金なし、コネなし、人脈なし。高校を休学して、世界一周した高校生の話
(今日のお話 2133字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
GW直前の1週間、かなり慌しく、
ばたばたと矢のごとく時間が過ぎていきました。
(つまり、充実していたということですね!)
今後の種まき活動などを含め、
色々とアクションできたので、
これから良い方向に向かうことを祈りつつ。
*
ちなみに、本日は、
朝6時から品川プリンスホテルにて、
友人と(そして妻も一緒に)朝食会。
友人から昨晩突然、
「学校を休学して、世界一周をしてきた、
面白い高校生がいるから、朝ごはん一緒に食べない?」
と誘いがあり、面白そうなので、
急遽、参加する事にしました。
その他にも、
東大出身の広告代理店の方や、
某有名企業に勤めている博士の資格を持つエンジニアの方、
保険のトップセールスマン、
そして、日本代表リーマンの私(と妻)で、
普段しないような話ができて、
朝から、かなり刺激を受けてまいりました。
今日は、そこで出会った
”世界一周した高校生”から学んだ
「主体的な姿勢」
について、思うところを
ご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■金なし、コネなし、人脈なし。
でも、「世界を見てみたい」、という
好奇心と思いはあふれるほどあった高校生、
通称 よっしー。
「バックパッカーで世界一周しました」
という大学生や若者はよく聞くようになりましたが、
さすがに高校生で、しかも周囲がこぞって
「やめておけ」と止める中で、
高校を休学してまで世界を旅した人は、聞いたことがありません。
しかも、お金もなく、
親も出してくれるわけではない。
世界一周となると、
移動費だけでも相当なもの。
素泊まりや食べ物を格安で済ませたとしても、
三桁万円以上は必要になります。
■というわけで、
お金を集めるために、彼は考えました。
そして、ダメもとで、
企業に飛び込み訪問し、
「スポンサーになってくれ。
あなたの会社のロゴをTシャツに入れて、世界を回るから」
とお願いをしにいったり、
(当然断られますが、、、)
はたまた、経営者を見つけ、
「世界を旅したいと思っているんです。
スポンサーになってくれませんか?」
とお願いにいったり、
または個人・法人で協賛金を募ったり、
一方、FacebookなどSNSを作って募金をお願いしたり、
しまいには、
”経営者の集まり”(セミナーなどですね)
なるものに参加し、彼が世界の旅で得たいこと、
貢献したいことについて、100人の前で語り、
そして応援してくれる人を増やしていきました。
■そんな尖った行動をしていると、
応援してくれる人もいますが、
当然、否定・批判する人も現れます。
とある経営者には、
「なんてふざけたことをいうやつだ!
お前みたいなヤツは絶対に成功しない。
今ここで土下座しろ。」
と言われたそうですし、
断られることは日常茶飯事だったとのこと。
それでも、
彼は「ダメもと」で思いつくことは、
何でもやっていきました。
そして、
少しずつ応援してくれる人が増えていき、
150万円の資金を集める事に成功し、
また協力者が各国のNGO団体を紹介してくれ、
その国のことを学ぶ機会を提供してくれたりと、
彼は、世界一周と共に、
今まで知らない世界、
国の経済問題、貧困、たくさんの現実を
知る事になりました。
そんな彼の行動は、
NHKに取り上げられ、
小中学校で講演の依頼が来たり、
また高校生でNPO法人を設立したりと、
若干高校三年生ながら、
影響力を持つ方となっています。
そして今も、
どんどんその力を拡大している様子でした。
■彼の何がすごいのか。
色々ありすぎますが、
その一番大きな一つが、
【先が見えていなくとも、とりあえず踏み出す】
その姿勢だと思うのです。
彼は知識もあるわけでも、
ビジネス経験があるわけでも、
ましてや飛び込み営業なども
やったことがあるわけではなかった。
でも、
”10で足りなければ100、
100で足りなければ1000”
というように、
行動をしまくったわけです、
思いつくことは全部やり、
手数を出して、出して、出しまくった。
そして結果として、
応援してくれる人たちが増え、
彼は自分の目標を実現することができたわけです。
■私達は、つい
「戦略がないからできない」
「資金がないからできない」
「行動にはロジックがないから無理」
「計画がまだできていない」
と頭の中で考えることが
先行しがちです。
確かにそれも大事ですが、
結局、何でもやってみないとわからない。
やらなければ何も始まらないのに、
考えてばかりで、行動しなければ、
何か変わるはずもない。
考える以上に、
”圧倒的な手数を出す”
このことが、実は何かを成し遂げんとする上で、
大前提として必要な条件なのではないか、
そのように思ったのです。
■「7つの習慣」では、
人が効果的な人生を歩むための、
最初の習慣は、
”第一の習慣 主体的である”
といいます。
自分が出来ることに集中すること、
すなわち、
「影響の輪」
に働きかけることで、
だんだんと道が開けてくる、
そのように言っているわけです。
【先が見えていなくとも、とりあえず踏み出す】 こと。
何でもやってみることが大事です。
できそうなことは、とりあえずやる。
手数を出して出して出しまくる。
そしてダメならまた考える。
体育会系まっしぐらな考えではありますが、
実はそんな姿勢こそが大事でないか、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。