インターバルランナーより、競歩
(今日のお話 2304字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに午前中は「ビジョナリーウーマン」という、
女性活躍推進などで利用されるプログラムの、
無料説明会の実施フォローなど。
こちらも多くのお客様に来て頂き、
非常に盛り上っておりました。
当然のことですが、よく言われる女性活躍推進は、
周りの環境や制度もさることながら、
”女性自身の意識”
を抜きにして考えることはできません。
本プログラムは、
「1、自分が選択する」
「2、自分の人生や仕事に目的を持つ」
「3、大切なことを大切にする」
「4、自分を磨く」
このようなマインドを身に着けることによって、
女性自身がより前向きに、
一歩踏み出せるマインドセットを行います。
三井住友海上火災保険株式会社(MSAD)では、
4"
000名を超える対象者に実施をし、
かつ70%を超える受講者が、
「主体的な発言や行動をするようになった」というアンケート結果となっており、
非常に実績のあるプログラムです。
*
さて、本日のお話です。
昨晩は、久しぶりにテニススクールに行ってきました。
ウルトラマラソンで追ったダメージも大分回復してきました。
捻挫の完治までもう少しかかりそうですが、
すっかり元通りです。
とはいえ、100キロウルトラマラソンの体験は、
自分の中でもやはり、かなり強烈だったよう。
約1週間過ごしてみて、
”ウルトラマラソンが、私の「仕事の仕方」にも影響を与えた”
と強く感じるところがありました。
今日はその点について、
皆様に共有させていただきたいと思います。
(もう終わらせるつもりだったのですが、
またウルトラネタで失礼します汗)
それでは、どうぞ。",■100キロウルトラマラソンに出る、
ある意味、変わり者(?)の参加者は、
私の大会では約300名でした。
そのうち完走できたのが、約200名。
参加者の中には「草鞋(わらじ)」で、
物凄いスピードで100キロ走るおじいちゃんがいたり、
結構大柄でふくよか目の女性なのに、
全くペースを落とすことなく完走する人もいて、
本当に世の中、
たくさんの人がいるんだなあ、
と感じさせられました。
■ちなみに、そんな中での、
私の記録は、
「13時間33分 102位/300位中」
という記録。
思ったより、良かったのです。
ですが足に負っていたダメージは、
他の人よりも大きかった(捻挫していたし)、
そんな気がしています。
だから、特に後半のペースは、
他の人に比べて圧倒的に遅かったはず。
■なのに、なぜ、
比較的いい順位だったのか。
それを考えた時に、
「ある理由」に思い至りました。
それは、
『ダラダラだけど、”ひたすら走り続けていた”から』
ということでした。
つまり、「休みすぎなかった」ということ。
ウルトラマラソンは、
日の出から日の入りまで12時間以上、
走り続ります。
当然ながら、それだけ動くのだから、
その間、食事もしなければ体が持たないし、
そのための『エイド』と呼ばれる、
栄養補給所がランナーのサポートをします。
(私の大会では合計8箇所くらいにありました。)
そして、そこでは、
アメやチョコレート、
おにぎり、饅頭などが提供されます。
椅子もありますし、長丁場の戦いなので、
ある程度休んでからスタートする人がほとんど。
だから、人によっては、
15分とか、ガッツリ休む人もいます。
■しかし、そこで「差」が生まれる。
私は、後半、
多くのランナーに抜かれてばかりでした。
それは足が壊れていて走るペースが、
異様に遅かったから。
座ったりしたら、
二度と動けなくなる恐怖がありました。
だから、エイドでも、
食べるものを食べて、飲むものを飲んだら、
さっさと出発していた。
すると、意外なことが起きたのです。
『エイド』を過ぎて、少し経つと、
”自分を先ほど抜いて、はるか遠くに行ったと思われるランナーが、
再度、私を抜いていく”
ということが頻発したのです。
■すなわち、『エイド』で速いランナーが休んでいる間に、
休まず粛々と走り続けることで、開いた距離を一気に縮めていた、ということ。
そして、そんな抜かれ抜き返し、そしてまた抜かれ、
を繰り返し、結果的にそんなに変わらないことになりました。
”「速いけど、たっぷり休むランナー」と
「遅いけど、ダラダラでも走り続けるランナー(私)」、
実は記録は変わらないんだ”
このことを
経験値として、強く体感したのです。
■そして、このことを通じて、
感じることがありました。
それは、
「頑張ってスピードを上げるより、
粛々とマイペースでやるほうが、
一時的に頑張るよりも早い」
言い換えるならば、
長い戦いでは、
【インターバルランナーより、競歩】
というイメージ。
これを仕事に置き換えると、例えば
「今日は気合を入れて頑張るぞ!」と、
100メートルダッシュ5本みたいな、
負荷をかけた働き方をしたとします。
すると、大体、「ああ、疲れた」と反動がきます。
疲れたので、休みたくなる。
そしてつい、休みすぎてしまう。
そして充電されたら、
気合十分で、120%でまた頑張る。
でももしかすると、
「気合入れて頑張る」→「休みすぎる」
→「気合入れて頑張る」→「休みすぎる」
というスパイラルよりも、
「普通のペースで粛々と」→「ちょっと休む」
→「普通のペースで粛々と」→「ちょっと休む」
のほうが、実は負荷なく、
長期的には、より良い成果に繋がるのではないだろうか、
そのように思ったのです。
■そんなことを、ウルトラマラソンを通じて
体感してから、私は、
「この1時間、超集中して企画書を作るぞ!」
ではなく、
「ムリのないペースで、淡々とやろう」
と思うようになりました。
そして、そちらのほうが疲れないし、
無理なく淡々とできるので、効果的、効率的だと感じています。
「7つの習慣」でも、
効果性の高い状態(effectiveな状態)とは、
『短期ではなく、長期・継続的に結果を出すこと』
である、というお話をしております。
もちろん、時にしっかり休むことも大事ですが、
集中して頑張りすぎて、「休みすぎ」で遅れをとっては本末転倒。
無理なく、粛々と走り、
そして結果的に長い目でより遠くへいける、
そんな習慣・リズムを作り上げていくこと、
すなわち、
【インターバルランナーより、競歩で遠くへ】
そんなことを改めて思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。"