あなたがの〇〇には、私は興味がない
■おはようございます。紀藤です。
週末に、高校時代の部活の仲間と
10数年ぶりに忘年会がありました。
それぞれ家庭、仕事、取り巻く環境は違うものの、
昔のまま繋がっていられることを、
とても貴重に思えました。
多感な時期に心を通わせ合った仲間だからこそ
(というとちょっとオーバーですが)
深い部分も理解し合えていて、
生涯の友人でいられるのかもしれません。
■さて今日は、ネイティブアメリカンの古老、
オリア・マウンテン・ドリーマーの詩を一つ、
ご紹介させて頂きます。
物事の本質は何か、考えさせられる詩です。
「誘い」
あなたが何で生計を立てていようと、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、
あなたが何で胸を痛めているか、
そしてあこがれとの出会いを夢見る勇気を持っているかどうかだ。
あなたが何歳だろうと、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、
あなたが愚か者に見えるのも覚悟のうえで、
あえて愛を、夢を、生きるという冒険をもとめるかどうかだ。
あなたの星座が何座だろうと、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、
あなたがあなた自身の悲しみの中心に触れたかどうか、
そして人生の裏切りによって心を開かれたのか、
それとも縮みあがり、さらなる苦痛を恐れて心を閉ざしてしまったのかだ。
わたしの苦痛だろうと、あなたの苦痛だろうとかまわない。
あなたが苦痛に耐えられるかどうか、
そして苦痛を隠したり、薄めたり、とりつくろったりするためにじたばたせずにいられるのかどうか知りたい。
わたしの喜びだろうと、あなたの喜びだろうとかまわない。
あなたが喜びとともにいられるかどうか知りたい。
あなたが野生とともに踊り、手足の先まで歓喜に満ちて、
わたしたちに用心せよとか、現実的になれとか、人間の限界を思い出せなどと警告せずにいられるかどうか知りたい。
あなたの話していることがほんとかどうか、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、
あなたが他人を落胆させることを恐れずに、自分に正直になれるのかどうか、
そして裏切ったと非難されても耐え、自分自身の魂を裏切らずにいられるかどうかだ。
あなたが誠実で、それゆえに信頼できる人間なのかどうか知りたい。
きれいでない日常的なもののなかに美を見いだすことができるのかどうか、
そして自分の生の源は神の存在にあると言えるのかどうか知りたい。
あなたが失敗に耐え、湖の縁に立って銀色の月の呼びかけに答えることができるのかどうか知りたい。
あなたがどこに住んでいようと、どのくらい金を持っていようと、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、
悲嘆と絶望の夜のあと、疲れ果て、骨の髄まで打ちのめされて、
それでも起きあがり、子供たちのためにせねばならぬことをなしうるかどうかだ。
あなたが何者なのか、どうやってここに来たのか、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、
わたしと一緒に炎の中心に立ち、しりごみしないかどうかだ。
どこで、誰と一緒に、何をあなたが学んだか、わたしには興味はない。
知りたいのはむしろ、ほかのすべてが崩壊したとき、
何があなたを内から支えるかだ。
ひとりぼっちでも平気かどうか、
そして孤独なときの自分をほんとうに好きかどうか知りたい。
■いかがでしょうか。
大切なことは何なのか、
私たち自身に問われているような気持ちがする詩です。
「7つの習慣」でも、
私達が長期・継続的に栄える
真に充実した人生を送ろうとするのであれば、
【”表面”でなく、”根”に目を向けること】
がとても大切である、と伝えています。
何ができるとか、〇〇の資格を持っている、とか、
確かに大事なことかもしれません。
でも、それ以上に、
「どんな人間であるか」という部分にも目を向けて、
日々磨いていきたいと思う次第です
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。