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519号 2015年4月20日

「陽転思考」で”考えよう”、としてみる

■おはようございます。紀藤です。

土曜日は会社の同僚と共に、
とある無料のセミナーに参加。

142ヵ国の中で世界第二位の売り上げと、
98%のクロージング率(!)を誇ったという、
スーパー営業ウーマンの和田裕美さんの話などを聞いてきました。

翌日曜日はロゲイニングを、
これまた会社の仲間と参加。

■さて、先ほどお伝えした、
スーパー営業ウーマン和田裕美さんの講演から、
印象に残った話を今日はお伝えさせて頂きます。

※和田裕美氏についてはこちら↓
http://www.ewoman.co.jp/winwin/52/

彼女は完全歩合制の営業で、
非常にシビアな環境で揉まれてきたそうです。

売れなければ、当然お金もゼロ。

電話代も、自分が会社に払います。

あくまでも、商品を借りているだけ。

そんな中、世界2位、98%のクロージング率を
誇るというとてつもない結果を出す中で、
彼女は”「売れる営業」の考え方”なるものに気が付いたそうです。

そしてこれは、営業だけでなく、
あらゆるビジネスパーソンとしても大切な要素である、
そんなお話をされました。


■それがどんなことなのか、というと、

【陽転思考】

というものだそうです。

「陽」に「転」ずる、と書くので、
「いわゆる”ポジティブシンキング”みたいな話か…」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

が、そういうことではないそうです。

こちらは私の解釈ですが、
話のイメージとしては、

・ポジティブシンキング
= 何があっても前向き(そもそもネガティブな事を考えない。ネアカ)

・陽転思考
= 何かあったとき、前向きに”考えようとトライする習慣”
(ネガティブに考えてしまうけど、前向きにとらえ直そうとする)

というような違いでしょうか。
(この微妙な違い、わかりますでしょうか)

言葉を変えて伝えると、
陽転思考とは、

【マイナスをプラスに”捉えようとする”こと】

であり、何かあったときに、
”プラスに捉えなおそうとする思考の筋肉”
と言え、
これは誰でも、”練習や思考の筋トレ”によって鍛えることができる、
ということだと言えます。


■私たちは、それぞれ”考え方のクセ”を持っています。
例えば、財布を忘れたときに、
「今日は最悪の日だ。嫌なことが更に待ち受けているに違いない」
と、マイナスを、更にマイナスの思考で
追い打ちをかけてしまうような”考え方のクセ”を持つ人もいれば、
逆に、
「財布を忘れた。まあそんな日もあるさ」
とマイナスを、さらりと流してしまう(そもそもマイナスとも思わない)
”考え方のクセ”を持つ人もいれば、
はたまた、
「財布を忘れた。最悪だ。・・・でも、家を出てすぐに気が付けてまだましだった。」
とマイナスを考えてしまうけど、その中でもプラスを考えようと粘ったり、
トライしようとする ”考え方のクセ”を持つ人もいるのでしょう。


■もちろん、
昨日まで考えていた”考え方のクセ”を、
急に矯正することはできないにせよ、

”考え方の習慣も、生活習慣と同様に、
練習や継続によって、変えることはできる”

と、和田裕美氏は言うわけです。

そして、このことは、
心理学の教授なり、経営者なり、
また塾の先生なり、数多くの人が主張している事実でもあるようです。

■「7つの習慣」でも、
”第一の習慣 主体的である”の習慣において、
【刺激と反応の間にスペースを空ける】
というお話を伝えています。

”刺激”(=嫌なこと)があったとしても、
”反応”(=どう思い、どう行動するか)は自分で選ぶことができる
という考え方で、
先ほどの話と掛け合わせてお伝えすると、
マイナスな出来事があったときに、

”更に落ち込んでマイナスでとらえるか or はたまたプラスに考え直そうとするのか”

という、”考え方のクセ”の話と同じ話でしょう。


■どちらを選ぶのも人それぞれ。

でも、ネガティブに心を支配されると、
どんどん気持ちが沈んでしまうもの。

ぜひ、

『事実は一つ、解釈は無限』

ということを念頭に、
”何があっても心はプラス”という状態を作りたいものだなあ、
と思う次第です。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 【本日の名言】
絶望的な状況はない。
絶望する人間がいるだけだ。
ハインツ・グデーリアン

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