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840号 2016年6月2日

「受け入れがたい苦言」に、どう対処するか

(今日のお話 1653字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は「7つの習慣」のフォロー研修、
ならびに2件のアポイント。

その後、定期的に参加している
とある勉強会に参加してまいりました。

フォロー研修では
「7つの習慣」のアセスメントというものを通して、
自分の”強み、弱み”を知りましょう、
というワークをするのですが、

やはり周りから見てどうなのか、という
「フィードバックを得られること」は、
とても効果的ですよね。

しかし、とはいえ、
厳しいことを言われると少し凹むもの。
時には受け止めづらいこともあります。

ということで本日は、

「フィードバックを受け止める際の心構え」

について研修でお伝えしている内容を絡めて、
皆様にご共有させて頂きます。
(昨日の参加者の振り返りも含めて、ですね)

それでは、どうぞ。

■あなたは、いつも自分のことばかり考えている。

あなたは、時間の使い方が効率的ではない。

あなたの行動は、いつも行き当たりばったりだ。


例えば、フィードバックの内容が、
遠まわしにこんな内容を伝えていたとしたら。

そして、それが自分にとって、
ちょっと受け止めづらい内容だったら。

または、否定したくなるような内容だったとしたら。


恐らく、何かの研修やテストで誰からかの
フィードバックを受けた経験がある方は

”自分の中で消化できない、消化しづらい”

と感じた経験がある方も、
いらっしゃるのではかと思います。
(私も、あります)


■確かに的を射ているのかもしれない。

でも、受け止めづらい。


そんな時、どうすればよいかについて、
「7つの習慣」で言っているこんな言葉があります。

それは、


【刺激と反応の間にスペースを空けて、
 それから反応を選択しましょう】


という言葉。
(第一の習慣 主体的である より)


■例えば、言われたくない一言。
受け入れがたい自分への評価。

これは”ネガティブな刺激”。

このちょっと厳しい自分への評価、
すなわち、「刺激」に対して、

「いや、何にも周りはわかっちゃいねえな!
 本当の俺は違うんだよ」

と、ただ否定するとしたら、
折角のフィードバックの機会を活かすことができません。

どんな意見にも、多少なりとも、
そう語られる理由があるもの。

だから、”ただ否定する”というのは、
長期的に見て、恐らく望ましくない。


■では、ここで一旦、


『”刺激”に対して、一時停止をしてみよう』


とする気持ちを持つことができたら、どうか。

すなわち、
ちょっと冷静になってみようよ、
と思えたとしたら、どうか。


「イラッ→否定する」じゃなくて、

「イラッ→・・・(間を空ける)→自分の反応をきめる」


ということに、
チャレンジしてみたら、どうか。

1歩立ち止まろうとすることで、


・少し冷静になって「一理あるな」と思えたり

・「感情のまま否定しても何も生まれない」と
 冷静になれたり

・やっぱりこの部分は敢えて受け止めまい、
 と、きちんとした判断軸の下、冷静に考えることができたり


と、より望ましい結果に
近づけることができるのではないか、

そのように言うわけです。


■当たり前の話かもしれません。

でも、思うのですが、
つい私たちは良いことにせよ、悪い事にせよ、
何か刺激を受け、感情が高ぶった時、

正直すぎる反応をしていまいか、
とも思えるのです。

でも、何かの刺激に対して、
一時的な感情に流されて「反応」することは、
実は望ましい結果を生まないことも、ある。

だからこそ、


【刺激と反応の間にスペースを空けて、
 それから反応を選択してみる】


ということを頭においておくこと。

そして、
ネガティブな気持ちになりそうなもの、
少し受け止めがたいと思われるもの、

それこそ、

「フィードバック」

というものを冷静に受け止めることが、
自分をよりよく育てるコツなのではないか、

そのように思います。


■もちろん「受け止めよう」と思ったとしても
気持ちが治まらない、ということはあるでしょう。

「もやもやとする」
「やっぱり傷つく」
「言い返したくなる」

それは、人間だから、当然。
聖人君子以外は、皆そうだと思います。

ただ、そこで、

『一時停止してみよう。
 一旦、自分の中で消化できないか検討するためにも
 ”スペース”を空けてみよう』

このように「チャレンジすること」が、
自分の伸びしろを高め、
長期的に自分にとってのプラスにもなりうるのではないか、

そう思うわけです。

冷静に、スペースを空ける。
空けようとする。

ベストな選択を常に選び、
自らを育てていきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

【本日の名言】 「そのうちやる」という名の通りを歩いて行き、
行き着くところは「なにもしない」という
名札のかかった家である。

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