野鳥の哲学
■おはようございます。紀藤です。
昨日は成人の日でしたね。
素敵な20歳の方がたくさんいて、その可能性にちょっと羨ましくなりながら、
私はとある講演会にいってきました。
スピーカーは野球のコーチとして
日本一4回、リーグ優勝7回を達成した尾花高夫氏。
球界における伸びる人材とは、
”素質”だけでなく、”考え方”がいい人材である、
といっていたのが、とても印象的で、成人の日に自分も気持ちを新たにさせられました。
(ご紹介頂いたSさん、ありがとうございました!)
■さて、今日のお話です。
興味深い寓話を見つけましたので、
一つご紹介させて頂きます。
それでは、どうぞ。
ジーランドの湖に一人の善良な老人が住んでいた。
老人は毎年遠くから飛んでくる野鴨たちに、美味しい餌を与えていた。
野鴨たちにとって、美味しい餌もあり景色もいい。
この湖で過ごす季節は、豊かで健康的で恵まれたものだった。
しかし本来、野生の鴨は渡り鳥だから、ひとつの湖に住みつくことはない。
ある季節を過ごしたあとは、餌を求めて次の湖に飛び立つ習性がある。
ところが鴨たちは、だんだんと考え始めた。
こんなに景色が良くて、こんなに美味しい餌があるのに、
何も大変な苦労をして餌を求めて次の湖に飛び立つことはないのではないか。
いっそのことこの湖に住みついてしまえば、毎日が豊かで楽しく健康的で、恵まれているのではないかと。
そんなことで、この鴨たちはジーランドの湖に住みつき、羽ばたくことはなかった。
それからの野鴨の生活は、なるほど確かに恵まれていた。
そんなある日、野生の鴨たちに重大な出来事が起きた。
おいしい餌を用意してくれていた老人がとうとう死んでしまったのだ。
明日からの食べるものがなくなった。
野鴨たちは次の湖へ餌を求めて飛び立とうとする。
しかし、どうしたことか、数千キロも飛べるはずの羽の力がまったく無くなって、
飛ぶことはおろか駆けることさえも、ろくにできなくなっていた。
さらに不運は続く。
近くにあった高い山からの雪解けの激流が湖に流れ込んできた。
他の鳥や、動物たちはとびたったり丘に駆け上がったりして激流を避けたものの、
醜く太ってしまったかつての野鴨たちは、なすすべもなく激流に押し流されてしまった。
「野鴨の哲学」より
■なんとなく、
「まさにビジネスでの私たちに似ているなあ」
と感じたのは私だけでしょうか。
この野鳥と同様、ビジネスにおいて、
今いる場所が、落ち着いていて居心地がよい場所だとしても、
それが未来永劫、ずっと続くという保証はありません。
しかしながら、居心地がいいと、
努力をすることもなく、
何となくその甘く気持ちのよい環境に定住してしまう・・・
もしかすると、つい油断して、
私たちもついついこんな考え方をしてしまうのかもしれません。
■「7つの習慣」では、
【P/PCバランス】という考え方があります。
これは、“継続した成果を生み出すための方程式”のようなものです。
平たく言うと、
”P(Product)= 望む成果”を出し続けるためには、
”PC(Production capability)=成果を生み出す能力""""
を磨き続けなければならない
という内容。
例えば、スポーツ選手は、
よりヒットを打つ能力を高めるために、日々練習に練習を重ねます。
素敵なレストランも、
お客さんを喜ばせるために、今のメニューだけでなく、
新しいメニューを日々考え続けます。
お客さんを呼ぶ能力を高める努力をし続けているわけです。
このような活動が、
今だけでなく未来にわたって”期待する成果(P)”を【生み出し続ける】ための活動、
すなわち、”PC活動”であると言います。
そして、この“PC活動”を日々し続けることでこそ、
私たちは成果を出し続けることができる、
「7つの習慣」ではそのようにお伝えしています。
■上のお話の野鳥のように、
「今がいいから」と居心地の良い状態を甘受するだけでは、
自分自身の能力は低下していくばかりです。
激流といっても過言ではない今の時代、
”もしも”とか”万が一”があったときに
いつでも羽ばたけるように、常に準備をしていること、
そのために、
今望むものが与えられているからOKとするのではなく
「未来もずっと望むものを得られるかどうか」
「自分はそのために能力を磨いているだろうか」
という視点で、常に自分自身を律することが重要なのではないだろうか、
と改めて思う次第です。
太って、飛び立てず、激流に流されないように、
シェイプアップは大事ですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。""