傷ついている自分は、「ウンテッド・ヒーラー(傷ついたヒーラー)」
(今日のお話 1583字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、2ヶ月ほど前に出会った鍼灸院へ。
我が家で、西洋医学から、
急激に東洋医学への傾倒が進んでおります。
私は鼻炎、アトピー性皮膚炎の根治。
妻は冷え性。妻の母は、リウマチ。
皆で揃って、何かの病に苦しみ、
整体・鍼灸・食事・運動を意識して、
「免疫力を高めよう!活動」を
粛々と行っております。
それが行き過ぎたためか、
今週末には100キロマラソン大会に
私、出場してまいります。
健康にいいのだか、悪いのだか・・・(汗)
※今日のオススメ本
『人間は治るようにできている』(著:福田稔)
さて、そんな中、実は、
私の義理の母も、私も、
断薬(薬をやめること)により、症状が激悪化をする、
という悲しき状況(必要悪ですが)に置かれております。
体の節々が痛い。
体が焼け付くような痒みがある。
痛みで眠ることができない。
集中ができない
そんな状態が続くと、
元気がなくなっていくのです。
こんなことが我が家で(そして私の身にも)
起こっている、こんな昨今でございます。
良いか悪いか、と言われれば、
「悪い」状態、といえるのでしょう。
■そして思うのですが、
恐らく、私だけでなく皆さまの中にも、
何かしら
”抱えている「痛み」”
(肉体だけでなく、精神的なものも含みます)
というものを、
多かれ少なかれ持っている方、
結構いらっしゃるのではないかと思うのです。
また、持っていないとしても、
「昔こんな大変な状況で、心折れそうになった」
「もうあの時はダメだと思った」
「あのツラい時期のことを考えると、今でも胸が痛くなる」
そんな方は
少なくないのではないでしょうか。
(と、色んなお方の話を聞いていて思います)
■そんな時、ふと本を読んでいて、
こんな言葉を見つけたのです。
『傷ついたヒーラー(ウンデット・ヒーラー)は
人にチカラを与える』
という話。
これを読み、私は、
なんだか元気付けられる気がしたと共に、
「不幸の意味づけ」ができたように感じたのです。
ちなみに、「傷ついたヒーラー」とは、
言葉通り、”傷つきながら他者を癒せる”と言う意味。
代表例として、矢沢永吉が挙げられるそう。
詐欺事件の被害者となり、
30億円を超える借金を背負ったものの、
ステージに立ち続けることで完済。
彼の姿は、ファンをはじめとして、
多くの人々に影響を与え続けています。
(『稼ぐ言葉の法則』(著:神田昌典)より引用)
まさしく、傷ついたヒーラー。
そして永遠のロック・スター。
■私たちは、誰かのストーリーに
励まされたり、元気付けられたりします。
特に、バッドな状態、不幸な境遇に関わらず、
立ち向かって、傷つきながらも、前に進もうとしている、
そんな姿は、
誰かをものすごく勇気付け、元気付け、
時に癒すことができるのではないか、
そのように思うのです。
不幸な出来事、よくない出来事は、
それ単体で見ると、
「ただの不幸な経験」
になってしまうかもしれません。
でも、物は捉えようです。
「今の自分の辛い経験が、
いつか誰かを励ますことになるかもしれない」
とその内容を、闘病日記として書き綴ったり、
「今の辛い状況が、これからの自分の人生の、
大きなネタになるかもしれない」
と写真や動画として記録をしておいたりすることで、
”傷ついた落武者”のごとき現状が
”傷ついたヒーラー”のような
誰かを励ます存在になれたり、はたまた
”傷つきながらも克服した成功者”という、
未来の自分へのプレゼントになる。
そんなことが出来るのではないでしょうか。
■私も、大学時代、
バイト先の店長に殴られ、
アゴの骨を割られて、全身麻酔での手術、
全治1年の大怪我をした経験や、
某飲食店において、
鬱状態になるほどの苛烈な勤務をした経験、
(他もろもろ・・・)
など、当時考えると最悪だった出来事は、
今考えれば、学びや引き出しになっている、
そのように思います。
もちろん、何でもそのように
「捉えようである」と言える出来事ばかりではないことは、
百も承知です。
しかし、辛い体験、不幸な体験、
逃げ出したい状況に置かれているのであれば、
「ウンテッド(傷ついた)・ヒーラー」のごとく、
新しく果たせる役割がありはしないか、
そのように発想を変えることができるかもしれません。
というわけで、
皆様が、もしネガティブな状況にいらっしゃるならば、
【このツラい今が与えてくれるプレゼントは何か】
そんな発想で考えてみると、
また違った見方が出来るかもしれませんね。
(と、自分に言い聞かせまくっている、今日この頃です笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。