「まっさらにしないと、うまく乗らない」という、学びのルール
(今日のお話 1445字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
「7つの習慣」の研修をご受講いただいた
人事のご担当者様と打ち合わせ、
並びに「戦略実行」についてのプログラムのご説明など。
そういえば、最近
しばしばお客様から、
「フランクリン・コヴィーさんは
”7つの習慣の会社”だと思っていました」
と言われることがあるのですが、
実はその他にも色々やっております。
例えば、
『戦略実行』
『生産性向上』
『信頼構築』
『営業力強化』
などなどは、私達の得意分野です。
上記に関わる無料イベントも開催しておりますので、
よろしければぜひお越しくださいませ。
【プログラム説明会(無料)の一覧はコチラ】
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さて、本日のお話です。
私は今歯科矯正をしているのですが、
昨日、定期検診に歯医者にいったときに、
治療をされながら、ふと思うことがありました。
今日は、
「学びはゼロベースで」
というテーマで、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■約2年前から、
私は歯科矯正を始めました。
ちなみに、その歯科矯正法は、
「インビザライン」といって、
透明のマウスピースで強制をする方法です。
どうやら、比較的新しい矯正法(らしい)です。
そして2年経って、
だいぶ噛みあわせも良くなってきました。
そこで、先日、
青山にある矯正歯科に行ったところ、
先生が言いました。
「いい感じに進んでいますね。
今日からは、歯にゴムを着けて、
下顎の歯を、後ろに引っ張るようにしていきましょう。
では、まず”フック”を歯につけますね」
そういって、私の歯の、
「フックをつける」という場所に、
ごく薄く研磨機で削り始めました。
削りながら、先生は独り言のようにつぶやきます。
『歯にフックをのせるときって、
”まっさら”にしないと、
乗せても、スグ取れちゃうんですよね』
■「まっさらにしないと、乗せてもスグ取れる」
ふむ。
この一言を聞いた時に、治療を受けながら、
全然関係ない話なのにも、
「まさしく人の成長も同じようなものだよな」
と、想い馳せてしまいました。
というのも、
とある保険会社にて、素晴らしいプログラムで
リーダーを養成している人材育成の担当者の方が、
こんな話をしていたのです。
「リーダーを育てるとき、時間が掛かることがあります。
それは、”『悪い習慣』が染み込んでいるとき”、です。
いくら私達が、誇らしく、
素晴らしいリーダーシッププログラムで、
共に学ぼうとしても、
まずその人自身の『悪い習慣』を取り除くのに、4ヶ月かかる。
これが、大きい。」
「良い習慣をつける前には、
まず悪い習慣を取り除かなければいけないんです。
『悪い習慣の上に、良い習慣をのせようとしても、
残念ながら、スグにはがれ落ちてしまう』
んですよね。」
と。
■新しいことを身につける、
ということは、時に、
”今までのやり方を捨てる”
ことを意味する場合があります。
ですが、「何かを学ぼう」、
「新しい手法を教えてくれ」と言っている割に、
つい、
・今までのやり方に固執したり
・「何を教えてくれるんだい?(高飛車)」と、
新しい学びに対して上から見ていたり、
・ハナから疑いの気持ちで、
相手を評価する気満々だったり
することがあったとしたら、
それこそ”新しい学び”など、
身につくはずもありません。
何かを学ぼうとする、
身に付けようとするならば、
一度今までのことをリセットすることが大切です。
前述した、歯のフックではないですが、
【まっさらにしないと、うまく乗らない】
のです。
何か新しいことを身につける際には、
今までのことをリセットして学ぶ勇気を持つこと。
これがこそ
自分を進化させ、作りかえていくために、
重要なスタンスではないか、
そのように思った次第です。
常に純粋な気持ちで、
まっさらでいたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。