「その気になった瞬間」を、捕まえる
(今日のお話 1861文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4月の新入社員研修の合間で、
久しぶりの、通常営業日。
二件のアポイントと社内ミーティングでした。
ならびに夜は、
今までなかなかお話しする機会がなかった、
会社の方と、こぢんまりと飲みへ。
そして、仕事や会社について、
熱くディスカッションをしておりました。
身近な人なのに、意外と知らないことがあったり、
話してみたらすごく刺激になるというのは、
やっぱりあるものだな、としみじみ感じました。
灯台下暗し、
ヒントは傍にある、
ですね。
*
さて、本日のお話です。
毎日メルマガを書き、
皆様に日々感じたこと、学びと感じたことを
発信させて頂いておりますが、
日によって
”書くスピードと質”が違うと、
よく感じます。
本日は、
「その気になった時が勝負」
というテーマで、
私のメルマガの例と紐付けて
”生産性を高める”
という議題について
感じたことをご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■昔、何かの番組で、
有名シンガーである宇多田ヒカルさんが
”曲作りをするときのコツ”
なるものを話していました。
こんな内容だったと思います。
彼女曰く、
「曲作りのポイントですか。
そうですね、曲のイメージは、突然降りてくるんです。
その時に捕まえないと、消えてしまう。
だから、「来た!」というときは、
布団にくるまって、鼻歌を歌いながら一気に曲を作るんです。
結構、異様な光景だと思いますよ(笑)」
(うろ覚えなので、少し違うかもしれません。
あしからず。)
すなわち、名ヒット曲を生み出した、
宇多田ヒカル氏の曲作りのポイントは
『曲を思いついた、その瞬間に仕上げる』
ということ、であるといえます。
■ちなみに、私がメルマガを書くときも、
実は同じようなことを感じるのです。
(宇多田ヒカルさんと比較しては、
失礼極まりないですが汗)
私は日々、メルマガでは
1500-2000文字書くのですが、
日によって、
20分で書き終わるときあれば、
なんだかんだで1時間かかるときもあります。
iPhoneで、ちゃちゃっと作成して、
特に訂正もせず完成するときもあれば、
支離滅裂な内容で、
パソコンで何度も書き直すときもあります。
さて、何がその違いを産むのだろうか。
そう考えたときに、
ふと思い当たることがありました。
それが先ほどの宇多田ヒカル氏も言っていた
まさしく、
『思いついた、ネタが振ってきたその瞬間』
に書き始めたかどうかが、
メルマガの完成スピードと質に大きく影響している、
ということでした。
「ネタが振ってくる」
「ネタを思いつく」
この瞬間に気持ちを捉え、
一気に書き上げると、不思議と話の筋道も通っており、
わかりやすい内容になることが、多いのです。
■そして、思うのです。
このことは、宇多田ヒカル氏の作曲や、
私のメルマガだけでなく、
仕事でも同じことが言えるのだろう、
と。
今の時代働く私たちは、
「知識労働者」といわれます。
基本的に”頭”を使って仕事をしていますよね。
「単純作業で、ダラダラやってればOK!」
という仕事に携わっている方は、
おそらく読者の皆様には少ないはず。
そうすると、当然ながら、
集中できる時もあれば、そうでない時もあるし、
仕事が効率よく進む時もあれば、そうでない時もあるでしょう。
そして、そのような
「生産性」の高低をわける要因というのが、
【その気になった時に、すぐやるかどうか】
ではないか、
そのように思うのです。
もっともやる気に溢れ、
アイデアや工夫も浮かび、処理速度も上がり、
結果としてベストなパフォーマンスを出せる、
そんな時がいつかと問われれば、
それは「今やりたい!」とか
「このアイデア、超イイ!」と
思いついたときなのでしょう。
■たまに、
「1日の計画が大事」と言って、
ギチギチに予定を詰め込み、
遊びや余裕がない計画を立ててしまう、
という人の話を耳にすることがあります。
が、知識労働者である私たちは、
「その気になった瞬間」
を逃さず、いかにとらえるかということが、
”生産性”に大きく関わってきます。
と、するならば、
もちろん緻密な計画は大事なものの、
『あえて2割程度の”遊び”を設ける』
ということも大事なのかと思います。
何かのアイデアが浮かんだとき、
「今やりたい!」と思ったときに
【その気になった瞬間に、すぐできる】
という状態にしておくことも、
もしかすると、頭を使い、脳で仕事をする時代において、
大切なことなのではなかろうか、
そのように感じた次第です。
「その気になった時」は
通り過ぎるとなかなかやってきません。
しっかりと捕まえ、
成果に結びつけたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。