成果を上げる人は、「エネルギー管理」がバッチリ
■おはようございます。紀藤です。
昨日もお客様(友人?)とのランチを含めて、
午前午後とひたすらご商談。
最近、夜までガッツリと予定が入っており、
体力の消費が著しい今日この頃。
(自分で勝手に追い込んでいるのですが(苦笑))
やっぱり身体は常に絶好調じゃないとイカンですね。
■さて先日、
世界中で展開する業界トップクラスのコスメ企業の方より
私たちの研修についてご感想を頂きました。
「社内ファシリテーター制度」を利用して、
弊社の新人研修「ディスカバリー」を2014年度導入されたお客様です。
新人の方は、有名な理系大学大学院卒なども含み、
知的水準も非常に高い方が対象でした。
紀藤:ディスカバリーを導入されましたが、半年後の効果はどうでしたか?
Oさん(お客様):
半年後といっても、正直、まだわかりません…
ただ、そもそも、研修を一回やったからといって、
人は劇的に変貌するものではないと思います。
研修は始まりです。
私たちにとって、新人研修「ディスカバリー」の実施は、スタートでしかなく、
新人研修「ディスカバリー」は、【よりよいスタートのための道具】だと思っています。
紀藤:【よりよいスタートのための道具】とは?
Oさん:
【記憶に残る「言葉」と「フレーム」】があるという事です。
「新人研修ディスバリー」の言葉、フレームは、
「7つの習慣」をベースとしているので、インパクトに残ります。
忘れないので、共通言語にすることができます。
紀藤:「ディスカバリー」で習った”キーワード(パラダイム、刺激と反応、などキーワード)”
は皆さん、忘れていないのですか?
Oさん:
はい、皆覚えています。
もちろん人によって感じることが違うので、皆が皆一様ではありませんが、
一人一人がそれぞれ持って帰っているところがあるようで、とても面白いです。
紀藤: また、具体的にいうと、どんな場面で役に立ったのでしょうか?
Oさん:
その後の、「人事との面談」に役立ちました。
弊社では1年間で2~3回ほど、新人と仕事についての面談を行っています。
その際に、ディスカバリーで習った【言葉】を使って
「<パラダイム>は変わった?」
「<意義>を感じられている?」
「<刺激と反応の間のスペース>意識できてる?」
と聞くことで、今の課題についてスムーズにコミュニケーションが出来、
深い話や、アドバイスがしやすくなりました。
■Oさん、ありがとうございました!
確かに私たちの研修では、
【「言葉」と「フレーム」】という、
”記憶に残るための仕掛け”を、何より意識的に作っているので、
その部分をご評価いただくと、とても嬉しくなります。
Oさんの、環境も変わられましたが、
引き続きよろしくお願いいたします。
さて今日のお話。
テーマは、最近の私自身への戒めも込めて、
「疲れと生産性」の関係について、
思うところをお伝えしたいと思います。
■以前、世界的に有名なIT企業の社長が、
「もしグローバルで通用する人になりたいならば」というテーマで、
次のようなことを言っていました。
「圧倒的な成果を出したければ、”徹夜でがんばる” は、いらない。
家に帰って8時間は寝るべし。」
「グローバルの舞台では徹夜でがんばって成果を出している人などいない。
皆、夜たっぷり寝て、昼に集中して仕事をしている。」
「徹夜して、昼眠くなって会議中に眠る。
これほど愚かなことはない。」
■その社長は、誰もが知る、
”世界のスーパービジネスマン”の集団の中で
仕事をしてきました。
彼がその中でわかったことは、
【成果を上げる人は、”エネルギー管理”がバッチリだった】
とのこと。
例えば、
世界のトップが集まるグローバルの会議があったとき。
参加メンバー(各国のリーダー)の多くは、
夜しっかり寝て、朝6時からトレーニングルームで
ガンガン走っていたそう。
たっぷり汗をかいて、シャワーを浴び、それから会議に出る。
すっきりした頭だから、仕事もフルスロットルになれる。
だから、難しいことも澄み切ったクリアな頭で判断し、
決断し、どんどん進めていくことができる。
たまに雑誌で見るような話ですが、
まさしくそうであった、とのことでした。
■もちろん、
”朝6時からガンガン走る””8時間寝る”
というのは極端かもしれません。
しかしながら、事実、
もし徹夜などしようものなら、
20代前半のピチピチの若者でない限り、
次の日は、
「頭がぼーっとする」
「眠くて集中できない」
「決断力が鈍る」
などの症状が現れるでしょう。
そして、
そんな状態で1時間必死に働いても、
なぜか絶好調な時の15分程度くらいしか進まない。
このような現象は、
誰しもが一度は経験があることではないかと思います。
■また、極端に”徹夜”とまではいかなくとも、
「ちょっと無理して、今日は睡眠時間を2時間削ろう」
とした場合でも、多かれ少なかれ、
そのツケは払うことになるでしょう。
なんかダルイ、
なんか元気がない、
なんとなく集中できない…
そんな感覚を覚えた時から、
仕事の生産性も気付かないうちにジリジリと下がり
下向きの生産性の螺旋階段、
疲弊の負のスパイラルが始まり、
そしてますます仕事が溜まり、
加速度的に、雪だるま式に
【”燃え尽き症候群”への谷】
に向かって転がり落ちていく、
そんなことにも成りかねません。
(ちょっと極端かもしれませんが汗)
■改めてですが、
日本人は「気合」「気持ち」で乗り越えようとするらしいですが、
どうやらグローバルのビジネスシーンでは異例なようです。
また「7つの習慣」でも
「第七の習慣 刃を研ぐ」において、
<自分の肉体・精神・知性・人間関係をメンテナンスし続けることが
長期・継続的に成果を出すための必須事項である>、
とも言います。
生産性を下げるリスクを避けるためにも、
また長期的・継続的に成果を出し続けるリズムを作るためにも、
【疲れは翌日に残さない】
ことをモットーに、
”眠る時間を確保するのも仕事のうち”
と考えてみてはどうでしょうか。
そして、一つの工夫として、
・手帳に、”睡眠というタスク”を書き込む
・シャワーでなく、しっかりお風呂につかって、熟睡できるようにする
・アイマスクを買って、すぐ眠れるようにする
・よい枕を買って、眠りを深くする
というような地道な仕組みづくりをすることで
より快適で、楽しい日中の時間を過ごすことができるのではないか、
と改めて思う次第です。
今日の話は、最近の自分への戒めとして(汗)
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。