意志の力など、ないと思え
■おはようございます。紀藤です。
先日は愛知へ。
先日お客様と”時間管理”について
ディスカッションをしているときに、
こんな議題になりました。
「何をすればいいのかはわかる。
でもどうしたら習慣化できるのかがわからない」
返す言葉もないほど、
人材教育の難しい点を一言で表しています。
■実はこのことについて、
あるセミナーに参加をしたとき、
非常に印象深いことを言われ、
はっとさせられた経験があります。
(残念ながらそれは、「7つの習慣セミナー」ではなかったのですが汗)
その言葉は、
【「意志の力」など、ないと思え】
というお話でした。
「いやいや、何かを習慣にするためには、
むしろ「意志力」を鍛えないといけないんじゃないの?!」
当時の私はそう思いました。
しかし、よくよく話を聞くと確かにその通りだ、
と思えてきました。
その時の話は、こんな内容でした。
<「意志」に頼ってはいけない理由>
1、「意志」は基本的にブレる。(凄い人以外は、基本ぶれる。そして私たちは普通の人である)
2、モチベーションは基本的に、下がっていく。「意志」もそれに伴い下がる。(だから「セミナー中毒」のような人が現れる。下がってはセミナー、下がってはセミナー)
3、「意志」に任せてやったり、やらなかったりすると、当然、結果もでない。 (継続してこそ、目に見える結果はでる)
4、だから、「意志」に任せて習慣化しようとするのは、ほぼ失敗する。
確かに、セミナー直後はやる気に溢れ、例えば、
「未来のために勉強しよう!」と決意しても、しばらくすると
↓
「まあ、今日くらいいっか」となり
↓
「今日は忙しい、まとめて明後日やろう…」となり、
↓
「ちょっと今期までは忙しいから、来期から仕切り直し」
となり、やろうとした痕跡すらなくなっていく・・・
こんなことがしばしばあるように思います。
■では、どうすればいいのか。
この時、とても重要になるのが、
【「意志」や「やる気」に頼らない仕組みづくり】
だと思うのです。
例えば、
「半年後までに〇〇する、と宣言する」
「一緒に頑張る仲間を見つける」
「振り返り続ける場をつくる」
などの強制力で自分を縛るのも
効果的な方法の一つでしょう。
(私のメールマガジンも、
誰かに見られている、という感覚があるから、
意志薄弱な私でも続けていられます)
■「7つの習慣」においても、習慣化のためには、
”「やる気」だけではなく、「知識」や「スキル」(テクニック)が必要”
とコヴィー博士はいいます。
何かを習慣化しようとする際は、
もちろん「やる気」も大事ですが、
成功の確率を高めるための仕組みづくりも
重要なのではないでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。