ、
そして奥深さを痛感する今日この頃です。
*
さて、本日のお話です。
実は、今日朝6時から、
”早朝テニス”に行ってきました。
先週末にテニス合宿に
参加したことがきっかけで、
図らずも、テニス熱が再燃しております。
今日は、自分の
(テニスへの)
”モチベーションが上がった理由”
について、
「ネガティブは動力源である」
というテーマで、
に思うところを皆様に
ご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■1週間前。
長野へテニス合宿に行きました。
テニススクールのメンバーと、
そしてコーチと、8名が参加。
実は昨年も同様の合宿を行い、
そこで順位を競っていたのでした。
私は全く持って下手なのですが、
レベルとしては同じ位の人が集まるため、
一応、同様のレベルの中では、
「男性4人中 2位」
が私の結果でした。
そして、今年も同様に、
皆で試合をやったのでした。
すると、去年までは私が勝っていた、
あるスクールの仲間とゲームをやったところ、
私の中で、衝撃を受ける結果になりました。
すなわち、
”コテンパンにやられた”
のでした。
■そして、試合後、
その彼が勝者の言葉として、
このように私に言うのです。
「戦略にハマってくれたよね」
「紀藤さんの良いサーブは、
10本に1本しか入んないから、怖くないんだよ」
そもそも負けず嫌いな私。
去年勝っていた相手に負けたこと自体
悔しくて、悔しくて仕方ないのに、
追い打ちをかけるようにそんなふうに言われたら。
「次はボコボコにしてやるかんな!」
と叫びだしたくなるような、
そんな衝動に駆られてしまうほどでした。
しかし、実際のところ、
それが「事実」だから、
何も言えないのです。
ただただ、胸の内にある、
溶鉱炉がグツグツと煮えたぎり
行き場のない悔しさと、
自分への不甲斐なさとで、
暴走しそうになることを抑えるのに
必死になるしかなかったのです。
そして、強く強く、
思ったのです。
「絶対、上手くなってやる。」
「もう二度と(彼には)負けるものか。」
と。
そして、それからというもの、
最近、停滞気味だった
テニススクールへの取り組み方も変わり、
内から次から次へと、
燃えるようなモチベーションが
湧いてくる自分に、
気が付くようになりました。
■そして、この
「悔しい体験」を通じて、
強く思うことがありました。
それは、
【ネガティブは「動力源」になる】
という話。
「悔しい」という感情は、
ある意味、ネガティブな存在だと思います。
下唇を噛みしめるような気持ち。
怒りにも似た感情。
歯がゆくやりきれない思い。
「こんなはずじゃない・・・」
「もっとできるはずなのに・・・」
こういった気持ちは、
正直、気持ちのよいものでは、ない。
■しかし、私の場合、この
「燃え盛るような”悔しさ”」
「痛みすらともなう”悔しさ”」
を全身で受け止めたことによって、
・テニスへのモチベーションが更に上がった
とか、
・練習への取り組み方が劇的に向上した
というような、
「プラスの変化」に
つながったわけです。
すなわち、
『ネガティブな気持ちによって、
プラスの結果が生み出された』
と言えるのではないか、
と思うわけです。
■そして、このことは、
全部ではないにせよ、
「多くの方にとって、当てはまることではないか」
と思うのです。
それが、
テニスであろうが、
趣味の囲碁であろうが、
ビリヤードであろうが、
自分の仕事であろうが、
”思い入れを持つこと”
に対しては、
誰もが大なり小なり、
「悔しさ」とか「不甲斐なさ」
なる感情を持つこと、
あるのではないでしょうか。
しかし、そんな
「こんなはずじゃない」
「このままじゃイヤだ」
「こんな状況が続くなんてゴメンだ」
という、
”今を否定したいネガティブな想い”
があるがゆえに、
人は前に進もうと思えたり、
変わろうと思えたりするのではないか、
と思うのです。
■ぱっと見の、
その時だけの感情に注目すると、
ネガティブに囚われてしまうかもしれません。
しかし、視点を少し変えて、
【ネガティブは「動力源」である】
そう思えて、
そして今の悔しさを
明日の力に変えることができたら、
自分の人生にとって、
強い武器になりうるのかもしれません。
”高く飛ぶためには、深く膝を曲げよ”
などといいますが、
その瞬間の負の気持ちだけに囚われず
時間軸を長く捉え、ネガティブをポジティブに、
ピンチをチャンスに変えることができたら、
より楽しく、より充実して
日々を送れるのではないだろうか、
そのように感じた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。