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428号 2014年12月4日

気付いたら、成長していた

■おはようございます。紀藤です。

先日は、何かを習慣化させるためには、
「意志の力に頼ってはいけない」
というお話をしました。

意志は脆く、ぶれやすいため、
やる気・意志に頼る形で習慣化しようとしても殆どの場合失敗する、
だからこそ、やる気・意志に頼らない「仕組み」を作ることが大切である、
そんなお話でした。

本日も続けます。


■私の中で、最も優れた「仕組み」の一つである、
と勝手に思っている物があります。

習慣化し結果を確実に出す、優れた「仕組み」の一つ、
それは、

(ちょっと厳しめの)「部活」

だと思うのです。

この仕組みを、私は【部活理論】と(勝手に)名づけました。

この「部活理論」の効能について
一つ、私の話を例に挙げてみたいと思います。


■私は中学時代、ハンドボール部でした。
(入部の動機は友達が入るから、という非常に受け身なもの)

背の順で前から2番目、足も遅く、
運動ダメダメ極まりない当時の私にとって、
部活とは「嫌なもの」でしかありませんでした。

特に朝練など苦痛のオンパレード。
真冬に外周を走りに走らされ、
拷問以外の何物でもありません。

「じゃあ辞めるか」といっても、
そうは問屋が卸さないのが部活。

部活には色んな「仕組み」(しがらみ?)があるからです。

1、サボると監督の先生から怒られる (強制力)
2、しんどいけど頑張ろう、という励まし合う仲間の存在 (仲間)
3、部活にいかないと仲間から「何で部活いかなかったん?」と言われる (継続する場+仲間からの衆人環視)

というわけで、
そんな「仕組み」(しがらみ)の元、
嫌だ嫌だ、ダルいダルいと言いながらも、
3年間続けることになった結果、

【気付いたら、成長していた】

という状態になっていたわけです。


■昨日は「意志に頼るな」というお話でした。

そして「意志に頼らず」、
その代わりに「仕組みに頼る」ことが、
習慣化の成功率を高める上で大切というお話でした。

上記の「部活」のような仕組み、
何もハンドボール部だけの話ではありません。

会社でも、何でも、
人とルールさえ決めてしまえば、
勝手に回り始める仕組みだと思います。

部活のように、
1、仲間
2、場
3、強制力
4、衆人環視(見られていること)
これを整えることが、
「気付いたら、成長していた」
という結果を生み出すために、考えるべき仕組みではないか、
と強く強く思うのです。

「部活理論」、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 「そのうちやる」という名の通りを歩いて行き、
行き着くところは「なにもしない」という名札のかかった家である。
                   
                  セルバンデス

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