ウマい一夜漬け
(今日のお話 1339文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに午後はお休みを頂き、
あるセミナーに参加しておりました。
自分自身のメルマガ1万人プロジェクトに向けて、
何かできることはないか模索中です。
そしてその後家に帰って、
10キロランニング。
ちなみに、あまりここでは告知をしていませんが、
メルマガのバックナンバーなどまとめたサイトを作っています。
よければ、ぜひご参照ください。
(ぜひご友人、知人の方などにご紹介ください!
意外と、メルマガを転送いただき、
喜ばれている方もいらっしゃるようです))
*
さて、本日のお話です。
昨日ご紹介した「奇跡のリンゴ」のお話ですが、
たくさんの反響をいただきました。
ありがとうございます。
というわけで、本日も、
「農業ネタ」でお伝えしたいと思います。
テーマは、
「農場で一夜漬け」。
それでは、どうぞ。
■「一夜漬け」をしたことがある人、
皆様の中にも多いと思います。
私も結構得意で、
学生時代テストはこれでほとんど乗り切っていました。
(別に自慢することではないですが・・・)
ですから、今でも、
ついつい何かバタバタしていると、
この「一夜漬け」に頼りたくなってしまう、
そんな自分がいます。
しかし、そんな状態に対して
「7つの習慣」のコヴィー博士は、
こんなことを述べていました。
『私たちがなぜ、テストで一夜漬けをするのか?
それは、テストやビジネスなど、
社会で決めたことについては、
「一夜漬け」が機能するからだ。
しかし、
もし皆さんが農家だったとしたら、
「農場で一夜漬け」をするだろうか?
一夜漬けで種をまき、
水をやり、明日果実を得ようとするだろうか?』
■この話をすると、聴衆からは、
失笑が起こったようです。
「いやいや、農場で一夜漬けは無理でしょ」
そんな空気を見て、
コヴィー博士は続けます。
『「農場で一夜漬け」は、効きませんよね。
それは、”自然の原則”が支配しているから、です。
自然の中では、一夜漬けは、成立しないのです』
そして、こう問うわけです。
『とはいいながら、
皆さん、家族や、大切な人間関係に対して
「一夜漬け」していませんか?』
と。
■すなわち、何が言いたいのか。
私たちの人間関係や、
家族との関係、健康状態、
長期的な成果をあげることなどは、
「社会のルール」でなく「自然の原則 に近いもの。
だから、
「今日、たくさんお礼をいったから、
妻との関係が急によくなる」 とか、
「昨日走ったから、急に痩せた」 とか、
「先週がんばったから、急にものすごい成果が出た」
などというような、
「ウマい一夜漬け」は存在しない
ということです。
それを期待することは、
まるで「農場で一夜漬け」をしようとするような、
”愚”でしかない。
■ビジネスでもプライベートでも、
「すぐに成果がほしい」
「甘い果実を享受したい」
「何で成果が出ないんだ」
と求めたり、嘆いたりすることがあります。
でも、もちろん環境の影響も
大なり小なりあれ、
最終的には、
【今の自分は、過去の自分の結果】
でしかありません。
だからこそ、腹をくくって、
「1年後、2年後、10年後の、
明日の果実を得るために、
畑を耕し、種を慈しみ、育てよう」
とするスタンスが、
人生における基本的に重要な姿勢なのではあるまいか、
そのように感じた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。