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461号 2015年1月28日

美点凝視の姿勢

■さて、早速ですが今日のお話です。

本を読んでいて、なるほどなあと思わされた内容。


日常的に学びを得るためには、
「他者の良いところ、長所しか見ないようにすること」
すなわち、「美点凝視を心がける姿勢」も不可欠です。

ただし、これは意識していても、
なかなかできるものではありません。

人間というのは、放っておくと、知らず知らずのうちに人のあら捜しをしてしまう生き物であり、
つい「他者の悪いところ、短所」に目が向いてしまうからです。

ためしに周囲の人を見回してみてください。

「あの人はここを改善すべきだ」ということは、
いくらでも気が付くでしょう。

しかし、「この人はここが素晴らしい」「ここを見習いたい」ということになると、
よほど相手を尊重し、学ばせてもらおうという謙虚な気持ちを持たない限り、
なかなか見えてこないもの。

(中略)

もし、相手の美点に注目せず、
会う人、触れる人すべての「汚点」「醜点」にばかり
目を向けていたら、自分があらゆる面で優れていると錯覚してしまうでしょう。

心には偽物の余裕が生まれ、成長は止まってしまいます。

『変われる人』 著:鮒谷周史


■相手の「汚点」はつい見てしまう。

でも、そればかり見ていると、心に”偽物の余裕”が生まれ、成長は止まってしまう。
だからこそ、「美点凝視の姿勢」を戒めなければならない。

本当にその通りだなあ、と思わされます。

「7つの習慣」で、全ての習慣に入る土台、
”基礎原則”と呼ばれるパートにおいて、
【パラダイム(ものの見方)が、行動を変え、そして結果を変える】
という原則が世の中にあることを、
知っておくことが大切である、と言います。

”相手の汚点”に注目したパラダイム(ものの見方)を自分に許すのか、
はたまた、
”相手の美点”に注目したパラダイム(ものの見方)を自分に戒めるのか、
このレベルであれば、自分の意志で気を付けられそうな気もします。

「美点凝視」で他者を認め、
他者から学び、自らを成長させつづけられる習慣、
ぜひ作っていきたいものです。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。
新しい目で見ることなのだ。

            マルセル・ブルースト

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