表層対話と深層対話
(今日のお話 1775字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに、午後は半休を頂き、
府中にて自動車免許の手続きなど、
諸々を処理していました。
さて、早速ですが本日のお話。
先日読んだ『仕事の技法』(著:田坂広志)より、
「なるほどな」と納得するお話がありましたので、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私たちはどんな仕事であれ、
人に囲まれて働いています。
そして、田坂氏はこういいます。
『表層対話力だけでなく、深層対話力も大切にせよ』
と。
表層対話とは、いわゆる、
「言葉から伝わる(伝える)メッセージ」のこと。
直接「わかりました!」と返事をしたり、
「これ、コピー頼んだよ」と指示をしたり。
一方、深層対話というのは、
『言葉以外から伝わる(伝える)メッセージ』のことです。
つまり、微妙に伝わる表情や、
仕草、声のトーン、間、話し方・・・
こういったところから、
人はメッセージを発しており、
それらのメッセージをやり取りする「深層対話」こそ、
一流のプロフェッショナルに必要な
『仕事の技法』の根底を為すものである、
そのように言うわけです。
■そして、私たちは時に、
”「表層対話」と「深層対話」が違ってくるとき”
(=ダブルバインド/板ばさみ となり悩ましい時)
にしばしば出くわします。
例えば、こんなシーン。
部下から
「さすがですね!課長!」
とお世辞を言われた課長が、
「いやいや、俺なんか、まだまだだよ」
と謙遜の言葉を発しながら、
「得意満面な雰囲気」が伝わってくる場面。
はたまた、上司から、
「今期の目標達成、大丈夫だな!」
と聞かれて、
「大丈夫です!絶対にやります!」
と勇ましく決意表明する部下の表情から
「本当にできるだろうか」という
不安な気持ちが伝わってくる場面。
または、先輩から突然、
「急な用件ですまないが、今日、
この仕事を残業で手伝ってくれないか」
と頼まれ、
「はい、分かりました」
という表情から、
「何で突然、残業を頼むんだ」
という不満な気持ちが伝わってくる場面。
■こんな時、すなわち、
”言葉(表層対話)VS言葉以外(深層対話)”
のメッセージの齟齬が起こっている時。
大体の場合、
【言葉以外のメッセージのほうが「真」である】
ことが多いというわけです。
だからこそ、私たちは、
もしあらゆる仕事において秀でんとするならば、
”「表層対話力」だけでなく「深層対話力」を鍛えること”
が大事である、
そのように田坂氏は言っています。
■私自身、実感として思いますが、
本当に人間関係で仕事のしやすさは決まるようなもので、
だからこそ、日頃から、
相手からの「言葉以外のメッセージ」に
耳を傾ける必要があると共に、
自分から発せられる「言葉以外のメッセージ」にも、
十分に気をつけなければならない、
そのように感じます。
ということで、
・相手の「言葉以外のメッセージ」を汲み取れているだろうか
・自分の「言葉以外からメッセージ」に気をつけているだろうか
そんなことを考え、
「深層対話力」を磨いていきたいものですね。
(『仕事の技法』より一部引用させていただきました。)
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