解決できぬ問題に悩むのはムダ
(今日のお話 1433字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、午前中、
「7つの習慣勉強会」をした後、
午後から友人とお茶をして、
その後、家で映画を見ておりました。
英語の勉強、とかいって、
つい映画に走ってしまう今日この頃。
ならば、せめて字幕なしとか、
字幕も英語でみるべきなのでしょうが、
つい吹き替えの字幕で見てしまうという現状(汗)
真面目に勉強しようと思います。
*
さて、昨日見た映画が
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
という映画なのですが、
非常に面白く、良い話で、
心に染み入るような作品でした。
今日は、映画の視聴の感想と共に、
そこからの気付きを共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■皆様の中にも、
私が昨日鑑賞した映画、
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
という映画をご覧になられた方、
いらっしゃるかと思います。
この映画は、
実在したオーストリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの原作を
映画化した実際の話だそう。
若かりしブラット・ピットが主演した作品で、
実は密かに評価も非常に高く、勉強にもなる作品。
概要としては、こんな話。
(ネタバレにならない程度に)
~~~
1939年、世界最高峰の制覇を目指し、
ヒマラヤ山脈へと向かった登山家ハラー。
だが彼は第二次世界大戦の勃発により、
彼はイギリス軍の捕虜になってしまいます。
登山仲間とともに、
ヒマラヤ山脈を越える決死の脱出を図るハラーたち。
そして逃亡の果て彼らは、チベットの聖地へとたどり着きます。
そこで、幼き頃のダライ・ラマ14世と、
自己中心的な登山家ハラーは交流を始め、
その過程で、荒んでいたハラーの心に変化が起こってきます。
一人の男性の魂の遍歴を記した一大叙情詩。
~~~
■この話の中で、
印象に残った話は、色々あるのですが、
その中の一つで、作品の中の
幼きダライ・ラマが語った言葉が、
非常に心にしみました。
作品の中では、今なお続く、
中国とチベットの問題が描かれます。
ダライ・ラマがインドに亡命をした、
ことの始まりとなった、当時の話。
そして、中国共産党が、
チベットに8万の兵を従えて攻めてくる、
という話をハラーは聞き、
まだ子供のダライ・ラマに、こんなことを言います。
「中国が攻めてきます。
(どうすればよいのか・・・)」
すると、返す言葉でダライ・ラマは
こういうのです。
『解決できる問題をあれこれ悩むのはムダ。
また、解決できぬ問題を悩むのもムダです。』
幼きダライ・ラマは、
周りが混乱する中で、毅然とした態度で、
ただそのように言いました。
■この話を聞いて、思いました。
よく「取り越し苦労」などといわれますが、
私たちは日々悩みんダリ考えたりするとき、
ダライ・ラマが言うように
”「解決できる問題」「解決できぬ問題」
に必要以上に気持ちや時間をとられてしまう”
ことをやってしまいがちではないか、
そして、今という時を
大切にしきれていないのではないだろうか、
そんなことを考えさせられたのです。
もちろん、
「考えてしまうから仕方ない」
といえばそれで終わりです。
でも、人生も時間も有限。
できるならば、
「思い悩む」ということから解き放たれ、
心穏やかに笑顔で過ごしたいもの。
■仏教とは違った角度から、
人の生き方を伝えている「7つの習慣」でも
”効果的な人は、「影響の輪」に集中する。
「関心の輪」(=concern circle つまり、気がかりなこと、どうしようもないこと)
にはエネルギーを使わない”
といいます。
変えられないことに思い悩むことなく、
日々過ごしていきたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。