土作りには4年かかる
(今日のお話 1355字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は愛知にて3件のアポイント。
また愛知からの東京への帰りには、静岡に訪問。
少し前に「グローバルセールス用7つの習慣」として、
英語バージョンで実施した企業様と打ち合わせなど。
課題のディスカッションなどで、
また面白い話になりそうで一人ワクワクしておりました。
改めて、全国にまたがるご縁に感謝。
*
さて、我ながら最近、
「成果を求める」という意識が
どんどん大きくなっている気がします。
それ自体は悪いことではないと思いますが、
反面、時に成長を焦ったりして、
気持ちに良くない影響を与えることもある、
そんな気もします。
今日は、ある農家さんへのインタビューから、
「成長の”原則”に従う」
という大切さについて、
皆様にご共有したいと思います。
それでは、どうぞ。
■アメリカで、
大規模な”ジャガイモ畑”を管理している、
農家のおじさんのお話。
彼は、こんな話をしています。
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ジャガイモは、
「1年で育つ」っていうけど、
そんなに簡単じゃあないんだよ。
出来たジャガイモの品質が良くないと、
世間からは見向きもされない。
つまり売れないから、商売にならない。
だから隣の農家と競争もあるし、
でも一方、仲間関係もある、
そんな世界なんだ。
最近は、新しい技術や機械ができた。
でも正直、そんなのは関係ない。
意味がない、と思っている。
楽に手早くやりたい。
でもそんなのは無理だとわかった。
まず、『土作りに4年』はかかる。
いい土がなければ、
いいジャガイモは育たない。
少し気を抜いたら、
栄養がなくなり、育たない。
しかも、収穫間際になって、
霜にやられて1日でダメになったりもする。
ジャガイモが最高の状態のときに、
3週間で一気に刈り取らないといけない。
農場には、「原則」が支配している。
自然の原則には逆らえない。
(「7つの習慣3.1」
研修映像『農場の法則』より引用)
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■というような話。
研修で、何度か見ている映像なのですが、
「自分の仕事も人生も、同じようなものだなあ」
と感じずにはいられませんでした。
農家のおじさんは、
ジャガイモ作りのためには、
『土作りに4年かかる』
といいます。
つまり、どんなに自分が焦っても、
最高の成果を出すには、準備の期間が必要であり、
それが原則ということ。
同じように、仕事やプライベートで
「明日すぐ結果がほしい!」と、
すぐに結果を求めたとしても、
それは難しいのでしょう。
『土作りに4年かかる』という話と同様に、
周到な準備、努力、積み重ねをしてこそ、
結果を残すことができるのだろう、
そのように思ったのです。
■成果を求め、急いだとしても、
そこには農場と同様に”原則”が働いているのでしょう。
・さっさと手早く成長を求めている
・(自分という)”土作りの努力”を怠っている
・そのクセに、大きな成果を望もうとしている
もしこんな思考や行動になっていたら、
きっとそれは”原則”にもとった行動です。
すなわち、そんな状況では、
「良いジャガイモ」ならぬ
「(自分が求めている)良い果実」
を手に入れることは難しいのだろう、
そんなことを感じます。
■4年かけて土をつくり、
地道に種をまき、地道に水をやり、
少しずつ根を広げていく。
それが「自分を育てる原則」なのでしょう。
好きなものを食べて、
怠惰な生活をして、
それで得たいものを得ようなどという
甘い考えは捨て、
「原則」に従い、
地道に、着実に自分を育てたいと、
自らを戒めた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。