「重要」は「緊急」に吹き飛ばされる
(今日のお話 1805字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は二件のアポイント。
ならびに、全社的に7つの習慣を
導入いただいている企業の人事役員の方と、
今後の会社でどう浸透をさせていくかについて、
そして忙殺される毎日の中で、
「大切にしたいこと」をどう実行するかという、
個人的課題について、ディスカッションしておりました。
時間管理は、本当に難しく、
奥が深いものだと、改めて感じます。
私もまだまだ時間管理については、
初段どころか、5級くらいだと思っていますが、
この永遠のテーマについて、もっともっと
追求していきたいと思います。
*
ということで今日は、
「時間の使い方という話に関連して
「”重要なこと”に時間を割くために」
というテーマでお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■多くの時間管理術にて、
「週の頭に計画を立てましょう」
とか
「月の頭に計画を立てましょう」
ということが提唱されています。
実際、このことはものすごく大事なことだと思いますし、
定期的に
「自分にとっての大事な活動、何か?」
(勉強、健康、人間関係など)
と思いを馳せる内省する時間をとることで、
頭が整理されるという効果もあります。
すると、やる気も出ますし
本当にメリットがたくさん。
だから、
「計画を立てる」ということは、
否定のしようもなく、お勧めです。
■しかしながら、です。
実際のところ、
「計画を立てたこと」
(特に、緊急ではないが重要なこと{=第二領域})
というのは、
漫然と「今週これやろう!」と
思っているくらいでは、
なかなか実行がされないのです。
例えば、手帳に
「今週の第二領域活動は、読書」
と書いたとします。
そして、
「よし、今日は本を読む日。
早く帰って本を読むぞ!」と意気込んでも
いざ夕方になってみると、
「あっ、まだあの仕事が終わってない」
「急に頼まれごとをされてしまったし」
と、不思議と毎度のことのように、
どこからか”緊急事項”が割り込みをしてきて、
「仕方ないか、読書は明日にしよう」
というように、先延ばしになる。
そして次の日も、
「ああ、また今日も、
明日までの仕事が終わってない、
仕方ない、読書は週末にしよう」
となって、
そしてようやく週末が来たら
「ああ、今週は疲れたから、リフレッシュしよう」
とゴロゴロしてしまう。
みたいな感じ。
すなわち、
「重要だと思っていること」
「大切だと思っていること」
は、思っているだけ、
またはちょっと書いたくらいでは、
なかなか実行できないのです。
■では、それはなぜでしょうか。
そして、
ここが今日一番お伝えしたいポイントなのですが、
それは、一つのこんな、
方程式があると思うのです。
【「緊急」VS「重要」で戦うと、
ほぼ確実に「緊急」が勝つ】
というもの。
「重要」(=かつ緊急でないこと)は
「緊急」という竜巻に吹き飛ばされるのです。
そこに意志の力で抗おうとしても、
”竜巻の力”が強すぎて、
やっぱり吹き飛ばされる。
そして、悲しきかな、
できない自分の意志の弱さを呪い、
自尊心を毀損していく。
こんなことが起こっているから、
いつまで経っても、
”「いつかやろう。今日こそはやろう。」
と密かに思っている大事なこと”
は実行に移されない、
ということが起こるのでしょう。
■それでは、どうすれば
「重要なこと」を実行できるのでしょうか?
色々と方法はありますが、
抑えておくポイントとしては、
『「重要なこと」に「緊急性」を持たせる』
ということです。
具体的に言うと、
・人と約束する(誰かを巻き込む)
・仕組みを利用する(やらざるを得ない状況を作る)
みたいに、
「やらないと、迷惑をかける」
「やらないと、自分が痛手を蒙る」
という状況を作ることでしょう。
先ほどの読書であれば、
・「読書勉強会をしよう」と仲間を誘って、
今月読んだ本を共有する場を企画する
などしたら、逃げられなくなりますし、
・家族を誘って図書館に行く時間を計画する
というのも、人を巻き込んでいるので、
有効化と思います。
■「重要なこと」をやろう、
というのは、誰もが納得すること。
でも、それを実行するには、
1、なぜできないのか、という理由を知り
2、どう工夫すればできるのか、を知る
ということが必要になってくると思います。
「7つの習慣」でも、
”第三の習慣 最優先事項を優先する”
ことが、人生の効果性を高める上でと言います。
ぜひ、
「大切なことを大切にできる仕組み」
「大切なことを実行できる習慣」
を作っていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。