人を幸せにするものは何か?
(今日のお話 1556字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
今日はお休みを頂き、
屋久島へ来ております。
昔から妻と「一度は屋久島の縄文杉を見てみたいよね」
と話をしており、祖母の米寿祝いで宮崎に来たついでに、
鹿児島・屋久島へと足を伸ばした次第です。
先週の100キロマラソンに続き、
今日はこれから(朝4時から)、
縄文杉に向かって森の中を20キロ以上歩きます。
一体どれだけ足を駆使するのやら・・・(汗)
*
さて、本日のお話です。
TEDというアメリカの
プレゼンテーションイベントがあります。
NHKで、それを放送している
「スーパー・プレゼンテーション」という番組があるのですが、
私が大好きな番組の一つで、楽しみにしています。
その番組で、先日、
「人生を幸せにするのは何?
~最も長期にわたる幸福の研究から~」
というものが紹介されていました。
非常に印象深い内容でしたので、
今日はそのお話から一部抜粋して、
お伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■ちなみに、このお話のプレゼンテーターは
ロバート・ウォールディンガーというハーバード大学の教授。
彼は、ハーバード大学で
75年間724名の男性を追跡し、
休むことなく仕事や家庭生活、健康などを記録し、
「幸せ」に関して、成人発達研究をしました。
これほどまで長期にわたった
成人研究は史上初だそう。
*
さて、ではそんな研究結果からわかった
「人を幸せにするもの」とは、
結局何だったのでしょうか?
それは、
”私たちを健康で、
幸福にするものは、
【良い人間関係に尽きる】”
ということだったそうです。
特にこの研究で、
”良い人間関係がもたらす3つのこと”
がわかったといいます。
以下、引用いたします。
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良い人間関係と健康の関係について。
第一に、
『周りとの繋がりは健康に本当によい』
ということ。
孤独は命取りになり、家族・友達・コミュニティと
よく繋がっている人ほど幸せで、身体的に健康であり、
繋がりの少ない人より長生きするという事。
第二に、繋がりとは、友人の数だけではなく、
『身近な人との関係の質が重要』、
ということ。
愛情が薄い喧嘩の多い結婚は、
健康に悪影響を及ぼし、恐らく、離婚より悪い。
愛情のある良い関係は、人を保護するとのことです。
第三に、
『良い関係は体の健康だけでなく、脳をも守ってくれる』
ということ。
堅固な良い関係を80代にまで持ち続ける人、
すなわち何かあったとき本当に頼れる人がいる、
と感じている人はその関係に守られ、
記憶障害が置きづらい、ということでした。
(「人を幸せにするものとは何か?」TEDより引用)
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いかがでしたでしょうか。
”75年間に及ぶハーバードの成人発達研究”
といわれると、説得力を感じてしまいますね。
いずれにせよ、
『良い人間関係』は、やはり、
一にも、二にも大切なことなのだろう、
そのように思います。
■忙しい社会にいると、
大切に見えることがたくさんあります。
・仕事のプロジェクト
・明日締め切りの企画
・友人との付き合い
・近所の人間関係
実際、大切なこともあるでしょうし、
それは人それぞれなのだと思います。
しかしながら、
【本当の本当に大切なことは何か?】
と自分に問うたときに、
・義理の付き合い
・自分でなくともできる仕事
・誰か他人の雑事
・成長のため身を粉にして働きすぎる
などは、きっと「本当に大切なこと」ではないはず。
それこそ、今回の
「人を幸せにするものとは何か?」のテーマにもあるような、
『大切な人(家族・友人)との良い人間関係』
だったり、
『自分自身の健康』
だったりするのではないか
そのように思うのです。
■私も、今回、
妻と屋久島に来ておりますが、
こういう時間も大切にしたいものだな、と感じます。
仕事も大事ですし、
意義も感じておりますので、
そちらに全力投球をしつつ、
バランスを考えて、1日1日を大切にしたい、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。