止めた瞬間から、退化が始まる
(今日のお話 1335文字/読了時間1分半)
■ おはようございます。紀藤です。
日曜日は、妻の実家の茨城へ。
甥と遊んだり、オリンピックを見ながら
ゆっくりしていました。
『池上彰の憲法入門』を読みながら、
ひたすら何か食べ続け、
先月、断食でせっかく減った体重が増量中。
*
さて、週末に物を食べつつけた折に、
ふと気が付いたことがありました。
それは、習慣についての事実であり、
”止めた途端に退化がはじまる”
ということ。
今日は、このことについて、
感じたところを共有できればと思います。
それでは、どうぞ。
■ 私は2年ほど前から、
マウスピース型の歯科矯正を始めました。
あと2-3ヶ月程で終了する予定。
ちなみに「マウスピース型」なので、
物を食べるときは、外す必要があります。
そして、最近は、
だいぶ終了間際なので、
歯の動きも落ち着いてきました。
■ そんな中、この週末の実家にて、
「ひたすら食べる」
ということを繰り返していました。
すなわち
「マウスピースをしない」
という状態が、続いていたということ。
「朝ご飯」を頂き、食べた後、
軽く「果物」などをいただく。
気がつけば「昼食」の時間になり、
おいしく食べた後、
食べ終わってまもなく、
おまんじゅうなど「おやつ」が登場。
そして、夕方には、
さつまいもチップス(おやつ後半)を
食べる機会があり、
そのまま早めの「夕食」。
こんな状態が続き、
マウスピースをしない状態で、
しばらく過ごしていました。
■ すると、夜になって、
「ああ、いかんいかん、つけ忘れていたな」
と、再度、
マウスピースをはめようとしたところ、
かなりキツくなっていたことに気が付きました。
そして、歯科矯正の先生がいっていた、
こんな言葉を思い出したのです。
『矯正器具は21時間、ちゃんとしてくださいね。
外した状態でいると、その間、
元の状態に戻っていくので、気をつけてください』
という忠告。
矯正の場合、
歯列が理想の状態に動く中で、
”矯正の力を緩めた瞬間、元に戻りだす”
ということが起こる、
すなわち、
『止めた瞬間に退化がはじまる』
ということが言えわけです。
■ そして、この現象、
何も歯科矯正だけでなく、
「私達が身に付けようとする、あらゆること」
において、
同じことが言えるのではないか、
そのように思ったのです。
例えば、私の失敗談で、
「英語」があります。
一時期、かなりハマって勉強したものの、
その熱がその後冷めて、
しばらく全く勉強しない期間がありました。
最近、また始めたのですが、
その英語力は、終わった時のまま、
キープはされていませんでした。
英語勉強を止めた時よりも、
明らかに「退化」していたのです。
そして、きっとそれは、
他の勉強でも、スポーツでも、
仕事の感覚でも、そうなのでしょう。
何かを継続的に身に付けようとするのであれば、
手を止めずに、
『少しだけでいいから、とにかく続ける』
ということが、
非常に大切になるのでしょう。
■ 何かを身に付けようとした際、
気が向いた時に始めて、
気が乗らなくなったから止めて、
また始めて、
をしてしまうと、
3歩進んで、2.5歩下がる、ごとく、
エネルギーのロスが大きいもの。
だからこそ、
何かを始めようとした際は、
繰り返しになりますが、
『とにかく続ける』
ことを意識し、こだわることが、
重要なのだろう、
そのように思った次第です。
ちょっとサボって、入りにくく、
キツくなったマウスピースをはめながら、
「習慣化の真理」に思い馳せた週末でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。