消極的な言葉をつかっちゃダメよ~、ダメダメ
■おはようございます。紀藤です。
朝からふざけたタイトルで失礼いたしました。
(流行に乗ってみました)
先日、私の好きな日本の哲学者
中村天風氏の本を読んでいて、
改めて納得させられて、このタイトルをふと思いついてしまいました。
今日はその内容を、
少しだけご紹介したいと思います。
(ちなみに中村天風氏とは
山本五十六、松下幸之助、原敬、双葉山など
日本の礎を築いた経営者や政治家などが師事したヨガの達人。凄い人です)
それでは、以下、天風氏のお話です。
タイトルは、
「消極的な言葉をつかっちゃダメよ~、ダメダメ」。
(←タイトルは私が勝手に付けました。すみません)
(中村天風氏・講演より抜粋)
たとえば、体が悪いときなんかに、
ここがつらいとか、ここが痛いとか、
ここが悩ましいとか言うのは構いませんよ。それは感じだから。
それを逆に言ったら、嘘を言っていることになるもんね。
痛いのは痛いでいいよ。
けど、その後がいけないんだ。あんた方は。
「痛くてしょうがねえ。どうにもしようがねえ」とか、
「ああ、死にそうだ」とか、
「ああ、これでもうだめだろう」とか、それがいけないんだ。
たとえば、時候のごときでも、寒いとき、
「寒いなあー、やりきれないな」
これがいけないんです。
寒いの暑いのは感覚だから言っていいよ。
でも、どうせいうなら、後にもっと積極的な事を言ったらいいじゃない。
「寒いなあ、余計に元気が出るな」
こういえばいいんだ。
(中略)
人間の気持ちというものは恐ろしいもんなんだよ。
けっきょく、言葉っていうものは、おっかないもんなんだよ。
できるだけ晴れ晴れとして、言いながらも
自分の気持ちが何ともいえない嬉しさを感じるような言葉以外のものは、吐き出さないこと。
積極的な言葉のみをつかって生きている人が多くなれば、
この世は期せずして、もっともっと美しいりっぱな世界になる。
だから、どんな場合があっても消極的な言語表現をしないように、
気をつけなさいよ。
『成功の実現』 中村天風述
■嫌なことがあったとき、
ちょっと落ち込んだときに、消極的な言葉を連発していると、
その言葉でますます嫌な気持ちになる、
そんなことないでしょうか。
誰かから楽しくない愚痴を延々と聞かされるのは、
あんまり気持ちのよいものではないですよね。
同様に、自分自身の発した消極的な言葉(愚痴)も、
耳に入り、同様に自分に影響を与えてしまう、
そんな事が心理学的にもあるようです。
■「7つの習慣」でも、中村天風氏がいうのと全く同じように、
”主体的な言葉(積極的な言葉)を使うことの大切さ”
を強く述べています。
自分にも周りにも、多かれ少なかれ影響を与える言葉。
であるならば、
「消極的な言葉はつかわない!元気が出る積極的な言葉だけを使う」
と単純にルールを設けてみるだけでも、
1日がよりハッピーになるのかもしれませんね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。