「受け入れがたい苦言」に、どう対処するか
(今日のお話 1653字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は「7つの習慣」のフォロー研修、
ならびに2件のアポイント。
その後、定期的に参加している
とある勉強会に参加してまいりました。
フォロー研修では
「7つの習慣」のアセスメントというものを通して、
自分の”強み、弱み”を知りましょう、
というワークをするのですが、
やはり周りから見てどうなのか、という
「フィードバックを得られること」は、
とても効果的ですよね。
しかし、とはいえ、
厳しいことを言われると少し凹むもの。
時には受け止めづらいこともあります。
ということで本日は、
「フィードバックを受け止める際の心構え」
について研修でお伝えしている内容を絡めて、
皆様にご共有させて頂きます。
(昨日の参加者の振り返りも含めて、ですね)
それでは、どうぞ。
■あなたは、いつも自分のことばかり考えている。
あなたは、時間の使い方が効率的ではない。
あなたの行動は、いつも行き当たりばったりだ。
例えば、フィードバックの内容が、
遠まわしにこんな内容を伝えていたとしたら。
そして、それが自分にとって、
ちょっと受け止めづらい内容だったら。
または、否定したくなるような内容だったとしたら。
恐らく、何かの研修やテストで誰からかの
フィードバックを受けた経験がある方は
”自分の中で消化できない、消化しづらい”
と感じた経験がある方も、
いらっしゃるのではかと思います。
(私も、あります)
■確かに的を射ているのかもしれない。
でも、受け止めづらい。
そんな時、どうすればよいかについて、
「7つの習慣」で言っているこんな言葉があります。
それは、
【刺激と反応の間にスペースを空けて、
それから反応を選択しましょう】
という言葉。
(第一の習慣 主体的である より)
■例えば、言われたくない一言。
受け入れがたい自分への評価。
これは”ネガティブな刺激”。
このちょっと厳しい自分への評価、
すなわち、「刺激」に対して、
「いや、何にも周りはわかっちゃいねえな!
本当の俺は違うんだよ」
と、ただ否定するとしたら、
折角のフィードバックの機会を活かすことができません。
どんな意見にも、多少なりとも、
そう語られる理由があるもの。
だから、”ただ否定する”というのは、
長期的に見て、恐らく望ましくない。
■では、ここで一旦、
『”刺激”に対して、一時停止をしてみよう』
とする気持ちを持つことができたら、どうか。
すなわち、
ちょっと冷静になってみようよ、
と思えたとしたら、どうか。
「イラッ→否定する」じゃなくて、
」
「イラッ→・・・(間を空ける)→自分の反応をきめる」
ということに、
チャレンジしてみたら、どうか。
1歩立ち止まろうとすることで、
・少し冷静になって「一理あるな」と思えたり
・「感情のまま否定しても何も生まれない」と
冷静になれたり
・やっぱりこの部分は敢えて受け止めまい、
と、きちんとした判断軸の下、冷静に考えることができたり
と、より望ましい結果に
近づけることができるのではないか、
そのように言うわけです。
■当たり前の話かもしれません。
でも、思うのですが、
つい私たちは良いことにせよ、悪い事にせよ、
何か刺激を受け、感情が高ぶった時、
正直すぎる反応をしていまいか、
とも思えるのです。
でも、何かの刺激に対して、
一時的な感情に流されて「反応」することは、
実は望ましい結果を生まないことも、ある。
だからこそ、
【刺激と反応の間にスペースを空けて、
それから反応を選択してみる】
ということを頭においておくこと。
そして、
ネガティブな気持ちになりそうなもの、
少し受け止めがたいと思われるもの、
それこそ、
「フィードバック」
というものを冷静に受け止めることが、
自分をよりよく育てるコツなのではないか、
そのように思います。
■もちろん「受け止めよう」と思ったとしても
気持ちが治まらない、ということはあるでしょう。
「もやもやとする」
「やっぱり傷つく」
「言い返したくなる」
それは、人間だから、当然。
聖人君子以外は、皆そうだと思います。
ただ、そこで、
『一時停止してみよう。
一旦、自分の中で消化できないか検討するためにも
”スペース”を空けてみよう』
このように「チャレンジすること」が、
自分の伸びしろを高め、
長期的に自分にとってのプラスにもなりうるのではないか、
そう思うわけです。
冷静に、スペースを空ける。
空けようとする。
ベストな選択を常に選び、
自らを育てていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。