もったいないオバケの法則
(今日のお話 2234字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、朝からテニススクール。
午後からは、第二領域として、
組織開発に関する本を読んでおりました。
毎月2冊ずつはトレンドに関する書籍を読んで、まとめて、
人材開発に関わる皆様に共有したいと思います。
<今日のお勧め本>
『健康いきいき職場づくり ~組織変革のすすめ』
(著:川上憲人、守島基博、島津明人、北居明)
また夕方からはジムにて筋トレ。
そして、夜は
以後の初段を目指している妻と、
囲碁の対局にはまり、
気付いたら深夜12時でした。
囲碁、面白いです。
*
さて、本日のお話。
「一石二鳥」というのは、
何かとおいしい響きがする、
多くの方は嫌いでない言葉かと思います。
今日は、
「一石二鳥の仕組みを作る、
『もったいないオバケの法則』」
(勝手に私が名づけました)
というものについて、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■さて、個人的な話ですが、
1ヶ月ほど前、私は使っている携帯電話を、
スマートフォンからガラケーに変えました。
というのも会社でも
iPhoneを支給されているため、
2台もいらないかな、ということで、
プライベートのものを
”通話専用のガラケー”に変更をすることにしました。
ちなみに、私が変えた携帯は、
MVNOという格安のプラン。
なんと、月額1300円のみ(!)
インターネットはできませんが、
嬉しいことに『30分の無料通話』もついてきます。
ですから、基本使用料は実質ゼロ、なのです。
秋葉原で、5000円でガラケーを買い、
それにSIMカードを入れて完了。
今まで8000円かかっていた携帯電話の通信料が、
これから1300円になりました。
なんともお得で、嬉しくなりました。
■ですが、1ヶ月ほど使っていて、
ふと気付いたことがあるのです。
『電話をしないので、無料通話が余る』
ということでした。
必然的に、
「この、無料で着いてくる30分、
もったいないなあ。どうしよう。」
と思うわけです。
これはおそらく皆様もそうだと思うのですが、
・無料通話 とか
・もらった映画チケット とか
・買ったコンサートのチケット
などなど、
どういった形であれ、
”自分が購入したり、
手に入れたりしたものを無駄にする”
と、なんだか損した感じ、
しませんでしょうか。
■私は小さい頃、ご飯を残したり、
または物を粗末にすると、母親から
「もったいないオバケが出るよ!」
と聞かされて育ちました。
だから、
”手に入れたものを無駄にする”
という状況があると、
条件反射的に、
「何とか使わないと!」
「もったいない!」
という条件反射的な感情が、
むくむくと顔を出してくるのです。
そしてこの、
「一旦手に入れたものを活用しないと、
なんだか損した気がする」
という条件反射的な一連の流れが起こることを、
『もったいないオバケの法則』
と勝手に名づけてみました。
(こう感じるのは、私だけでしょうか)
■そして、思うのです。
これを上手に活用すれば、
”「普段からしておけばよい活動」を実行する仕組みを、
意識的に作ることができるのではないか”
と。
(ちなみに、「普段からしておけばよい活動」のことを、
7つの習慣では、「第二領域」と呼びます)
少し曖昧なので、具体的な例として、
私の場合の話をさせてください。
私の「普段からしておけばよい活動(でも、出来ていない活動)」は、
”両親と、もっとマメに連絡を取る”
ということでした。
今回、「携帯の無料通話30分」が
ついてきたことによって、
「この無料通話、もったいない。
最大限、有効活用したいなあ」
と思いました。
そして、そうなると
「せっかくだから、この無料通話を使って、
両親と会話をしよう」
「普段話していない姉ともコミュニケーションをしよう」
そんな風に
と、父と母、そして姉とコミュニケーションをする、
という活動に使うことにしました。
そして、これは毎月発生するので、
「もったいないオバケ」は毎月感じます。
すると、おそらく毎月、
両親に電話をすることになる(はず)です。
■ちなみに、他の活動でもそう。
「せっかくジムに入会金を払ったのだから、
行かないともったいない」
「テニススクールに申し込んでいるから、
レッスン回数分行かないともったいない」
「英語塾に申し込んだから、
いかないと元がとれない。もったいない。」
そんな気持ちになり、
「もったいない」という気持ちを消すがごとく、
活動が後押しされている感じがするのです。
そしてこんな状態で突き動かされている状態を、
”『もったいないオバケ理論』を活用している”
と思うわけです。
■この考え方、私の幼少期の教育が影響しているので、
どれくらいの方が共感されるのかはわかりません。
しかしながら、誰にでも多かれ少なかれ、
「せっかく払ったのだから」
「せっかく無料でもらったのだから」
「せっかく申し込んだのだから」
という気持ちは、
自然と感じてしまうものではないだろうか、
そのように思うのです。
であるならば、その
「もったいない」「せっかくだし」と
感じる気持ちを上手く活用して、
「とりあえずセミナーに申し込んでみる」
「とりあえずジムに入会金を払う」
「とりあえず30万英語塾に払ってしまう」
「とりあえず本を買ってしまう」
というように、
”自分が「普段からしておけばよい活動」”
を後押しするきっかけにしたらどうか、
と思うのです。
何かを支払い、
もったいないと思う状況を作りさえすれば、
その元手を回収しようとする心理が働きます。
【『もったいないオバケの法則』を活用して、
自らを推進、前進、成長させる仕組みを作る】
ぜひ、お試しいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。