「1日30分勉強する」が続かない理由
■おはようございます。紀藤です。
昨日も新入社員研修の相談で、
3社の企業のご担当者様とご面談。
毎日、新卒研修のお話をしていますが、
未来ある新入社員の教育について考えるのは、
やっぱり楽しいですね。
Yさん、Mさん、お会いできて光栄でした。
引き続きよろしくお願いいたします!
■さて、早速ですが今日のお話。
昨日、「3大続かない行動習慣」というものをご紹介しました。
そしてそれは、
1、ミスをしない (自分を律する行動)
2、勉強する (勉強関係の行動)
3、信頼を得る (立派な言葉の行動)
とお伝えいたしました。
そして、「1、ミスをしない」について言うと、
「〇〇しない」というような
ネガティブな否定形の行動は心理的にキツく、続けらない。
だからポジティブな「〇〇をする」
という言葉に置き換えるとよいのではないか、
そんなお話でした。
今日も続けます。
■本日は
なぜ「2、勉強をする(勉強関係の行動)」が
続けることができないのか?
このことについて、
『絶対達成できる技術』(著:永谷研一氏)を参考に
考えてみたいと思います。
「勉強関係」の行動計画の具体例を挙げてみます。
例えば、
・最新の技術について、1日30分勉強する
・英語の例文を、1日10個覚える
・色々なジャンルの本を、毎月3冊読む
などなど、
熱意溢れる目標を思い浮かべることができますね。
ところが、
「このような目標が続くか」と言われると、
なかなか上手くいかないことが多いそうです。
■それはなぜなのか。
なぜ、「1日30分勉強する」の実行が難しいのでしょうか?
それは、
【「忙しかった」「時間がなかった」に負けてしまう】
これが主な理由になるそうです。
「今日は忙しかったから」
「仕事で緊急の案件が出来てしまった」
「明日は重要なミーティングがあるから準備が必要だ」
などなど、時間が無くなる理由は、日々起こりえます。
だからこそ、
「勉強をする」という行動計画を立てる時は、
【時間を作ろうとする行動】の方がより重要になる”
と考えることもできる、永谷氏はそのように述べます。
■「7つの習慣」においても、
【第三の習慣 最重要事項を優先する】において、より高い成果を出すためには
「緊急でないが、重要な領域(第二領域)」 (=「1日30分勉強する」のような行動のことですね)
に時間を注ぐことが大事である、と言います。
しかしながら、涙ぐましいのが、
この「緊急でないが、重要な領域(第二領域)」は、
”強い意志を持って計画をしなければ、
すぐに「緊急なこと」に吹き飛ばされてしまう”
という特徴を併せ持ちます。
結局、勉強するのも意志、
時間を作るのも意志、という話になるわけです。
■でも、だからこそ、
「勉強する」という目標を立てる際は、
起りうる障害、すなわち、
①「勉強をする」より「時間を作ること」の方が重要
② 時間を作ろうしても、忙しいことに吹き飛ばされやすい
という悲しき特徴を認識した上で、
行動の継続確率を挙げられるように、
意志だけに頼らない”仕組み”も、しっかりと考える必要があるのでしょう。
具体的な”仕組み”の話については、長くなりそうなので、
明日に続けたいと思います。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。