「一球入魂の精神」がプロへの道
■おはようございます。紀藤です。
先日は4件のアポイントでした。
7つの習慣Outdoorの説明会と、
8月に実施する「5つの選択」の打ち合わせ、
ランチミーティングなど。
最近「多くの方に会う」
という事を心がけているのもあり、
昨日の夜から今日にかけて、
20名もの方と名刺交換させて頂きました。
「出会いは人を変える」といいますので、
このご縁が広がっていくことを期待しつつ・・・
皆さま、ありがとうございました!
■さて最近、私の個人的な、
マイブームになっているのが、
「一球入魂」
という伝統的なフレーズ。
何かを熟達したいと思った時に、
この言葉は本当に的を射ているよなあ、と
ふと思いました。
ということで、
「一球入魂がプロへの道」というテーマで、
お話を共有したいと思います。
■日々私達が生活をしていると
特にビジネスなどにおいて、
「勝負の時」
というものが訪れます。
例えば、
・重要なプレゼン
・昇格試験、資格取得の試験、
・大切な人へ想いを伝えるとき
などなどがそうでしょう。
■そしてそういう”いざ”という時に、
「バシッ!」
とベストパフォーマンスを発揮さえできれば、
いってしまえば、結果は出るわけです。
だからこそ、逆に言えば、
「”いざ”という時にさえできればよい」
「それ以外は悠々自適に、”省エネモード”でいたい」
そんな意見を持たれる方も、
中には、いらっしゃるのかもしれません。
・・・というより、何を隠そう、
私自身がその一人でした
(全然よろしくないのですが…汗)
しかしながら、
「いや、そうではいけない!」
と強く思わされる事が少し前にあり、
気持ちを悔い改めたのです。
■それはテニススクールの練習の時でした。
我ながらナイスなテニスのラリーを、
繰り返した直後、次のラリーを始めようと、
下からポーンと球出しをした球が、
ネットに引っかかったその瞬間、
コーチが私に強く注意をしたのです。
「それ!それ絶対にやっちゃいけないんですよ!紀藤さん。」
ナイスなラリーを繰り返した直後だったので、
正直なところ気持ち的には、
(?? いいじゃん、ただの球出しでしょ?
真剣にやれば、ちゃんと入るし。)
みたいなことを
いの一番におもったわけです。
すると、それを見抜くかのようにコーチは言いました。
「いいラリーをしたから、調子に乗ったでしょ。
そして気を抜いたでしょ。
でも、簡単な球を、気を抜いて打ってミスすると、
それが癖になる。
そうすると、いざ緊張した試合の大事な場で、
そういった簡単なミスが出てしまう。
だから、簡単な球出しこそ、
上手くいった後こそ、真剣にやらないといけないんです。」
■それを聞いて、
まさしく自分の心境を言い当てられているようで、
己の未熟さを思い知ったわけです。
そもそも、たいして上手くもないのに、
「何故ゆえに気合を入れた時だけ、
良い結果が出ると思えるのか」
と自分に問いかけた時に、
そんな巧い話あるわけない、
と改めて気づいたわけです。
たいして能力もついていない人が、
練習で適当に省エネモードでやっているのに、
本番の試合だけ、
気分が向いたときだけ
最高のパフォーマンスが発揮出来る、
そんな甘い話を求めるなど、
あまりにも虫が良すぎるではないか、
と。
■そして、お伝えしたいと思うのは、
これは何もテニスだけに限ったことではない、
あらゆることに共通することではないか、
ということなのです。
例えば、”いざ”という時だけを求めて、
練習をしっかりしない例として、
・準備や練習をしていないのに、
良いプレゼンテーションを期待する
・仕事で、たいして時間も労力もかけていないのに、
ここぞというとき”だけ”、いい結果を期待する
・努力や勉強、対策もせず、
資格や試験でよい結果を求めようとする
などの姿勢もあげられるかもしれません。
練習(日常)のときから、
「一球入魂」の精神でやっていないのに、
いざというときだけ「バシッ!」と決められるなど、
非現実的な話なのでしょう。
■テニスの球を、
練習の時から一球一球真剣に、
気を抜かず気持ちを込めて打つことで
試合でも安定感が増すように、
自分が熟達したいと思うことがあるならば、
一瞬一瞬を真剣にやることで
「どんなときも最高のパフォーマンスが出せる」
という状態に近づこうとするべきだと思うのです。。
■「7つの習慣」でも、
長期的に大きな結果をもたらすためには、
”「習慣」にすることが大事”
と言いますが、
それは私たちの普段のあらゆる姿勢にも
通ずるはず。
何か目指す道があるとするのであれば、
「一球入魂がプロの道」
ということ、
心に留めておいておきたいものです。
自戒を込めて。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。