成果を追求するための、量と質のベストバランス
(今日のお話 2033文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに社内ミーティングなど。
また午前から午後にかけては、
知的生産性向上を実現する研修プログラム「5つの選択」について、
詳細に案内をさせていただく機会がありました。
ご説明した方は
「7つの習慣」にも相当詳しい方なのですが、
「”5つの選択”というプログラムが、
実用的な内容だと改めて気がつきました」
「現代社会の残業時間などの問題解決にも効きそう」
などとコメントをいただきました。
改めて、いいプログラムだなあ、と
手前味噌ながら思ってしまました。
そして夜は久々のテニススクールへ。
*
さて、本日のお話です。
今日のテーマは
「量か?質か?」
というよく言われる疑問の答えについて、
私なりに最近考えることがありました。
今日はその内容を
皆様にもご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■最近は物が溢れた時代になりました。
だからでしょうか、
「量より”質”」
という言葉を、よく聞くようになりました。
「やっぱり質が高いものを大切にしたい」
いう意見ですね。
というものの、一方、
「質より”量”」
の支持派も、根強くいるようです。
たとえば、「ラーメン次郎」という
特盛ラーメン屋がありますが、
アレはまさしく「量万歳」でしょう。
質より、”量”か?
はたまた、
量より、”質”か?
この問いの答えは、
なかなか見つからない永遠のテーマにも感じられます。
■そして、この問い、
私たちの仕事にとっても大事な問いである、
としばしば感じるのです。
特に私は営業という立場。
より多くのお客様に影響を与えつつ(量を担保しながら)、
より高い満足度のある価値を提供する(質も担保する)
必要があります。
しかしながら、
「量」を大事、とすると、
社内の管理業務がおろそかになったり、
はたまた無理をして、睡眠不足になったり、
体調を崩しがちになったりします。
1つの提案にかける時間も、
どうしても少なくなってしまう。
つまり「質」が下がるといえるかもしれません。
皆様も、それぞれの仕事の役割において、
「これもやっておいたほうが(量を増やしたほうが)、
ベターだけど あんまり手を拡げると質が下がる。
さて、どうしよう?」
ということ、あるのではないでしょうか。
■こういったことに色々悩んできて、
最近、私は一つの答えに辿り着きました。
それは、
『まず”量”を極限まで高めていき、
”質”がマズくなってきたら、そこで”量”を見直す』
というもの。
すなわち、
まず、”量”&”量”&”量”
ということではないか、と。
少し、乱暴な意見のようですが、
私の場合にそれが非常にしっくりくるのです。
小さいことを丁寧にやることが比較的簡単。
1つや2つ、限られた少数のことを長く丁寧にやれば
ミスはなく、仕事に関して文句を言われる事はないでしょう。
しかし、できることは、限られます。
そしてスピードも落ちます。
これが致命的。
■しかし、私を含め
今の時代、多くの人に求められることは、
「より多くの成果を出すこと」
ではないでしょうか。
特に保守やミスの許されない仕事以外の、
営業や、マーケティング、サービスなどは
その傾向が強いように思います。
だからこそ
”自分の能力を超えてでも、
どんどんチャレンジをしていく”
ということが重要ではないか、
と思うわけです。
例えるならば、
『小さな村』を100人は兵隊で守っていれば、
攻め込まれることはありません。
でも、もし今より、
「もっと大きな成果を求める」ことを目指すのであれば、
『小さな村』じゃなく『町』に進出すべきだし
もっと言えば、『県』や『州』を取りに行くことが必要になります。
100人の兵隊で大きく進出すれば、
戦線の中には手薄になり打ち破られる場所も出てくることでしょう。
■自分の小さな村に閉じこもる、
すなわち自分の能力の範囲内で、
丁寧すぎる仕事を着々とやるのではなく、
自分の能力値を越えて戦線を広げ、
どこまで広げられるかをチャレンジしていく、
そして破られ、ああ、ダメそうだな、と”質”がおろそかになってきたら、
脇を固めるべく”量”を抑える。
そうして、絶妙な
バランスを追い求めていくということが、
もしかすると、
【成果を追求するための、量と質のベストバランス】
を見つける、1つの方法になり得るのではないか
そのように思うのです。
リスクを恐れ、慎重になりすぎ、
決断と行動のスピードを遅らせることのほうが、
実はリスクになる可能性も見過ごしてはいけません。
・メールをやたら長文で送ったり、
・社内資料をやたら丁寧に作りすぎたり、
・汎用的でない企画書を毎回作る、など
「小さな村」に閉じこもった行為によって
失われる時間と機会を、
もっともっと考えることが大事なのではないだろうか、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。