「偽りの行動」に注意
(今日のお話 1555字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、「信頼」を高めるための
”スピード・オブ・トラスト”というプログラムが
バージョンアップするということで、
大型のイベントを開催しておりました。
今日の晴れ渡る空と真逆の、
しとしと降る雨の中関わらず、
たくさんの方にお越しいただきました。
(お越しいただいた皆様、ありがとうございました!)
*
さて、最近の私のテーマである「信頼」。
このことについて、
先日のプログラム説明会でも紹介された、
自分を戒められる感覚がある言葉があります。
それは、
『偽り(見せかけ)の行動』
というもの。
今日はこの、
「偽りの行動」をテーマに、
思うところを皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■自分が出来ていないことを知るためには、
「逆から考える」
という事が非常に有効です。
信頼についてテーマにした、
『スピード・オブ・トラスト』では、
信頼を高める、
”高信頼の13の行動”として、
このように紹介しています。
それはこんなもの。
<高信頼の13の行動>
1、率直に話す
2、他者を尊重する
3、透明性を高める
4、間違いを正す
5、忠誠心を示す
6、結果を出す
7、より上を目指す
8、現実を直視する
9、期待を明確にする
10、アカウンタビリティを果たす
11、まずは耳を傾ける
12、コミットメントし続ける
13、他者を信頼する
目を通してみると、
「まあ、大事だよね」
という感じでしょうか。
■もう少し掘り下げると、
それぞれの言葉の意味が定義されます。
例えば、「1、率直に話す」は、
このような説明がされます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
<率直に話す ~Talk Straight~>
・正直になる。真実を話す。
・あなたの立場をわかってもらう。
・わかりやすい言葉を使う。
・事実をゆがめたりしない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
恐らく、これを見ても、
「まあ、大切だよね」
という感じではないでしょうか。
■しかし、当たり前のことは、
よく聞くからできていると思いがち。
しかし、です。
「本当にこれができているのか?」、
と問うべく、
その裏返しの『偽りの行動』を考えてみると、
人によっては、
胸がぎゅっとされるような
”痛いところを指摘された感”
がするようです。
例えば、先ほどの「1、率直に話す」の
『偽り(見せかけ)の行動』、
はこんな感じ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
<偽り(見せかけ)の行動>
・適当に合わせる
・思わせぶりな言動をしたり人を操ったりする
・遠まわしに探る
・表向きは真実を告げながら、偽りの印象を与える
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今一度、じっくり、
読んでみてください。
胸に手を当てながら、
ゆっくり読んでみてください。
そして、考えてみるのです。
もしかしたら私は、
ある人間関係の中で
「適当にあわせてないだろうか?」
「率直に真実を耐える風で、
相手を操作しようとしていまいか?」
そう考えた時に、
「そういうこと、やってしまっている」
と思うこと、
しばしばあるのではないか、
そのように思います。
■そして、恐るべきかな。
人には、
「この人の言っていること、
何か裏がありそう」
というように、
”第六感”とでも言うのでしょうか
言わずとも感じ取られる
”感性”が働く生き物なのです。
だから、
一時的には上手くはぐらかせても、
結局どこかで、ばれる。
そんなことが起こってしまいます。
■もちろん、
「嘘も方便」という言葉もあるとおり、
何でもかんでも包み隠さず、本音どおり、
とはいかないと思います。
しかし、自分自身が、
自分自身を偽り、騙すような、
『偽り(見せかけ)の行動』
をしてはいまいか、
それが習慣になってはいまいか
このことは十分に気をつける必要がある、
そのように思うのです。
■私もつい誰かの批判を恐れたり、
またリスクを考えたりして、
「偽りの行動」をすることがあり、
そのたびに、自責の念に駆られます。
(恥ずかしながら)
そして、それは周りの誰かに
伝わっているのでしょう。
改めて、
正直に、全うに。
自分の軸を貫き、生きて生きたいと
改めて自戒した次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。