勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。
(今日のお話 1655字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
本日は、午前中に英語塾。
午後からは、昨日から某IT企業にて、
営業の方を対象に実施をしている営業研修、
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」
の実施でした。
土曜日にも関わらず、
皆さま熱心に取り組んで頂きました。
また、営業歴10年、20年選手が沢山の中で、
10点満点中、10点、9点など、非常に高い満足度が多く、
「ぜひ他の社員にも受けさせてほしい!」
という嬉しいコメントを多数頂きました。
(参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました!
現場にお役に立てていただけること、心より期待しております)
さて、本日はその研修の中で、
講師が紹介していた言葉がとても印象に残りました。
今日はその話を引用しつつ、
お話をお伝えさせて頂きたいと思います。
テーマは、
「体系的に学ぶ価値」
について。
それでは、どうぞ。
■私達の研修では、
「7つの習慣」にせよ
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」にせよ、
「スピード・オブ・トラスト」にせよ、
”体系的に学ぶこと”
を私達のプログラムの強みとして、
お伝えしています。
改めて思うのですが、
・バラバラとパズルのピースをかき集めるように学ぶ
よりも、
・一定のプロセスに従って、体系的に学ぶ
ほうが、効率的
かつ効果的に学べると確信しています。
■そして、きっと、そう思うのは
私だけではないはず。
だからこそ、AIが発達した
こんな世の中になっても
「マネジメント」を、ドラッカーを通じて体系的に学んだり
「リーダーシップ」を、
コヴィー博士の”7つの習慣”を通じて体系的に学んだりすることが、
未だに衰えることなく、
むしろますます増えてきているのでしょう。
■では、なぜ
「体系的に学ぶこと」
がよいのでしょうか。
理由は色々あると思うのですが、
そのメリットの一つに、
『自分が出来ているところ、
出来ていないところが整理できる』
ことがあります。
例えば、先ほどの、
ヘルピング・クライアンツ・サクシード研修。
この研修を通じて、
「セールスを体系的に学ぶ」ことによって、
『出来ているところ、出来ていないところ』が整理されます。
「自分はそもそも【信頼を築くこと】ができていなかったな」
「今回のコンペに負けたのは、信頼は築けたけど、
【相手の隠れたニーズを捉える事】ができなかったからだな」
「相手の【予算感、意思決定者のプロセス】を、
きちんと把握できていなかったな」
そのように、
”部分ではなく体系的”に学ぶことで、
「自分がどこで躓いたのか」が
客観的に判断出来るようになるわけです。
■そして、それは、
エクセルの技術であれ、
コーチングであれ、
テニスの上達の方法であれ、
プレゼンテーションのポイントであれ、
何でも一緒。
”体系的に”
”言語化して”、
”順序立てて”、
そして、出来るならば、
それらを、きちんとしたコンテンツ、
力量のある師の元で学ぶこと。
それによって、
学びは何倍にも効率的になり、
成長のスピードも早くなる、
そのように強く強く、思うのです。
(いくつもの研修・塾に数百万円の身銭を切ってきた身として)
■楽天の野村監督が、野球について、
こんな名言を残しています。
それは、こんな言葉。
【勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。】
野球で言えば、
偶然、相手のミスで勝つ。
たまたまラッキーでヒットになり勝つ。
営業で言えば、
タイミングがよくて幸運にも受注できた。
担当者とウマが会って選んでもらえた。
良い顧客を引き継いだ、など。
そんな「不思議の勝ち」はあリえる。
しかしながら、
「負け」には「不思議の負け」は、ない。
負けには必ず理由がある。
そのように野村監督は言うのです。
そして、負けた時に、
自分が客観的に自分自身のことを分析できること、
・うまくいかなかった理由は何だったのか?
・自分の行動はどこがまずかったか?
・見落としていたところはなかったか?
このように、「負け」の理由を、
学んだ体系にしたがって、緻密に
振り返ることができたとしたら、どうか。
きっと、ぐっと勝率も上がってくると思うのです。
そしてその振り返りに使える、
最強の武器が、
「体系的に学ぶこと」
なのです。
■「不思議の負け」などは、ありません。
そんな視点に経つとするならば、
”負け”を”不思議”のままに終わらせないこと。
繰り返しになりますが、
負けを繰り返さない、そして勝ちを続けるために、
1,(その分野の原則を)体系的に学ぶこと
2,そのことを通じて、自分を分析し改善し続ける
このことが、
学び、成長を効率的にする上で、
非常に重要なポイントではなかろうか、
そのように改めて思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。