ブランディングと信頼
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、間に社内ミーティングをはさみ、
お客様先へのご訪問でした。
夜は、お客様同士が実は知り合いだった、ということで
人事の方と「人材教育(と自分達の未来)について語る会(仮)」でした。
(Oさん、Uさん、ありがとうございました!)
その後は、何故か平日開催の十数年ぶりの
中学校の同窓会に少しだけ顔を出し、帰宅。
■さて、本日のお話です。
先日、あるセミナーに参加をした際の
ふとしたご縁より、とある方とお会いしてきました。
その方は、銭湯の三代目をしながら、
ブログのコンサルティングをしている
(そしてビジネス本も出版している)、
非常にバイタリティ溢れる方。
色々と話をしたのですが、
【ブランディングと信頼】
という少し異質な組み合わせについて、
「そうだよなあ」、とふと感じる事がありました。
本日はその内容について、共有したいと思います。
■ちなみにその彼は、
今はやりの(?)、会社や個人の「ブログ」を、
”いかに独創的で、特徴的で、支持されるサイトにするか”
ということの相談に乗る仕事を、
副業として行っているとのこと。
カッコよくいえば、
「企業(または個人)ブランディングのコンサルティングをしている」
らしいです。
そんな彼が言った印象的な言葉が、
【ブランディングとは信頼である】
というフレーズでした。
■日本には1700万ほどのブログがあるそうです。
そして、そこでは色々なテーマで、
多くの人が多種多様な意見を書いています。
そして今の世の中は、
ブログやネットでの集客で、
小さなビジネスが簡単に作れるようになりました。
なので、
「私は、”営業”のプロです」
「私は、”コーチング”のプロです」
「私は、”英語教育”のプロです」
「私は、”経営コンサルティング”のプロです」
などなど、言う人も
同時に増えてきている、そうです。
これ自体は全く悪いことではないですし、
このような独立心溢れる人がたくさんいることは、
むしろ喜ばしいことにも思えます。
■でも彼はこのように憂いていました。
「最近のブログで”自称プロ”という人は、
言葉ばかり先走っていて、中身がないものが多いような気がします。
カッコいいこと言っていても、表面的で、薄っぺらい・・・」
もちろん全員ではありません。
しかしながら、”自称プロ”という人に、
実際に話を聞いてみると、こんな人もいるそうです。
・想いはあるけど、業界のことを全然知らない。
・「任せて下さい!」というけど、成果を出した事例が皆無。
などなど、
【「いい人なんだけど、実力が…」】
パターンの人。
はたまた、
・実績はあるんだけど、なんか高飛車でイヤな感じ。
・実力はあるんだろうけど、金の匂い”しか”しない。
・成功事例はあるけど、人間味がない。(冷たい、業務的)
というような
【「実力はあるんだけど、好きになれない…」】
パターンの人。
■どちらも、絶対悪い、というわけではない。
でも、このような状態で”プロ”と言われても、
「プロというけど、心から信頼しきれない」
と少なからず感じてしまう、
そんな風になってしまいます。
そして、こんな気持ちを作り出してしまう
”自称プロ”の状態で
「セルフ・ブランディングだ!」と、
プロモーションや言葉の力だけを借りて、
金メッキをピカピカに貼るだけ、
表面を良く見せるだけという、
見せかけのスキル・技術を駆使して良い印象を持たせようとしても、
遅かれ早かれ、どこかでばれてしまいます。
■では、
「ブランディング(〇〇の専門・プロ、と思ってもらう)」
ためにはどうすればよいか。
それは、
営業であれ、コンサルであれ、
飲食店であれ、技術者であれ、
人事であれ、企画であれ、
「自分を〇〇のプロ、と思ってもらいたい(自分をブランディングしたい)」
と、もし考えるのであれば、何よりもまず
【信頼されるに足る】
と相手に思ってもらえないといけません。
そして、
「信頼されるに足る」というのは、
人柄がよいだけでなく、
また実績があるだけでなく、
【人格(いい人】&【能力(すごい人)】
の両面において自分を磨き、
真の意味で「信頼される存在」になることを目指す、
ということなのではないでしょうか。
■もちろん、全員が全員、
プロ中のプロを目指しましょう!という話ではありません。
しかし一方、グローバル化だ、なんだという、
今までより競争にさらされる時代において、
「〇〇の専門家である」
と認めてもらえるよう
自分自身の領域において
【人格】と【能力】を磨くということも大切なのだろうな、
と思うのです。
長くなりましたが、
”「ブランディング」(〇〇の専門家と認めてもらう)ためには、
「人格(いい人)」と「能力(すごい人)」の両方をそろえることが大事”
というお話でした。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。