人生の質は、質問の質で決まる
■おはようございます。紀藤です。
先日は4件のご商談。
また朝はとある大手出版社の「7つの習慣」の
朝活勉強会に参加して参りました。
自主的に勉強会を始めて、
早50回を超えるとのこと。
「人を育てる」「人に影響を与える」、
というのは、このような愚直な取り組みによって、
成されるのだろうな、と身が引き締まる思いでした。
(一緒に参加いたしましたOさん、
ぜひ御社でも”影響の輪”拡げてまいりましょう!)
それでは、早速ですが今日のお話です。
今日のテーマは「質問の力」について。
それではどうぞ。
■”人生の質は、質問の質で決まる”
先日、読んだ本に書いてあった言葉です。
教育研修をしていると、
「質問の力」の凄さを非常に感じるのです。
適切な質問は、
皆さまの思考の焦点を決め、
自分自身の内面を見つめるきっかけになったりします。
人とのディスカッションを深めたり、
人生の意義を見つけたりすることもできます。
場合によってはその質問を考えることで、
涙することさえあります。
しかし、
この一文を見て、
実は私が思っている以上に、
「質問の力」
というものはパワフルで影響力があるのではないか、
そう思ったのです。
■”人生の質は、質問の質で決まる”
先ほど紹介したこの言葉は、
米国の有名なコーチである、
マイケル・ボルダックという方の言葉なのですが、
彼曰く、
「特に、自分に対してする質問の質は、
1、ネガティブ、またはポジティブなフォーカスを生み出す。
2、そしてそのフォーカスが感情を生み出し、行動に影響を与える。
3、すると”人生の質”にまで影響を与える
というものである」
というわけです。
少し具体的に考えてみたいと思います。
例えば、嫌なことが続く時期、
自分に対して、こんな質問をしてみたとします。
「なんで自分にだけこんなことが起るんだ?」
これは、ネガティブなフォーカスですが、
ついつい多くの人がやりがちな質問パターンでもあるそう。
こういう質問を無意識にすると、
ネガティブな質問に連動して、ネガティブな答えが思いつきます。
「上司が悪いんだ…」
「こんな環境を選んだのがダメだった…」
「自分はもともとツイていないんだ…」
すると、浮かぶ答えに感情が引っ張られて
何となく暗い気持ちになる。
そして、行動も消極的になり、
「鈍い痛み」を抱える”思考のクセ”がつく。
このように芋づる式に、
下向きの思考・行動連鎖が起ってしまうそうなのです。
■しかし、質問の質を変えてみるとします。
before「なんで自分にだけこんなことが起るんだ?」
↓
after「この事件の良かった点は何だろう?」
少し内面に変化が起こります。
質問の内容が変わったので、
頭がフォーカスする内容も変わってきます。
「良かった点…、そんな気分じゃないけど、あえて言うならば…」
そんな気持ちを持ちながらでも、
「いい失敗の経験になった」
「まだこれくらいで終わってマシだった」
「痛みに慣れることができた。強くなれた気がする」
など、浮かぶ答えに感情が引っ張られて、
何となく前向きな気持ちになる。
すると、行動も前向きになったり、
痛みを引きずらなくてすむような”思考のクセ”がつき始める、
そんな変化が現れるとのこと。
この両者の違いを考えてみると、
冒頭に申しあげた、
”人生の質は、質問の質で決まる”
というのも、何となくわかる気がするのではないでしょうか。
■「7つの習慣」では、
”刺激と反応の間にスペースを空ける”
という考えが紹介されます。
これは「第一の習慣 主体的である」で紹介される言葉です。
例えば嫌なこと(=刺激)があったとき、
感情に任せてマイナスにふさぎ込むこと(=反応)もできますが、
先ほどご紹介した”質問を変える”のような工夫などで、
【一歩立ち止まって、プラスに考えようとしてみる】
(=刺激と反応の間にスペースを空ける)
ということもできます。
何かトラブルがあったとき、
窮地に追いやられたときほど、
自分の普段の”思考のクセ”がでるもの。
だからこそ、普段から、
「ここから何が学べるか?」
「他にどのような方法があっただろうか?」
「どうしたら、もっとよくできるだろうか?」
「どのようにこれを活用できるだろうか?」
「どうしたらもっと全力を尽くせるだろうか?」
「この状況におけるギフトは何だろうか?」
そんな、”力を与えてくれる質問グセ”を、
自分に対してつけておきたいものですね。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。