ニ種類の店長の「知的創造」
(今日のお話 1356文字/読了時間1分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は社内ミーティングならびに、
午後に1件のアポイントなど。
また昨日から本日にかけて
IT企業様の新入社員の方のフォローで、
「7つの習慣 2日間研修」を実施しています。
今回の研修は
第一の習慣 主体的である
第二の習慣 終わりを思い描くことから始める
第三の習慣 最優先事項を優先する
の前半部分を中心に学ぶカスタマイズ研修。
とにもかくにも、社会人として、
成果を上げるための考え方は、
早く学べば学ぶほど効果が高いと感じます。
受講者の皆さんが、学びを
これからの成長の糧にしていただけることを祈っております。
*
さて、本日のお話です。
「7つの習慣」では、
”第二の習慣 終わりを思い描くことから始める”
という習慣があるのですが、
この大切さについて、面白いエピソードを聞きました。
今日はそのお話について、
皆さまにご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■外資系の小売店で働いている私の友人のお話。
彼女の職種は「店舗アドバイザー」のようなポジションです。
各店舗の店長と話をして、
より良いお店づくりをするサポートをすることが、
彼女のミッション。
とはいえ、100店舗以上あるので、
それはそれは色々な店長がいます。
そんな多種多様な店長と、
2日間の店舗改善ミーティングを定期的にするのですが、
その中である特徴がみられるそうです。
*
店舗改善ミーティングの初めに、
店舗アドバイザーの彼女は、店長にこう聞きます。
「この2日間のミーティングが終わったときに、
どういった状態になっていたいですか?」
と。
すると、傾向として答えは2つに分かれるとのこと。
一つは、上記の明確に質問に答えられる店長。
すなわち『”終わりを思い描く習慣”がある店長』です。
そういった店長は、
「2日後には店舗の目標をよりブラッシュアップして、
お店のレイアウトや運営方法について改善するアクションを
3つは決めたいです」
と具体的なイメージで明確に答えます。
そしてもう一つは、
「2日後どうなっていたいか?」という質問に、
全然答えられない店長。
すなわち、『”終わりを思い描かず、何となく店舗運営しがち”な店長』です。
そういった方は傾向として、
質問をしても、がとんで、
どんどん脱線してしまうそうなのです。
■そして面白いのが、
このそれぞれの傾向の店長群で、データをとって
店舗売上を比較してみると、平均して
”5~6%程度の売り上げの差”
傾向として生まれる、というわけです。
もちろん「終わりを思い描く習慣がある店長」
のほうが売り上げは高いです。
つまり、「終わりを思い描く」というスキルは、
ビジネスの成果に直結する能力である、
と言えるのでしょう。
■「何を当たり前なことを」と、思われるかもしれません。
確かにこのような、
「まず目標を決める」「終わりを思い描く」ということは、
仕事の進め方の基本スキルに感じる方もいらっしゃると思います。
しかしながら、
会議やミーティングであれ、
休日の過ごし方であれ、
四半期の営業戦略であれ、
「これが終わったときにどうなっていたいのか?」を
常に自らに問うて、
いつ問われても即答できる人はどれくらいいるのでしょうか。
もしかすると、
「余裕があるときは考えるけど、
それ意外と行き当たりばったりでやってしまっている」
という人もいるのかもしれません。
レベルの高い成果は、
レベルの高い”知的創造”から生まれます。
素敵な土日の過ごし方も、
1日の始まりにどうしたいのか思い描くことから始まります。
”いい知的創造”、心がけたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。