ファスティングから学んだ「選択と集中」の重要性
(今日のお話 1557文字/読了時間2分)
■ おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
またファスティング(断食)を初めて、3日目でした。
昨日、
「私がファスティングをやっている」と
メルマガにてお伝えしたところ、
予想以上の反響がありました。
実際にやったことがある方、
また興味を持たれている方も多く、
「食の取り方」
というのは、今、最も気になる、
または見直すべきと考える人が、
増えているのではないか、
そんなことを感じました。
(やっぱり、健康は気になりますよね)
*
ということで、
本日も引き続き、
「ファスティングの話」を
続けさせていただきたいと思います。
テーマは、
「ファスティングから学ぶ、”選択と集中”の重要性」
について。
それでは、どうぞ。
■ 今朝で、ファスティング(断食)4日目。
約84時間、何も食べておりません。
流石にお腹が空いています。
しかし、このようなプロセスの結果、
何が起こったのか。
それは、
1,集中力の向上
2,体の回復が早くなる
3,時間がたくさんできる
(+ 若干の空腹感)
というような予想以上に、
良い影響を、全身で感じています。
よくある宣伝文句のようですが、
私も始めるまで、半信半疑でした。
「いやいや、飯を抜いたからって、
”体が綺麗にデトックス”なんて、
そんな単純な話じゃないでしょ。人の体は。」
なんて、どこかで思っていました。
■ しかしながら、実際にやってみると、これが驚き。
処理できる仕事の量も違うし、
持病のアトピーの回復力も違うし、
夜もゆっくり眠れるし、
寝起きもすっきり起きられるし、
本当に効果があるものだな、
と予想外の衝撃だったのです。
■ そして、こういった変化を通じて、
ある疑問が浮かびました。
「なぜ、断食をすることで、
このような変化があるのだろうか?」
と。
そして、その答えを考えていた時に、
あくまでもこれは私の感覚なのですが、
こんな答えが、一つの解として腹に落ちました。
それは、
”今までは、「食べること(=消化)」に使っていたエネルギーが、
『選択と集中』されることで、他のパフォーマンスを高めてくれた”
のではないか、ということ。
そして、調べてみると、
それが、実際ファスティングで言われている効果の一つである、
ということのようでした。
■ 少しわかりづらいので、
簡単な算数で、”例え”を考えてみます。
つまり、私達が
”1日に100”
のエネルギーを持っていたとします。
ファスティングをする前、した後の
before-afterを表すと、こんなイメージではないかと。
~~~~~~~~~~~~~~~
<before> ファスティング(断食)前
・30 → 食事の消化
・30 → 肉体回復
・40 → 脳を使う仕事
合計 100
<after> ファスティング(断食)中
・0 → 食事の消化
・45 → 肉体回復 (1.5倍UP ↑)
・55 → 脳を使う仕事(1,35倍UP↑)
合計 100
~~~~~~~~~~~~~~~
食の消化へ使っていたエネルギーが、
他の領域に振り分けられ、向上する。
こんな感覚です。
まるでコンピューターの、
他のアプリケーションを削除し、
”軽く”なったかのごとく、
・肉体回復、
・知的労働(脳を使う仕事)
という別のアプリケーションがサクサク動く、
そんなイメージ。
そして、この感覚が、
私の日中のパフォーマンスや、
持病の回復を早めてくれた、
そんな気がしているのです。
■ マネジメントの神様である、
故ピーター・ドラッカーは、『選択と集中』に関わる、
このような言葉を残しています。
~~~~
”自らの強みが異常なほどに大きな成果を生む分野に
「集中」しなければならない”
ピーター・ドラッカー
~~~~
この話は、自らの強みを活かすために、
『選択と集中』が必要である、というお話。
しかしこれは、他のあらゆること、
例えば、今回のお話の「ファスティング」にも通ずる、
「一つの原則」
のように感じます。
私たちは、持ちうるエネルギーを、
『選択と集中』
することで、
大きなパフォーマンスを
上げることができるのです。
■ 太陽の光も、何となく、
拡散して受けていたら、温かい、
または日焼けする程度ですが、
虫眼鏡で焦点を絞ると、
物を焼ききるほどのエネルギーになります。
私達は日々、
”自分のエネルギー”
を色々なところにわけて活動をしています。
そして、どのようにエネルギーを拡散させたり、
使っているのかは、なかなか意識しないもの。
ですが、もし高い成果を、
生み出そうと願うのであれば、
そのエネルギーを
【分散させず集中させることの大切さ】
を、改めて認識する必要があるのではないか
そのようなことを、
ファスティングを通じて、思ったのです。
■ もちろん、だからといって、
「ファスティング(断食)をして、他のことに集中せよ」
なんて話ではありませんが、
思わぬところで、
集中が散漫になったりして、
パフォーマンスが落ちていること、
きっとあると思うのです。
例えば、メールが着信するたびに、
気を取られて集中が妨げられたり、
あれもこれもとやろうとし過ぎて、
結局何もできなかったり、みたいなこと、
結構起こっているのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、
ドラッカーだけでなく、多くの偉人が言うように
『選択と集中』
大事です。
自分のエネルギーが
どのように使われているか、
今一度考えてみると、良い気付きが生まれるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。