”素晴らしきこと”を”空虚なもの”に貶めてしまわないように
■おはようございます。紀藤です。
昨日は大手IT企業との、合同「7つの習慣」セミナー。
約50名の方にお越し頂きました。
その後はIT、金融企業へのご訪問。
そして夜は英会話。
来月のTOEICテストに向けて目下勉強中。
■さて、今日のお話です。
先日とある会社様と、
「リーダーシップ」について談義しました。
その際に「リーダーシップと信頼」の関係について、
改めて「そうだよなあ」と思うところがありました。
今日はそのお話を少し、共有したいと思います。
私たちのリーダーシップ研修では、
このように言います。
【リーダーは”信頼を呼び起こす”ことが肝である】
「信頼を呼び起こす」というと、
聞きなれないですが、要はシンプルに、
「リーダーは信頼されることが大切」
ということですね。
■さて、皆様、
「リーダーシップ」というと、
どんなことを思い浮かべますでしょうか。
これまた実に様々な定義があるため、
一概に論じることは難しそうな言葉です。
例えば、
「”メンバーと関わる系”のリーダーシップのスキル」
を考えてみると、
・傾聴のスキル
・コーチングのスキル
・コミュニケーションスキル
などがありそうですし、
「”MBA系マネジメント”のリーダーシップのスキル」
なるものを考えてみると、
・市場分析
・会社(チーム)のビジョン構築
・組織体制の見直し
・評価制度の構築
などが挙げられるでしょうか。
とにもかくにもリーダーたる人物は、
このような縦横無尽なスキルを駆使して、
メンバーを巻き込み、成果を出し続けてゆく。
そんな役割を持つのかもしれません。
■話を戻します。
では、このような
「リーダーシップ」と「信頼」、
どのような関係があるのか。
言ってしまえば一言ですが、
【信頼できない人がイイコト言っても、嘘くさく聞こえる】
という、誰もが一度くらい思ったことがある、この感情。
この部分が、
「リーダーである上で、肝になってくる」
と改めて思うのです。
表面ではニコニコ笑顔。
でも陰では他のメンバーのことを
「つかえねえ・・・」と愚痴るリーダー。
また、いつもかっこいい事を言うけど、
結局何もしないリーダー。
人によって態度がコロコロ変わるリーダー。
■このような状態で、
いくら、コーチングを覚えたり、傾聴を覚えたり、
ビジョンを語ったり、評価の正しい伝え方を知ったりしていても、
「〇〇さんは、言っていることが嘘くさい」
と思われた瞬間に、
コーチングも傾聴もビジョンを語るのも、
いくら素晴らしい技術であったとしても、
深い部分をふれられない空虚なものに成り果ててしまう。
これが現場で実際よくあることなのではないでしょうか。
■だからこそ、リーダー、
また人に影響を与えていこうとする全ての人は、
「言っていることとやっていることが同じか」
「不純な動機を持っていないか」
「口だけなく、能力があり、結果を出せるか」
というようなことを、
何よりもまず意識することが大事になるのでしょうね。
当たり前のことですが、
「信頼」というものは、
目に見えないけれど非常に大切なことなのだろうな、
改めて思う次第です。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。