離婚カウンセラーが語る、「離婚の原因 第1位」とは?
(今日のお話 1953字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
土曜日の活動。
午前中は英語塾で12時まで勉強。
その後、最近もっぱらハマリ中の、
オンライン英会話の体験コースを受講し、
午後からは出版関連のセミナーへ参加。
特に出版の予定があるわけではないのですが、
面白そうなので申し込んでみました。
すると、大学の教授とか、
既に10万部以上売っている人とか、
結構な売り上げを誇る経営者などなど、
かなり異色な経歴の持ち主がたくさんおり、非常に面白い会でした。
その中で、女性弁護士で
かなりベテランかつ独特の空気感を持たれていらっしゃる方が、
隣に座られ、たまたま話す機会がありました。
そして、そのお話が非常に刺激的、かつ興味深いものでした。
今日は、その女性弁護士の話から、
ちょっとセンシティブな話ですが、
「離婚と自立」
をテーマに、
考えさせられたところを
ご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■セミナーで隣になった女性弁護士。
彼女の名刺には
「弁護士・離婚カウンセラー」
と書いてあり、
一瞬で興味を惹かれてしまいました。
「あの、失礼ですが、
またなぜ”離婚カウンセラー“なのですか?」
と思わず聞きます。
すると、彼女はこう答えました。
「子供の頃、親が離婚したんです。
それがきっかけで、法律に興味を持ち、
そして弁護士になったんです。
ちなみに、私自身3回離婚してるんです(笑)
加えて、女性弁護士は、少ない。
そんなわけで、気づいたら
”離婚専門弁護士”
みたいになっていました。」
なるほど、
と、何となく、何と言ったらわからない空気感に包まれつつ、
その肩書を裏付けるに十分な経歴で、納得してしまいました。
そして、そんな彼女から、
「離婚観」について
プロなりの考えを聞かせて頂いたわけです。
■米国では2回目が本当の結婚、
と言われるくらい、
離婚は当たり前になりつつあるようです。
たくさんのケースを見てきた、
その女性弁護士の方も、
「離婚とは”新しい人生の選択の一つ”でしかない」
という話をされており、
実際私自身もそういうものなのかもしれない、
とも思います。
ですが、ここで女性弁護士の方が、
「なぜ離婚をするのか?」という疑問に対しての
彼女なりの持論が、こんな回答でした。
離婚の一番の理由、それは、
『相手に求めてしまう』
ことである。
この一言に、
離婚の主な理由は集約されるのではないか、
そう彼女は語りました。
「旦那(妻)が、家事を手伝わない」
「旦那(妻)が、いつも休日にゴロゴロしている」
「旦那(妻)が、話を聞いてくれない」
「旦那(妻)と、価値観が合わない」
確かに、腹が立つ。
ごもっともな意見かもしれない。
その当事者だったら、
我慢ならない、日々苛立つ、
ということも、多分にあるのでしょう。
しかし、です。
一度相手の行動が気になりだすと、
自分の思い通りに相手が動かないと、
ますます腹が立ったり、
相手の行動の、
些細な、小さなことでも
イライラしてしまう。
そうすると、
相手といることが苦痛になり始めてしまう。
そうして、ますます相手の自分と合わないところ攻め合い、
泥仕合のごとくなってゆく。
こんなケースが、かなり多いようです。
■ですが、離婚カウンセラーの、
ご自身もたくさんの離婚を経験している彼女曰く、
「色々経験してわかったのは、
『相手に求めてしまう』ことが全ての原因。
長続きする夫婦はお互いが”自立”していて、
ある意味相手の変わらないところを諦めていますよね」
とのこと。
相手は相手。
自分は自分。
相手は変えられない。
自分ができることに集中する。
他に影響されない、
「”自立”した自分」
を目指すこと。
お互いに相手に求め合い、
傷つけ合う”共依存”ではなく、
自立した二人が同じ方向を見つめ、
より充実した、高い成果を求める
”相互依存(相互協力)”を目指すこと。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、
お互いにその境地を目指し、ある種、修行し続けるような旅が、
違う人間である誰かと「共に歩む」
ということなのかもしれない、
そんなことを感じました。
■もちろん、本当に合う、合わない、
好き嫌いというものもあります。
だから、全部が全部、
「相手に求めるな!」「自立だ!」
という話ではありませんが、
ある程度の範囲まで、
それぞれが「自立」を目指すことは本当に重要だろうな、と。
「7つの習慣」でも、
究極の結果である、
”第6の習慣 シナジーを創り出す”
(=相互依存/相互協力)
を実現するためには、
まずはそれぞれが「自立」へと至る必要がある、
と言います。
「くれくれ星人」(お前が○○してくれという人)
状態に陥り、どんな人といても、
求めすぎ、袂を分かつ結果にならぬよう、
まず
「自分は”自立”できているのだろうか。
”共依存”になってはいまいか」
ということを問いかけ続ける姿勢が、
大切なのではなかろうか、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。