あらゆることを学びに変える
■おはようございます。紀藤です。
昨日は全社MTGと諸処対応案件で、
1日がバタバタと過ぎていきました。
改めて計画、準備が大事だなあと思う、
今日この頃です。
朝10分、週末30分の計画を
もっと集中して行おうと思います。
反省。
さて、話は変わりますが、
今日は「能力を習得する」ということをテーマに、
少し思う事をお伝えしたいと思います。
■武井壮というタレントがいます。
彼曰く、自身の職業は「百獣の王」だそう。
(そんな職業あるのですね・・・笑)
何となく、芸人的な人なのかな?と思っていましたが、
とあるテレビで彼のプロフィールを聞いたときに、
「凄い人だ!」
と密かに驚いたのを覚えています。
彼は、元陸上競技選手で、
陸上競技・十種競技元日本チャンピオンという、
アスリートとして素晴らしい成績を残しています。
しかも凄いのは、その習熟のスピード。
ウィキペディアを見ると、
こんな説明があります。
”武井壮・・・(ウィキペディアより)
第81回日本陸上競技選手権大会十種競技において、競技歴2年半で優勝する[5]。
100m走ベスト記録の10秒54は2013年現在、十種競技・100mの日本最高記録。
中央学院大学卒業後に陸上をやめ、1998年から2000年までアメリカにゴルフ留学。
2001年1月から2月にかけて、台湾プロ野球リーグ・中信ホエールズの冬季キャンプ特別コーチを務めた後、
同年3月からはスポーツトレーナーとしての活動を本格的に始め、
2010年までの間、陸上選手はもとより、
競輪選手・プロゴルファー・プロ野球選手の個人トレーナーも務めていた。”
とのこと。
すなわち、陸上競技で日本チャンピオンをとっただけでなく、
ひとたび「ゴルフ」を始めれば、
最短で留学生特待生に選ばれ、
はたまた「野球」を始めれば
圧倒的スピードで習得をして、
プロフェッショナルのレベルまで高めていった、
というわけです。
■そんな彼に、ある番組の司会者が、
このような質問をしました。
司会者
「普段どれくらい(ゴルフやスポーツなどの)練習されているんですか?」
すると、彼はこのように答えます。
武井壮
「いや、練習はしないんですよ。
私にとっては、普段の全ての行動が練習なんです」
司会者
「えっ?でも練習しないと上手くならないんじゃないですか?」
武井壮
「”体の動かし方”という意味では、全部同じなんです。
だから、ペットボトルを手で取るときも、
[このくぼみに合わせて一発で握る]みたいに、
身体の動かし方を、いつ何時も意識をしているんです。」
司会者
「なるほど・・・」
武井壮
「だから、新しいスポーツでも、
”どうやって思った通りに体を動かせばいいか”さえわかれば、
すぐできるようになるので、普通の人が3年かかるのを、3週間でマスターできるんです」
■この話を聞いたときに、
「なるほどなあ」と思わず唸ってしまいました。
彼は、あらゆる日常のことを、
例えばペットボトルをとることでも、
椅子に座るときでも、階段を上るときでも、
「”体を動かすこと”を熟達させる」
ことに紐づけて、
【一瞬一瞬から学ぼう、何かを得よう】
としていました。
だからこそ、短時間の中でも、
”圧倒的な習熟度”で成長することができたのではないか、
そう思えるのです。
■同様の話で、
私の友人で、テニスの師匠と仰いでいる人曰く
社会人になって始めた人が、
”圧倒的なスピード”で成長するためには、
”日常のあらゆるシーンで、体の動かし方をイメージすること”
である、といっていました。
(例えば、歩くときに、体重移動を意識するなど。
スイングの体重移動の向上につながるそうです)
つまり、それも武井壮さんの言うような、
「一見関係ない行動から共通点を見つけ、学ぼうとする姿勢」
を高めると、習得のスピードが高まる、
と同じことなのでしょう。
■当然のことながら、1日は24時間しかありません。
仕事も、家庭も大事にしながら、
家事、健康管理、読書、人付き合い、
様々な事をしている私たちに、
与えられた時間は多くはありません。
そんな中で、
・より仕事のスキルを上達させよう
・英語の能力を高めよう
・テニス(ゴルフ)を上手くなろう
としようとするならば、
やはり工夫が必要なのでしょう。
そして、それは武井壮さんがしているように、
1、一見関係なさそう瞬間を工夫して、学びに変えること
2、 ”時間の質”を高めること
この2点が、自らの習熟のスピードを高めるための、
近道になるのではないか、
そのように思うのです。
■「7つの習慣」では、
”第七の習慣 刃を研ぐ”といいますが、
自らの刃を研ぐ(=自分を磨く)スピードも、
ちょっとした工夫で高めていけたら、
皆さまの可能性もより広がるのかも、しれませんね。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。