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459号 2015年1月26日

物より思い出

■おはようございます。紀藤です。

週末に、7つの習慣Outdoorでお世話になっている、
森と湖の楽園に行ってまいりました。

打ち合わせ&プライベートで伺いましたが
図らずも素晴らしい快晴で、
季節の富士の絶景が印象に残っています。

改めて、自然は素晴らしい!
7つの習慣Outdoorもオススメです。

■さて、今日のお話です。

テーマは「幸せのヒント」について。

”物ではなく体験”にお金を使う意味を考えさせられる内容です。

ではどうぞ。


誰かと食事や旅行に行くなど、
「物」ではなく「体験」にお金を使うことは、
自分の幸福度に加えて、
一緒に過ごした人の幸福度も高める。

物を購入した場合、
買った当初のうれしい気分は時間とともに色あせてしまう。

だが、
旅行などの楽しい体験にお金を使った場合、
実際の楽しい経験に加えて、
その日を楽しみに待つ時間と、
長く忘れられないような思い出が得られる。

思い出のためにお金を使うと、
人と関わることで「人間関係の幸福」が満たされ、
それが時間を経ても色あせることがない。

だから「物より思い出」にお金を使うことは理にかなっているのだ。

『幸福の習慣』 トム・ラス/ジム・ハーター 共著


■人によっては、
「旅や体験は形に残らないから、もったいない」
という人もいるかと思います。

もちろん、その考え方は人それぞれ。

しかし、上のお話の考え方によると、
体験から得られるものは、
・楽しい体験そのもの + 思い出
であり、更にそれに加えて、
・その日を楽しみに待つ時間
・一緒に過ごした人の幸福
・時間を経ても色あせない人間関係の幸福
という、
”かえがたい幸せ”もたくさんついてくる。

だから、

「物より思い出は理にかなう」。

そう、述べているわけです。


■この話を聞いて、私は「なるほどな」と強く納得、共感してしまいました。

確かに、今までの自分の人生を振り返ってみると、
「ああ、プレステを買って、自分は最高に幸せになったなあ」
など、物を買って幸せ!と思えたものは、あまりありません。

でも自分がお金と時間をかけた”体験”を考えてみると、

「5歳の頃、家族で行った宮崎の海で、カニに指を挟まれて泣いた」(ホント)
「ハワイのスカイダイビングは一生忘れられない体験だった」(ホント)
「日本縦断ヒッチハイク旅行(北海道~九州)はよい経験だった」(ホント)
などなど、数々の”体験”こそが、
胸に刻みつけられ、一生なくすことのないもので、
かつ、かけがえのない思い出になっていることに気付かされます。

そして同時に、それが今の自分、
そして人間関係を作ってくれている、
そう強く思えるのです。


■ちなみに、「7つの習慣」においても、
私達がより充実した、効果的な人生を歩む上で

【物中心の人生になってはいけない】

といいます。

物やお金はもちろん大事。

でも、それ以上に大事なのは、
”「自分自身の健康」や「人間関係」などを大切にし、
 そしてそのバランスをとることである”
というようにコヴィー博士もいいます。

ぱっと見、形に残らないものこそ、
実はとても大切なものなのでしょう。

というわけで、多少のお金や時間、手間がかかっても、
「素晴らしい体験を、家族や友人と共にする」
という機会を積極的に作ることも
価値があることなのだろうな、と思う次第です。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 人間たちはもう時間がなくなりすぎて
ほんとうには、なにも知ることができないでいる。

なにもかもできあがった品を、店で買う。
でも友だちを売ってる店なんてないから

人間たちにはもう友だちがいない。

        『星の王子さま』のキツネの言葉 

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