書いて書いて書きまくることが、何故良いのか?
(今日のお話 1654文字/読了時間2分)
■ こんにちは。紀藤です。
昨日はお盆の中日でしたが、
1件のアポイント。
ふとしたきっかけから
3年ぶりにお会いしたお客様とご面談。
(I様、昨日はありがとうございました。
お久しぶりにお目にかかれて光栄でした)
その後、社に戻り、
普段なかなか時間がとれない企画書の作成や、
提案のアイデアなどを、紙に書き綴り
頭の中を整理しておりました。
最近、そのような
”手書きのメモ”
を用いて、メルマガのアイデアや、
自分の意見をまとめるために、
そして気持ちを整理するために、
よく活用しています。
そして、その効能を強く感じています。
*
ということで、今日は、
「メモ(書くこと)がもたらす効能」
について、思うところを
皆様にご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■最近読んだ本。
『0秒思考』(著:赤羽雄二)
『すごいメモ。』(著:小西利行)
『サラリーマン逆転劇 ~セクシープロジェクトで差をつけろ~』(著:トム・ピーターズ)
など。
どれもビジネス書で、
サクサク読める良書なのですが、
この本の全てに書かれていたことが、
”メモをすることがいかに大切か”
についてでした。
(すごいメモ。などはそのまんまですね)
■ さて、なぜまた
「メモ(書くこと)」
という、ある意味、
原始的にも見える方法が、
こんなにも、多くの著者から
もてはやされているのか。
それについて、
それぞれの著書は
”メモの効能”
について、
こんなことを述べていました。
例えば、『0秒思考』の著者で、
マッキンゼーにて16年間活躍したコンサルタントの赤羽氏。
彼はこう言います。
「人は考えているつもりでも、実は考えられていない。
結局、同じところを”堂々めぐり”しているだけのことが、結構多い。
紙に書くと、その無限ループを断ち切ることができる。
すなわち、”負の感情のループ”を断ち切ることができる。」
すなわち、
「メモの効能」として
『感情の整理ができる』
ことを一つ挙げていました。
*
また、『サラリーマン逆転劇』の著者。
「エクセレント・カンパニー」などの、
ベストセラー本を叩き出し、
かつ経営コンサルタントとして名を上げている
トム・ピーターズ氏。
彼は、
「トーマス・エジソン、ベンジャミン・フランクリン、
過去の偉人達は皆、メモを活用しまくっていた。
好奇心を持ち、
あらゆることを吸収しようとする
”メモする”
という行動は、
アイデアがふとしたところで繋がり、
ひらめきを生み出す、強力な効果がある」
と語ります。
つまり、
”メモの効能”として
『新しいアイデアを生みだせる』
というのです。
そして、そんな理由から、
・1日A4の紙にアイデアを6行くらい、
10ページを目安に書き連ねよ
とか、
・ノートを書い、
表紙に「しびれること」と書き、
裏表紙に「腹が立つこと」と書き、
思いつく瞬間に、気の向くままに書きまくれ
という行為を、
仕事やプライベートにおいて、
より生産性を上げたり、プラスの成果を生み出す上で、
それぞれの著者は、強く推奨をしていたわけです。
■ デジタル化が進んで、久しい世の中。
”書くこと”
”手書きでメモすること”
は、少なくなりつつあります。
しかし、そんな今だからこそ、
”手書きでひたすらアウトプットすること”
の大切さを痛感するのです。
これは、脳科学的に、
手と脳がつながっている、とか
そんな話も影響しているのでしょう。
日々、
・どうしたらよいか悩ましいとき
・悶々とするけどその原因がわからないとき
・いいアイデアが欲しいけど、
何も浮かばないとき
・意見の食い違いを解決したいとき
というような、
ちょっとマイナスな状況を
解消したい場面においても。
はたまた、
・良いアイデアを生み出したいとき
・学んだことを整理したいとき
・自分の意見をわかりやすくまとめるとき
など、自分の考えを洗練させたい場面においても。
一つの解決策として、
【頭の中にあるものを、吐き出し、羅列する】
ということがもたらす価値は、
予想以上に大きい物があるのではないか、
そのように強く思います。
■ 私も最近、メルマガを書く前に、
5分間で言いたいことを書き連ね、
並べてみることで、
迷いなく、最後まで、
短時間で書ききることができています。
そして、結果的に、
20%程度、メルマガの書くスピードが高まっています。
ということで、
「散漫し、悶々とした想いを整理する」
(=ネガティブ解消)
「色々なアイデアをまとめ、形にする」
(=ポジティブ強化)
という両面の効能を体感する上で、
様々な著者が言われるように、
【書いて、書いて、書きまくること】
という技術を活用してみると、
思わぬ生産性の向上、
問題解決が図れるかもしれませんね。