劇的な成長は、「積雪」のように
(今日のお話 2653字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
金曜日は1件のアポイント。
また午前は半休を頂き、
運転免許の更新に失敗したため、
免許失効後の再取得の手続きなどを行っていました。
公私共にこういった事務的手続きが非常に弱く、
自分自身の一生モノの課題だと感じる今日この頃。
とはいえ、免許取得などの手続きは、
・平日しかやっていない、
・無駄に煩雑な手続きが必要など、
・必要かどうか分からない仕事をしている人がたくさんいる
というように、
非常に不便でユーザビリティに欠けると
憤りすら感じるところ。
とはいえ、私のような、
おまぬけはそんなにいないと思いますが、
免許更新は本当にお気をつけください。
この件については、全て片付いたら、
教訓も交えて皆様にご共有させて頂ければと思います。
*
さて、前置きが長くなりましたが、
本日のお話です。
今日の午前中も英語塾だったのですが、
自虐ではなく、素朴に力量が足りていないと感じます。
英語の勉強は、なんだかんだで
3年くらいやっている気がします。
ちょろちょろ能力は上がっているけれど、
実用には程遠い、そんなイメージ。
「どうすればもっと劇的な成長を遂げられるのか、、、」
そんなことを考えている中、
先日、ある勉強会の仲間と語り合う中で、
『実力を劇的に伸ばすためのポイント』
について、とある結論が導き出され、
皆で盛り上っておりました。
私自身、非常に納得するものでしたので、
今日はその内容について、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私がつい手に取ってしまう本。
そして次から次へ出てくる、
鉄板ともいえる本のキャッチコピー。
それは、
「1ヶ月でTOEIC200点UP!」
とか
「たった1年で中小企業診断士に合格できる!」
とか
「わずか1ヶ月で10キロにダイエットに成功!」
みたいな
『短期間で、急に成長できる』
ということを謳う商品。
これができたら本当に最高です。
しかし、残念ながら、
私が幾度となくそういった本を手にとって、
粛々とやってきたところで、
「1ヶ月でTOEIC100点UP」することは、
決してありませんでした、
■しかし、そんなある時ですが、
私のいとこの、通称”ようくん”(早稲田大学の2年生)から
こんな報告を受けました。
彼は、私と同じく、英語勉強中。
そして、3ヶ月くらい前まで、
TOEICの点数は610点くらいだった聞いていました。
そんな彼からのメール。
「この前のTOEICで775点とったよ!」
と。
才能あふれる後進の著しい成長に
”後進畏るべし”という格言を思い出すと共に、
その成長の秘訣が気になりました。
(少しばかりのジェラシーを感じつつ)
■そして話は変わり、
私が尊敬する近しい年齢の起業家Nさん。
英語ではないのですが、
彼は学生時代サッカーをやっていたとのこと。
そんな彼は、ある時を境に
リフティングが2万回以上できるようになったそう。
正確に言えば、
天変地異が起こらないか、
または体力が尽きない限り、
永遠とできるらしいとのこと。
これまた、当時の彼に
短期間で一つのブレイクスルーが起こったようです。
■はたまた別の例。
私の友人であり、勉強仲間のSさん。
彼は仕事でブラジルに転勤となり、
ポルトガル語を身につける必要があったそう。
英語はできたけれど、
ポルトガル語はできない。
そんな時に彼は、ある取り組みにより、
わずか3ヶ月で流暢ないわゆるペラペラ・レベルまで
ポルトガル語を習得することができたそう。
これまた、短期間で、
能力を劇的に成長させた「何か」があった様子。
■これらの
『短期間で劇的な成長を遂げた人』の話を聞き、
ある特徴があると感じたのです。
それは、何か。
それは、
【ある一定期間、徹底的に没入していた】
ということでした。
いとこの”ようくん”は、
学生ながら自分の貯金で30万円もの英語プログラムを購入。
退路を断ち、
元来真面目な性格に拍車をかけ、
黙々と勉強をし、短期間でTOEICを、150点スコアをあげた。
*
起業家のNさん。
彼はある期間リフティングにハマり、
学校から帰って、そればかりやっていた。
やりすぎて、ボールを持ったまま
失神するかのごとく眠ることもあったそう。
気付いたら、永遠とリフティングができるようになっており、
2万回を越えた時点で、数えるのをやめたとのこと。
*
そして、ブラジル転勤のSさん。
能力を高めるべく、
発言必須なディスカッションの場を見つけ、
参加をするようにした。
カタコトしか喋れない自分が、
能力を身につけられるよう、外堀を自ら囲い、追い込んだ。
そして猛烈に勉強をし
わずか3ヶ月で劇的な成長を遂げた。
■これらのことを見てみると、
「1ヶ月でTOEICスコア100点UP」
であれ、
「1年で○○の資格をゲット」
であれ、
「3ヶ月で10キロダイエット」
であれ、
”劇的”と言われる成長の影には、
形は違えど、
【一定期間、徹底的に没入する】
という「時間と労力の投資」が、
しかるべく伴っていることに気が付きました。
■言われてみれば当たり前のこと。
しかし、ふと思ったのです。
「これらの時間と労力の投資をなしにして、
”劇的な成長”を求めてしまうことはないだろうか」
と。
一たび”劇的な成長”ができて、
スピードに乗ってしまえば、「成長する楽しさ」を感じられ、
自ら継続的に成長し続けることができるでしょう。
しかしながら、
「成長実感がないまま、”小さすぎる努力”をしている」
としたら、
どこかで自らの成長のスピードの遅さ、
または成長しているかわからなくなり、
挫折、そして失望へと繋がり、
断念してしまうこともありえます。
■だからこそ、思うのです。
何かを身につけんとするのであれば、
【一定期間、徹底的に没入する】
そして、
『土台のとなる能力を身に着ける』
(そして、成長の喜びを感じること)
が非常に重要ではないのでないか、
そのように、強く感じるのです。
■季節はずれの例えですが、
「積雪」みたいなものでしょう。
雪が、しとしと降っても、
積もらずに、すぐに溶けて、
アスファルトに浸み込むだけ。
雪が積もるためには、
”ある期間に、集中して、一気に降り注ぐ”
ことが必要です。
私たちの成長も同じようなものかもしれません。
1、”一気に降り注ぐこと”で、
2、”能力を積み上げる土台”ができ、
3、”溶けることなく(挫折することなく) 継続的に成長できる”
のではないでしょうか。
ということで、長々と書き連ねてしまいましたが、
【劇的な成長は、「積雪」のように】
という比喩で、締めくくらせて頂きます。
私も、色々やるのもいいですが、
もっと集中して、”英語の雪”を
降り積もらせないとなあ、と自戒した次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。