ききかた「あいうえお」
(今日のお話 1887字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに朝は、もう2年以上毎週、
「7つの習慣」の朝活勉強会をしている会社様に、
お客様と一緒に参加してまいりました。
今までも何社様か一緒にこちらの企業の
勉強会に参加させていただいておりますが、
その都度大変感動いただくことが多いです。
やはり、
「他の企業の朝活勉強会を見学する」
(実際は参加してしまうのですが笑)
というのは、既成概念を超え、
発想が広がり、刺激を受けることが多いのだろうな、
そんなことを感じます。
もっともっと、
業界、会社を超えた、
「学び合う場」を作りたいなと、
強く思うこの頃です。
(ご賛同いただける人事の皆様、ぜひ一緒にやりましょう!)
*
さて、本日のお話です。
今日は、
「コミュニケーションの原則」
について、ある人事の方から聞いた小話を元に、
気付きを皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■仕事においても、プライベートにおいても、
より良く、充実して生きようと願うのであれば、
「人間関係は大切である」
ということは、
誰しもが感じられることではないかと思います。
そして、そんな大切な
人間関係を良好にする必要不可欠なものは、
”コミュニケーション”、
これまた、当然のことでしょう。
■しかしながら、人材育成の相談で、
よく受ける、悩みごとTOP10に、
こんな話があがるのです。
それは、
『人の話を聞かない人が多い』
というもの。
特に多いのが、
「上司が部下の話を聞かない」
というもの。
若い部下はすっかり飽きているのに、
そして何度も同じ話を聞いているのに、
「俺の時代はこうだった」
「気持ちが足りないんだよ、今の若いモンは」
「行動量だよ、行動量!」
みたいに、
現場の話を聞かず、
一方的に、自分の経験からモノを言ってしまう、
というケース。
(ちなみに、もちろん「良かれ」と思って、
本人は言っていたりします)
でも、これが積み重なっていくと、
メンバーや部下も、
「ああ、自分のことをわかってくれない・・・」
という気持ちになり、
孤立した感覚を覚え、
モチベーションが下がり、
メンタル不全、離職、なんてことにもなる。
こんなことが実際に起こったりします。
だから、
・課長のための傾聴のスキル とか
・コミュニケーション研修 とか
・コーチングの5つの技法
などなどを、
「研修」「トレーニング」として、
導入される会社様も多いのでしょう。
■そして、先日の話。
ちょうど、そんな
「話を聞かない管理職」の話をしていた際に、
ある人事の方(Iさん)がこんな話を聞かせてくれました。
Iさん
「いやね、”コミュニケーションが大事”、とか言いますけれど、
全部、子供のときに学んでるんです。
ある管理職の息子さん(小学校1年生)が、
こんなことを先生から教えられているそうですよ。」
そういって、面白い資料を見せてくれました。
それにはこう書いてありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「ききかた『あいうえお』」
あ ・・・ あいてのかおをみてきく
い ・・・ いっしょうけんめいきく
う ・・・ うなずきながらきく
え ・・・ えがおできく
お ・・・ おわりまできく
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、Iさんは言います。
「こんな内容が「小学校1年生」の教室に、貼ってあるんですよ。
大事なことは、全部ここに詰まっていると思いませんか?」
と。
■なるほどなあ、と深く共感すると共に、
小学一年生でもわかる当たり前のことを、
大人たちは一生懸命トレーニングしているんだな、
となんだか不思議な気持ちになりました。
しかしながら、見方を変えてみると、
ひょっとすると
『大人になったから出来なくなった』
ということもあるかもしれません。
小さい頃は
肩書きも、経験も、世間体も、
積み上げてきた守るものが少なかった。
そのかわりに、
ただただ好奇心や、面白さ、探究心など、
純粋な気持ちだけあった。
だからゆえ、
わからないことにも手を挙げられたし、
自分から何をしたい、これはイヤだ、
と声を上げることも躊躇がなかったのかもしれない、
ふとそんなことも感じました。
■当たり前のこと、大切なことは、
昔から変わりません。
「ききかた『あいうえお』」を見て、
はっとさせられるように、
子供だったからこそ素直にできていたことなど、
もしかすると皆様の中にも、思い当たるふしあるかもしれません。
管理職トレーニングで
「コミュニケーション」を学ぶのも大事ですが、
よくよく考えてみたら、
大人になって、経験を経たがゆえに何かが邪魔をして、
できなくなっていることはあるまいか。
そんなことを、
胸に手を当てて考えてみると、
少し違った気付きがあるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。