ユスリカの功罪
■おはようございます。紀藤です。
土曜日はテニス。
また日曜日には友人夫婦に
第一子が誕生したとのことで、
産婦人科までお祝いに行ってまいりました。
赤ちゃんを見ると、
「本当に命って不思議だなあ」
とふと思ってしまいます。
■哲学的なお話ですが、
よくよく自然界の色々なものを見てみると、
本当に不思議なものだらけですよね。
例えば、温かくなってくるとあらわれる、
虫たちも不思議なものです。
土曜日に公園でテニスをやっている時に現れた
”小虫の集団”なんかもそう。
よく河原や、木の周りなんかに
集団で飛んでいる、アレです。
なぜ、なんのために、あんなに集団で飛ぶのか?
ばらばらで飛べばよいのに、
わざわざ人に嫌われるようなウザったさを醸し出しながら、
集団で飛んでいるのか?
■「いなくなればいいのに…」
という気持ちもさりげなく抱きつつ、
純粋な好奇心から、調べてみました。
すると、意外な発見がありました。
まず、あの集団で飛ぶ虫の名は、
「ユスリカ」というそうです。
ユスリカは、色々な顔を持ちますが、
主に自然界において「益虫」としての役割を果たしている(!)
とのこと。
(※益虫とは、全体にとって役に立っている生き物のことですね)
ユスリカは、
1、水源地の水をきれいにする
(=有機物を食べて成長するから)
2、土壌の土をきれいにし、良好に保つ
(=1、と同じく汚れた土壌を綺麗にしてくれるそうです)
3、鳥などの生き物のエサになってくれる
とのこと。
害虫としての影響としては、
・大量に飛んでいるのがうっとうしい
くらいのものだそうです。
そして、彼らが集団で飛んでいるのは、
交尾の相手を探している行為だそうです。
※興味がある方は、
http://www.cbr.mlit.go.jp/kisojyo/production/kankyo/yusurika/top.htm
■何だかこの話を聞いた途端、
あの木や公園に飛び回っている小虫の集団も、
”地球を綺麗に保つための生き物”
に見えるようになって、
少し考え方が変わったように思いました。
まあ、飛んでいるのくらい仕方ないか、と。
「7つの習慣」では、
【”経験・情報がパラダイム(=物の見方)を変える】
といいますが、このユスリカについての話も、
パラダイムが(少しながら)変わった例かもしれません。
ユスリカについて、詳しく知りもせず、
・集団で飛ぶイヤな虫
と思うか、ちゃんと全体を知り。
・環境を綺麗にする利益を与える生き物
と思うのか。
もしかしたら、私たちが職場やプライベートで、
ちょっと合わない、あまり好きじゃないと思ってしまう人も、
ただ自分が知らない側面があるだけで、ちゃんと全体を知ると、
「案外イイ奴。結構嫌いじゃないかも」
に変わったりする、
・・・・かもしれませんね。
どんな状況でも”いいところ”、
見つけていきたいものです。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。