「ハイウェイ効果」で劇的な跳躍を
(今日のお話 1905字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は速読教室の2日目。
また朝9:30~19:00まで、
お昼休憩1時間を除いて、ノンストップ。
脳みそがオーバーヒートしました。
*
さて、本日のお話です。
速読のメカニズムで、
非常に納得感があったのが、
「ハイウェイ効果」
と呼ばれるものでした。
本日のテーマは、
「学びの”ハイウェイ効果”」
という内容で、学んだことを皆様に
ご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■「ハイウェイ効果」。
それは、高速道路に乗って、
高速で走リ続けた後に起こる、
不思議な感覚のこと。
高速道路を150キロで走った後、
一般道で、60キロで走ると、
まるでママチャリに乗っているかのごとく、
ものすごくゆっくり感じてしまうあの感覚です。
実際は、60キロそこそこ出ている。
でも「手ぬるく」感じるのです。
■そして、昨日の、
”「速読」を身につけるレッスン”。
これに「ハイウェイ効果」を活用していました。
速読をするためには、
色々なトレーニング手法があります。
例えば、
・視野を広げる とか
・眼球を早く動かす とか
・立体視をして右脳を鍛える とか
・イメージ記憶法で右脳を活性化させる
などなど。
それらを通じて、
”土台となる「読書筋」”
(識字数、文字をイメージに置き換える力、など)
を鍛えます。
そして、”1万文字/分”の識字数を目指すのです。
(ホワイトカラーの平均識字数の約10倍ですね)
当然、スピードを上げると、
読み落としも増える。
だから、1万文字、といっても、
理解できるのは10~20%くらいで、
なんとなくのイメージだけ。
でも、まずは250キロで、
フェラーリでぶっ飛ばす感覚を覚える。
■そして、その後、
普通のペースで読むと、
なんだかとても遅く感じる。
つまり、車の、
「ハイウェイ効果」と
近しい事が起こる。
そのタイミングで、
理解できるようなスピードで読んでみる。
すると、不思議なことに、
初め計測した読書スピードの
2~3倍のスピードになっているのです。
すなわち、
1,「ハイウェイ効果」を活用して、視座を引き上げ
2,その後、レベルを落としても、高いレベルを維持できる
というメカニズムが、
「速読学習の一つの手法」になっている、
という話。
■そして、これらのことを体感して、
思ったことがあります。
それは、
”この「ハイウェイ効果」は、あらゆる学びにおいて、
同じことが言えるのではないだろうか”
と。
よく、ビジネスの世界では、
「自分を成長させたのであれば、二段上の人と付き合え」
とか言われます。
またスポーツの世界でも、
「自分より上手い人と一緒に練習せよ」
など言われることがあります。
そうすると、成長が早くからです。
自分が60キロで走っているのに、
自分よりレベルが高い100キロで走っている人と
一緒に練習することで、引き上げられる感覚。
その違いに愕然としたり、
ひぃひぃ言わざるをえないプレッシャー、厳しさ、
自分の限界に迫るキツさなどは起こります。
それでも、
「ハイウェイ効果」によって、
確実に視座は引き上げられるのです。
日常のルーティンに戻り、
いつもの練習をした時は、
「あっ、何だ。この程度のレベルで、
自分は音をあげていたのか。」
と考えがガラリと変わったりする、
そのようなものだと感じます。
■とすると、です。
もし
「自分がもっともっと急激に成長をしたい」
はたまた、
「誰かを早く、より高く、成長させたい」
と願うのであれば、
”その人のレベルに応じた練習で”とか、
”気持よく感じるくらいでイイ感じに”
ということを一旦取っ払って、
『その人のレベルの数段上の高速体験』
をさせることで、
上のレベルを痛感、体感し、
”パラダイム(ものの見方・考え方)”
を劇的に変えてしまう、
そういった学びのプロセスも、
実は効果的なのではないか、
そのように感じたのです。
■アリはアリのスピードしかわかりません。
チーターの世界を知るのであれば、
チーターと共に一緒に走ってみること。
チーターの練習を、一度だけ共にやってみること。
「ハイウェイ効果」で、
今の環境からの更に上があることを知る。
その感覚を体感して、視座をあげる。
極端かもしれませんが、
「パラダイムを劇的に変える(=パラダイム・シフト」
ための効果的な方法だと思います。
速読体験で、高速体験をして、
そんなことを感じた日曜日でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。