運命は一夜で変わらずとも、進む方向は一夜で変わる
(今日のお話 1428字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
「7つの習慣」研修のご導入についての
お客様との打ち合わせ、ならびに
先日開催いたしました
「スピード・オブ・トラスト」「戦略実行」イベントのフォローアップでの
意見交換などでした。
人事関連の想いあふれる皆様とお話をして
改めて思いますが、
”研修”はとりあえずやればいい、
というものではありませんね。
事前、事後を踏まえたプロセスを、
緻密に計算しなければ、
本当に効果的な良いものにはならない、
そのように強く思います。
だからこそ、人材開発に関わる方は、
業者任せでなく、深く深く考え続けることが
とても大切なのだろうな、
と、思った金曜日。
(私ももちろん最大限、サポートさせていただきます!)
*
さて、本日のお話です。
今日は、
「あり方・考え方を変えることの意義」
について、ある作家の言葉を借りつつ、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私達のビジネスの結果を生み出すものは、
その人の持つ、
「能力」「スキル」
によるところが多いように思います。
例えば、
・MBAの知識、
・英語の能力、
・営業のプレゼン力、
・中小企業診断士の資格、
などなど。
ビジネスにおいて、
自分が何か出来ていない、
まだまだ能力が足りない、
と思うときは、
多くの場合、そのような
「知識・スキルの不足」
が原因であり、だからこそ、
「これを身に着けたい」「学んで出来るようになりたい」
と思うのでしょう。
■しかし、役立つ
「知識・スキル」の獲得には、
当然ながら、時間がかかります。
一瞬で、経験値を積めたら最高なのですが、
残念ながら、そんなウマい話は、ない。
だからこそ、
・目標を見定め、継続的に努力し続ける姿勢、
・時間を捻出してでも、なんとか達成したいと思う気持ち
など、言うなれば自らの
「考え方・あり方」
という、”根”の部分が重要になってくる、
そのように感じます。
■ジム・ローンという、
米国のコンサルタントがいます。
彼がある言葉を残していて、
それが、非常に印象的な言葉でした。
それは、こんな言葉でした。
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『運命を一夜で変えることはできない。
しかし、あなたが進む方向を変えることは一夜でできる。』
(ジム・ローン)
~~~~~~~~~~~~
今は何も出来ないかもしれない。
現状はすぐに変えることができないかもしれない。
そして今の自分の「知識・スキル」も今すぐ向上はしないかもしれない。
しかしながら、私達の仕事は、
短期戦であると同時に、長期戦でもあります。
短期・長期いずれにしても、
何かのきっかけで
『自分はこうなりたい』
と決意するきっかけや
エネルギー源があってこそ、
進む”航路”を変えることが出来ると思うのです。
■現状は変わらずとも、
日々の過ごし方、意識が変わることで、
自らの人生の航路がわずかに1度、2度、変わる。
すると、自分の人生という「船」が進み続けて、
5年後、10年後、15年後になったとき、
まるで違う場所にいることになる。
そして、そのときは、
渇望していた知識やスキルも身に付け続ける習慣が身につき、
現状も全く違った状態になっているのでしょう。
そして、それこそが、
「人が継続的に育っている状態」
といえるのではないか、
と思うのです。
■今すぐに何かを変える、
「知識・スキル」はもちろん重要。
しかし、同時に、
「考え方、あり方」への働きかけも、
これまた先々の未来を考えた際に、
絶対的に必要なことである、
とも感じます。
一瞬で運命は変わらなくとも、
航路を変える一瞬がある。
そしてそれは、
「あり方・考え方」に目を向けた時ではないか。
そうしてこそ、継続的に
自ら「知識・スキル」を習得できる、
力強い存在に人はなれるのではないか。
そのように思うのです。
人生の航路が変わる。航路を変える。
難しくとも、
そんな影響を与える人材開発を
目指していきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。