一流は、「当たり前」をシンプルに美しくこなす
(今日のお話 1405字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
日曜日は選挙へ行き、
その後は、夜からテニス。
そして、昨日テニスがとても上手な友人と、
「テニスの上達のコツとは何か?」
について、プレイの帰りがけに
語り合っていました。
その内容が、
”あらゆる分野における学び”
に通ずるものだと感じましたので、
今日はその話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「一流は「当たり前」を、シンプルに、美しくこなす」。
それでは、どうぞ。
■昨日のテニス帰りの会話。
私「テニスって簡単なようなのに、
なかなか上達しないものだよね。
ちなみに、A(テニスの上手い友人)は
何か気をつけていること、あるの?」
ちなみに、Aくんは一時期バイトで
テニスのコーチもしていた非常に教え上手なテニスプレーヤー。
その私の問いに対して、Aくんはこう答えました。
A「当たり前の話なんだけど、
結局、『基礎』だよね。
上手い人に教わって、ごく稀に、
目からウロコの話を聞くことはあるけれど、
それは例外。
うまくいかない理由を考えると、結局は
・スプリットステップができていない
・ボールをきちんと見ていない
・下半身がサボろうとしている
・力んでいる
みたいに、テニスを習い始めた時に言われた、
ごくごく当たり前のことに原因があることが、
ほぼ100%なんだよね。
なのに、ちょっとできるようになってくると、
【当たり前をサボり始める】んだよね。
経験を積んだから一応、返せたり、
ラリー出来るんだけど、結果的に、フォームが崩れたり、
変な癖がついたりして、上達しなくなる。
強い相手にも、勝てなくなる。
色々見てきたけど、結局、”基礎”、なんだよ」
■この話を聞いて、
最近なあなあでテニスをしていた自分を戒めるとともに、
「本当にそうだよな」と、
強く共感してしまいました。
昔は意識していたのに、
少しできるようになると、
見えない範囲でちょっとずつ手を抜いてしまう。
そして、本当だったら、
やればやるほど伸びるはずなのに、
能力が伸び悩んだり、
逆に低下してしまうことすら起こる。
これ、本当に最近の私のテニスだよな、と。
■そして、同時に、
このことは何もテニスだけでなく、
私達の日常の『仕事』についても、
同じことが言えるのではないか、
そのようにも思ったわけです。
例えば、先輩が新人に、
「言われたことだけじゃなくて、
自分から主体性を持って仕事を探すように」
なんていいながら、
自分は結構ルーティンの仕事ばかりやっていたり。
後輩に、
「仕事はチャレンジだよ。
失敗を恐れちゃあ、ダメだよ」
といいながら、昔の武勇伝ばかり語り、
最近は挑戦どころか、すっかり失敗を恐れて、
めちゃめちゃ守りに入っていたり。
「部署を超えて、
コミュニケーションをすることが大事だよ。
結局は人間関係が大事だからね!」
という一方、忙しいを言い訳に、
最近、部内の特定の人とばかり、
飲みに行って、愚痴りあっていたり。
■そうして、いつぞやは大切にしていたはずの、
”当たり前のこと”
をせず、それでいて、
「最近、なんかパッとしないな」
と現状に不満を感じてしまう。
もしかしすると、
自分に矢印を向けて考えた時に、
「ギクリ」
とする方いるようにも思うのです。
(私を含め 汗)
■テニスでも、仕事でも、
どんなことでも、熟達をしていく様子は、
実はシンプルです。
つまり、”当たり前のこと”を、
無理なく、シンプルに、無駄なくやってのけること。
これこそが、”一流”と呼べるのではないでしょうか。
つまり、
『一流だから、「当たり前」を、シンプルに、美しくこなす』
のです。
プロテニスプレーヤーの、
錦織選手も、フェデラーも、ジョコビッチも、
皆当たり前のことが100%できています。
当たり前のこと、
普通のことだからこそ、大切にする。
この姿勢が自分を磨き、
自らを伸ばしていく上で、
非常に大切なことではないか、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。