「固いんだけど、なんか柔らかいナタデココ」の姿勢が、自ら影響力を高める
(今日のお話 1675字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また、午前中は、
「戦略を実行できる組織、できない組織」という
”実行”についてのプログラム説明会を行っておりました。
「自社の問題点が改めてわかった」
「なぜ実行できないのか、原因に気がつけた」
「意識、コミットをどう作るかという仕組みが大切と知った」
などのコメントを頂き、大変盛り上がりました。
(ご参加いただけた皆様、ありがとうございました!)
*
ちなみに、この「戦略を実行できる組織、できない組織」。
つい先日、
【個人が自分の目標を実行するための、
特別公開コース「ゴール・アライメント」】
という世界初の公開コースとして
<7月8日(金)、8月10日(水)>に、
実施することとなりました。
「目標を立てるけど、いつも結局、できない」
「年始の計画、立てただけで何も手を付けられていない」
「手帳にタスクリストがたまる一方で、消えない」
こんなお悩み方にとって、
『実行についての原則』を学んでいただくための
プログラムとなっております。
ご興味ある方は、ぜひご検討ください。
単純に、面白いです。
*
さて、本日のお話です。
今日のテーマは、
「想定を広くする」
ことの大切さについて。
早速ですが、それではどうぞ。
■しばしば
「信念の強さ」
の大切さについて語られることがあります。
基本的に自分の意見に”強い軸”がなければ、
誰かを巻き込むこと、影響を与えることなど出来ないでしょうし、
何か困難なときに突き進む力も、
「信念」から湧き上がってくる。
だからこそ、
「自分はこう思う」
「絶対これが答えに違いない!」
「これだけ考えたのだから、きっとこれで行けるはず」
というような”信念”はという力は、
ある意味、とても重要なことだと思います。
■しかし、一方、です。
「こうに違いない!」
という強い強い信念、
これは、ともすると
”ただの思い込み”
になる可能性があることを、
常に頭の片隅に入れておかねばならない、
そのようにも思うのです。
■先日、私が通っている英語塾の先生から、
興味深い話を聞きました。
ちなみに、英語塾の先生は現在70代半ば。
16歳の頃から(1960年頃から)米国に行き、
公私共に海外の文化、日本人の強み弱みを知り尽くす、
完全なるバイリンガルかつ、グローバルな超一流のビジネスマンです。
その先生が、日本人の考え方、
思考のパターンについて、こんな話をされました。
「日本人は、真面目で能力が高い。
素晴らしいところがたくさんある。
しかし、
『単一思考になりがち』
だと感じる。
つまり、”これに違いない!”というときに、
自分が信じたそのパターンから離れなくなりがち。
だから、何かトラブルのとき、
交渉の時でも、
”絶対これでいける!”
という信念があると、その強さ故に、
間違っていても盲目的にそこに向かって突き進んでしまう、
そんな傾向があるように思うんです。」
■そして、そんな状況を踏まえた上で、
彼は、
”グローバルで真に活躍する人、
またはトラブルや問題が起こった時など、
スムーズに危機を乗り越えられる人”とは、
信念を持ちつつ、
『様々な選択肢を、他にもたくさん用意すること』
である、と言うわけです。
もちろん、自分の信念でもある
「A」という意見があったら、
それはそれで大切にする。
しかし、話の流れ、
相手の出方、環境の変化などで、
「A」が必ずしも有効になり得ない場合もある。
そんなときに、
「B」という選択肢もないか、
「C」という選択肢もないだろうか、
そのように考えてみることです。
仕事のプロジェクトなどでも、
交渉のシーン、未来予測などでも、
・楽観シナリオ
・普通シナリオ
・悲観シナリオ
で考えることが大事
なんて言われますが、そんな感じ。
つまり、たくさんのパターンの想定し続けることが大事なのです。
■自分自身の「信念」「思い込み」は
武器であると思います。
しかし、ともすると、
それは単一的な思い込みという、
”諸刃の剣”になり得る。
だからこそ、
信念、自分の考えはもちつつ、
同時に柔軟性も忘れず、
「他の解決策はないだろうか?」
「上司の○○さんだったらどう考えるか?」
「この話が頓挫した時は、次点として何ができるか?」
などを考え続け、
”出来るだけ多くのカードを持つ”ということが、
結果的に人を巻き込み、
何かを成し遂げ、影響力を高める上で、
大変重要なのではないか、
そのように思うのです。
■【信念を持ちつつ、多くの選択肢を持つ】
こと。
例えるなら、
『固いんだけど、なんか柔らかいナタデココ』
のごとく、芯の強さと、
ふわりとした柔軟性を持ち合わせることで、
意見の相違も、はたまた会議やディスカッションも
余裕をもって、最適な答えへと近づけるのかもしれません。
強く固く、時に柔らかく、が大切ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。