一流のセールスは、靴紐をいちいち結びなおす
■おはようございます。紀藤です。
先日は3件のご商談。
ご縁を持たせて頂いたものの、
なかなか機会がなく、ようやくお会いさせて頂いた、
Tさん、お会い出来て光栄でした!
最近、お久しぶりにお会いする方、
初めてお会いする方など、
自らの守備範囲(?)の外に出る機会が多くなっていますが、
色々な業界の様々なお話を聞かせて頂くことは、
本当に刺激になります。
ゆっくりお話を出来ていない皆さま、
来週18日の9~11時まで空いておりますので、
もしお時間空いていらっしゃる方がいれば、
情報交換いたしましょう!
(埋まってしまったら、ごめんなさい汗)
さて、本日のお話です。
今日は「神は細部に宿る」という、
有名な言葉をテーマにお伝えしたいと思います。
■10年程前でしょうか。
私が営業を始めて間もない頃、
自己啓発チックな営業本に、
こんな話が紹介されていました。
【三流のセールスは、靴を履くとき、
かかとを踏み潰して履く。
二流のセールスは、靴を履くとき、
靴ベラを使って、スマートに履く。
一流のセールスは、靴を履くとき、
いちいち紐を結び直して履く。】
当時は「へえ、そんなもんなのか」と思い、
なぜなのか理由は考えないまま、
物は試しだ、と思い、
いちいち紐を結び直していました。
・・・しかし、理由がよくわからないので、
そのうち、めんどうくさくなってきます。
いつからか、
紐は結び直さず、靴ベラだけになり、
ふと気付けば靴ベラも使わず、指で履く…
こんな二流と三流セールスの間の、
「靴の履き方」で定着をしておりました。
■しかし、最近ある記事を見て、
「一流セールスがなぜ紐をいちいち結び直すのか」
が、腹に落ちた気がしたのです。
それからというもの、
自らの靴紐をいちいち結び直すようになりました。
そのとある記事に書いてあった内容とは、
「一流の人は、モノにこだわる」
というお話でした。
一流のテニスプレーヤーでも、
ゴルフプレーヤーでも、
料理人でも、デザイナーでも、
その道を極めた人に共通することは、
”最高のパフォーマンス”を生み出すために、
細部に至るまでに、圧倒的に目を配っている”
ということだそう。
一流のテニスプレーヤーは、
テニスのガットのわずかな”たわみ”や
ラケットのわずかな重心の違いを持っただけで感じられますし、
プロのデザイナーは、
デザインの1mmのズレまで見た瞬間にわかる。
また、超一流の料理人は、
野菜を蒸すときのわずか1℃の温度にまで妥協せず、
食材を扱うそうです。
素人から見たら、
「そんなの変わらないじゃないか」
と思うかもしれませんが、
超一流は
”最高・至高・究極のパフォーマンスを生み出す”
ことに全精力を注いでいるから、
パフォーマンスを生み出すあらゆることに関する感度が、
素人と全く違う、
だから違いがはっきりわかる、
そのようにいうのです。
■この話を先ほどの、
”一流のセールスは、靴を履くとき、
いちいち紐を結び直す”
という話に当てはめて考えたときに、
私の中で、合点がいったのです。
これは私の経験則ですが、
超一流のセールスは、
「数多くのお客様のために、
1分1秒を惜しまず、全精力を注ぐ」
ことが共通の特徴として挙げられる、
と感じるのです。
現に、私の周りの優秀な一流セールスは、
皆そのような”こだわり”を持っています。
そして、
「数多くのお客様のために、
1分1秒を惜しまず、全精力を注ぐ」
ためには、自分の持ちうるエネルギーを、
”成果を生み出す活動(=お客様とお会いするその瞬間)”
に集中させる必要があります。
だからこそ、
「(靴紐が緩んで)微妙にフィットしきらない靴」
で歩き回って、無駄に労力を消費すること、
「今日は疲れた…もう考えられない」
そんな状態に自分をさせてしまっては、
成果を生み出す活動に集中できないわけです。
「圧倒的なパフォーマンスを出したい」
「だから、そのために不必要な労力は徹底的に削除したい」
そんな思いを強く持った結果として、
”一流のセールスは、靴を履くとき、
いちいち紐を結び直す”
というエピソードが生まれた、
そう考えてみると、
何となく納得がいくように思ったのです。
■あくまでも、これは私の個人的感想です。
ですが、古くから
”神は細部に宿る”
と言われているように、
美術品でも、料理でも、
ワインでも、スポーツでも、
超一流の世界は、素人にはわからぬ、
圧倒的に細かい違いを競い合っています。
そのことこそが、
「神は細部に宿る」、
たる所以なのでしょう。
と、するならば、
もし私達が一流を目指そうとするのであれば、
逆に考えてみてはどうでしょう。
営業であれ、人事であれ、企画であれ、
もしより上を目指そう、とするのであれば、
【”細部に至るこだわり”をたくさん持つこと】
が、いわゆる”超一流”への近道になる、
と言えるのかもしれませんね。
私もそんな”こだわり”を持てるよう、
頑張りたいなと思う次第です。
(まだまだですが…苦笑)
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。